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個別最適な学びについて考える(54)ー大村はま(1986)教えながら教えられながらーから

おはようございます!
みなさま年度末お忙しい中お疲れ様です!
少しでも時短で情報を入れたいという人向きに毎回1000字程度の記事を書いているのでぜひ一読お願いします!

実はツイート5個分くらいを意識して更新しているんですよ。笑
読んでもらうためには,読みやすさも重視ということで読んでもらっています。ちなみに挨拶は200文字あるので実質残りの800字が重要ということですね!時間がない人は挨拶を飛ばしてすぐ読んでください。笑

本日は「大村はま(1986)教えながら教えられながら.長野県国語教育学会,長野」です。それでは早速読んでいきましょう!
(引用の書き方が間違えていたらすみません、今回ちょっと書き方がいつもと違うのでわかりませんでした)

 私の手びきは、もともとてびきのてびきと言っておりました。なぜって言いますと、教科書についているのがてびきですから。このことは、西尾実先生の教科書をおてつだい致しました時に、学習のてびきをつけないと文部省で通りませんので、先生は「いらない!」とおっしゃったんです。
 ですけれども付けなければ通りません。じゃあ付けるということになって作ったんです。そしたら、「こういうのはてびきじゃない。こういうのは先生が考えるから、こういうのをてびきというのはおかしい。これは問題集であって、これをどういうふうにやるかという、そのもうひとつあるはずだ。それがてびきというものだ。」私達は何のことだかわからない。
 そしたら、先生が自分で書いてお見せになって、「こういうのだ」とおっしゃったんです。それは誠にやさしいものでありまして、「先生、こんな子どもだましのような問題じゃあ通りませんよ」と言って、先生はいやな顔をしたけれども。通俗的なああいうてびきが、少し上等ですね、付いています。

大村はま(1986)教えながら教えられながら.長野県国語教育学会,長野

最近は個別最適な学びのために,学習のてびきを示すことが多くなってきました。その方ができる子たちは待たずにどんどん進めるようになっていくため,他の子の個別支援などが行えて,教師にとっても重要なものになってきました。

一方でこの大村先生の指摘のように,どこをやるかに関しては教科書に書いてあるので,その内容をどのように学んでいけばいいのかということを示さなければいけません。
内容を覚える,まとめることは言わずもがな子どもたちは知っているかの腕が高いです。しかし,それをどのように学んでいけばいいのかまでは,教科書に少ししか書かれていません。

おそらく問題にしたいのは,

教科書を使った(学習内容のてびき)学習方法(学習方法のてびき)をてびきのてびきと呼ぶのではないでしょうか。

そこを示すのが教師の腕の見せ所なんてことも書かれていました。さすが大村先生カッコよすぎます。笑
少しでも自分達も追いつけるように勉強していきたいです。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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