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ひとりごと

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日記のようなものや思い出を綴っています
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#海

大切な人を想う◇追懐②

大切な人を想う◇追懐②

私は母ひとり子ひとりの母子家庭で育った。父親には一度も会ったことがないので顔も知らない。
そのことを不幸だと思ったことはなくて、居ないものをねだるような子供ではなかった(そんな頃から冷ややかな性格だったのかもしれない)。
母と私は親子であって親友でもあって、私が大人になるにつれて少し頼りない母は時々、妹のような存在でもあった。
子供の頃は母方の祖父母と4人暮らしで、祖父は父親代わりをしてくれていた

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母の初盆と私の記憶◇追懐①

母の初盆と私の記憶◇追懐①

2021年8月12日
昨年9月に逝去した実母の初盆法要だったので仕事は今日から盆休みを取っている。
前日から祭壇の準備をしていたのだが回転灯の組み立て書がその役割を全く果たしていないことが何だか可笑しくて、独り言を言いながら2対の回転灯を組み立てた。
今回初めて盆提灯の回転灯を購入したのだけれど、電球の熱を利用して円状のフィルムが回転すると言う仕組みになっていて小学校の頃の理科の授業を思い出した。

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猫の機嫌と読書

猫の機嫌と読書

「本とか読まない人だと思っていました」

仕事で出入りしている医療機関には20程の医療情報システムが導入されていて私はそれらの統括を任されている。
定期的にシステムメンテナンスを実施するのだが、つい先日それがあって導入メーカーからシステムエンジニアが来院して一緒に立ち合い作業をすることになっていた。
名前をT君としよう。
このT君は以前にも別の医療機関で長期間作業を共にした経緯もあって、手が空くと

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母の誕生日

母の誕生日

今朝方、夢を見た。
これまで見ることがなかったのに、昨年亡くなった母が夢に出てきた。
母は楽しそうに留め袖の話をしていて、私はその話に相槌を打ちながら聞いていると言う夢。
目が覚めてからも母の楽し気な声の余韻が残っていた。

今日は母の誕生日なのだ。
ケーキが食べたくて夢にでてきたのだろうか。ちょっと母らしい。
だからと言う訳ではないけれど、例年通り母にケーキを買って帰った。

昨年の誕生日に古希

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連鎖

連鎖

深読みも不要なほど真っすぐ届く言葉に嘘は隠れていない。
何気なく添えられた一言が、ささくれた心を潤してくれることがある。
用意された定型文ではないから、余計に響いて届くのだろう。
何かにつけて優劣が競われる世知辛い世間にあって、巡り合わせのように幸福な出来事に遭遇すると自分も誰かに何かできないかと、おこがましくも思ったりする。

誰も傷ついたりしない幸福の連鎖。
そう言う連鎖が続くといい。
そして

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ある日の戯言

ある日の戯言

新年度が始まった。
仕事が立て込んでいて、ここ三週間ほどは激務が続いた。
「忙しい」と口にするのはあまり好きではないけれど、日にちと時間の感覚が怪しくなって、かろうじて曜日だけ認識しながら仕事以外では人として最低限の役割をギリギリ果たす日々だったので、来年の同じ時期の戒めとして書いておきたい。

とんでもなく忙しかった。

4月1日は、仕事で出入りしている医療機関でも新卒の看護師さんや理学療法士さ

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四季

四季

歳を重ねるたび、一年が瞬く間に過ぎてしまい本当に365日を暮らしてきたのか疑いたい気持ちになる。
いろんなことを見落として、それすら気付かないまま生活しているのだとしたらもったいないことをしているなと思う。

ひと雨ごとに暖かくなる時期がきた。
次の季節に移り行く僅かな瞬間も趣きがあっていい。
梅雨の雨間に目が覚めるほどの青空が覗く時期、金木犀が香ってくる時期、日に日に空気が凛と澄んでくる時期。

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