6月の振り返り|人生が、動きはじめた
2020年が、ちょうど半分終わった。
あっという間だったけれど、たしかに自分は少しずつ、前に進んでいる気がする。そんな実感が湧きはじめた6月、わたしの人生は、さらに大きく動き出した。
120%の力を振り絞って走り続けている日々の中で、それでも自分と向き合う時間の大切さを、最近ひしひしと感じる。
ゆっくり立ち止まることはできないけれど、今夜はそのスピードを、ほんの少しだけ緩めて。6月の、振り返りをしようと思う。
6月の目標と結果
▼6月のテーマ
インプット・アウトプットの質を上げるために、見極めて「減らす」
▼6月の目標と振り返り
6月の達成度:8 / 10
①健康
・なんだか疲れたなと感じたら、一旦立ち止まってその行動をやめてみる…△
・週に1回は「心や身体を我慢させない日」をつくる…○
・毎日30分、ひとりで考えごとをする時間をつくる…△
・コーヒーを飲むのは寝る2時間前までにする…×
②人間関係
・仕事で関わる人に対して、自分の感情や想いを言葉にして伝える…○
・相手との関係性においてプラスになりそうなことは、言葉や行動で表す…○
③力
・noteを週に1回は更新する…○
・毎朝「やるべきこと」を並べて精査する時間をつくり、取捨選択してから取り組む習慣をつける…○
④自由
・週末のうち1日は、インプット・アウトプットするための時間を確保…○
・勉強のための投資は惜しまず、娯楽のための浪費は1日寝かせて考える…○
6月の振り返り
6月は、「インプット・アウトプットの質を上げるために、見極めて『減らす』」をテーマに過ごしていた。
やりたいこと、やらなきゃいけないこと。たくさんありすぎて、パンク状態だった5月から、捨てられるものは捨てて、減らせるものは減らして。
仕事もプライベートも、「今この瞬間、自分がやらなくてもいいこと」を一つずつ手放す練習をして、はじめの一歩は踏み出せたかなと思う。
とはいえ、6月も各方面で大きな課題がいくつも見つかって、また新たな山の麓で山頂を見上げている気分だ。
ここからは、そんな6月を、詳しく振り返ってみる。
①健康:自分のこと、まだ全然分かってなかった。
できたこと、よかったこと:
・ノイズキャンセリングのイヤフォンを使いはじめたら、日々の騒音のストレスが70%くらい軽減した
・早めに病院に行ったことで、重症にならずに済んだ
できなかったこと、悪かったこと:
・7年ぶりの家族5人での共同生活に、ストレスが溜まってしまった
・家族の食事にあわせていたことで、甘いものや炭水化物を取りすぎた
・睡眠時間を削って、仕事や課題に取り組んでしまう日が多かった
・身体が思うように動かず、初めてジムをキャンセルしてしまった
・人生で一番、病院に足を運んだ1ヶ月間だった
6月は、心の健康状態が今までで一番良かった。「今が人生で一番楽しいかも」とすら思っていて、仕事も勉強も、日々実力の150%くらいのエネルギーを注いで走り続けていた。
「心が元気だから、身体も元気。」そう疑いもせずに思っていた。だからわたしは、たぶん身体の疲れを見逃していたのだ。
その結果、「ストレスと疲労が原因」の、病気にかかってしまった。
自分では、全く気づかなかった。予兆もなかった。
診断を告げられたときは、心底驚いたし、ショックだった。
だけどよくよく考えてみたら、6月のモチベーショングラフは下旬にかけて急に低下しているし、日記を読み返すと、後半は「健康状態」に×がついている日が多くて、「なんだかやる気が出ない」と書かれている日もあった。
ちゃんと心の声を言葉にしていたのに、見えていなかったのだ。
病気になってみて、「きっと、これは身体からのサインなのだ」と思った。年末までずっと走り続けなきゃいけない自分が、下半期を健康に乗り切るための、意識と行動の変革を、身体から求められているのだと。
そう解釈したから、7月は、心や身体のことをもっと勉強することにした。自分を労る方法を知って、休ませる練習をしよう。
2020年の残りの半分も、すこやかに、自分のペースで、走り抜けることができるように。
②人間関係:「人間関係の癖」が、浮き彫りに。
できたこと、よかったこと:
・「好きだな」「仲良くなりたいな」と思った人に、思い切って連絡をしてみた。好きだと伝えてみた。
・今までの自分だったら、相手の反応をうかがって口にしなかったようなことを、きちんと言葉にして相手に伝えることができた
できなかったこと、悪かったこと:
・自分よりも弱っている相手のことを気遣って、しんどくなってしまった
・頭の中が「やるべきこと」でいっぱいになると、思考停止になってしまってちょっとした連絡も返せない、断るといったことが何度かあった
6月は、身近な人との関係性が深まったり、「企画メシ」に取り組んだりする中で、自分の人間関係の癖が浮き彫りになった。
わたしは相手に「分かってほしい」と強い期待をしている一方で、「きっと分かってもらえないだろうな」と諦めてもいた。
特に、その相手が大切な人であるほど、分かってもらえなかったとき、相手との距離に寂しさを感じるのが怖かった。
だから「他人同士が、すべてを分かり合うことはできないのだから」と、自分の感情や意見を伝えないことを、正当化していたのだ。そして、分かったふりをして衝突を避けて、「なんとなく仲がいいふり」をしていた。
「わかる人にだけ分かってもらえれば、それでいい。」
そんな自分の傲慢さが、企画にも表れてしまったのだろうなあと思う。講評や講義を経て、それに気づいたときは目を塞ぎたくなったし、恥ずかしくもなった。けれど、「今、気づけてよかった…」と、心の底から安堵した。
プライベートでは、価値観が全く違う人に「どうしてそう思うの?」「これってどういうこと?」と聞かれるたびに、考え、自分の言葉で想いや価値観を伝える機会が多かった。
そして、「あ、自分ってこんな風に考えていたんだな」と気づいたり、それを素直に口にしたりする機会が増えたことで、少しずつ、臆せずに自分が大切にしていることを伝えられるようになってきている。
まだまだ今でも「これ言っても大丈夫かな…」と不安になることも多いし、「どうやって伝えよう…」と1週間くらい悩んで、苦しくなることもある。
だけど、今までの自分だったら絶対に言えないようなことも伝えられるようになってきている実感はあるから、そこは素直に「成長したね」と褒めてあげたい。
大切な相手ほど、ちゃんと伝えなきゃだめなんだ。当たり前のことだけれど、ずっと目を逸らしていたこの大きな山も、いつか超えられるようになりたい。
6月は、そのための一歩を、踏み出せたような気がしている。
③力:人生で一番、「力」をつけることだけ考えている。
できたこと、よかったこと:
・企画メシの選考に通った!
・企画メシの初回課題では、自分が持つすべてを投下できた
・林さんの小説の「文庫版解説」を書くことができた
・新しいことを始めながらも、noteは週に1回書くことができた
できなかったこと、悪かったこと:
・制限時間を決めても、納得がいくまで作業を続けてしまうことが多かった
・インプット量は担保できても、うまく行動に結びついていない
・計画を立てる、考えることに時間をかけすぎて、実行スピードが落ちてしまっている(行動量が担保できていない)
6月の一番のハイライトは、なんと言っても「企画メシ」の選考に通ったこと。
参加が決まってから、初回の課題、約80名の同期の課題をみて「推し」を選んで書く感動メモ、阿部さんの講評、そして初回講義……。
1ヶ月があっという間で、ノンストップでここまできたという感じがする(そして今も、絶賛第2回の課題のアウトプットを見ながら、全身で刺激を浴びて、ひたすらインプットをしている最中。)
「とにかくひたむきに、目の前の一つ一つに向き合って、全力で取り組むしかない」と思っていたから、自分に思いつく限りのこと、阿部さんが書籍やTwitterで発信されていたことは、すべて行動に移してみた。
これは5月あたりからひしひしと感じていたことなのだけれど、今のわたしはたぶん、人生で一番「自分に力をつけること」に全神経が集中している。だから、つい「力がつくかどうか」という基準で判断してしまう自分がいる。
身体を壊したり、今までは当たり前のように大事にしていた人間関係が希薄になったり、「力にはならないけれど、好きなこと」をする時間がもったいないな、と感じることが増えている。
だけど、たぶんここを越えないと、自分はこれから先、ほしいものやなりたい自分、出会いたい人に、出会うことができないのだろうなと、薄々感じるのだ。
健康とのバランスだけは、ちゃんと考えないといけないけれど。妥協はせずに、7月も、一つ一つのことを、全力で吸収して、行動していきたい。
7月の目標と、思うこと。
そんな6月の振り返りを踏まえて、7月は、こんな1ヶ月を過ごしたい。
▼7月のテーマ
目の前の一つ一つと向き合い、吸収して、とにかく「動く」。
▼7月の目標
①健康
・「しんどい」と感じたら、無理せず感情に任せた表情・行動をする
・週に1日はひとりで「心と身体を休める日」をつくる
・マイナスな思考に陥ったときは、「前向きな解釈」をしてみる
②人間関係
・思っていることは客観的な「事実」として、具体的に伝える
・相手の状況をうかがってその場で伝えられないことは、メモしておいて伝えやすいタイミングで伝える
③力
・企画メシで、前回学んだことは次に必ず「行動として」反映する
・アウトプットイメージや、目的を先に明確にしてからインプットする
・時間を決めてから作業する。「はみ出したらやめる」を癖づける
④自由
・勉強のための本代は惜しまない(欲しいと思ったら、迷わずに買う)
・「ストレス一覧」に則って、小さなご褒美をあげる習慣をつける
7月は、とにかく「動く」を意識しようと思っている。
6月に拾ったたくさんの課題を、「気づいた」だけで終わらせないように。
頑張ることも、休むことも。受け身じゃなくて、主体的に自分で考えて、選んで、過ごしていきたい。
【おまけ】6月に出会えてよかったものたち
▼書籍
阿部広太郎さんから、サプライズで届いた一冊。
あんなに胸が締め付けられたことはなくて、「恩返しできるように、全力で向き合おう」と心に刻んだことは、この先もずっと、忘れない。
▼お店
キッシュ、涙が出そうなくらい、おいしかった。
余計なものなんかじゃない、やっぱりわたしは、「食べもの」を愛することを、その愛を伝えていくことを、一生続けていくんだな、と思った日。
▼新しい相棒
ノイズキャンセリングのイヤフォンを購入したら、(音質のよさはもちろんだけど)自分の中に静寂が訪れて、都会の喧騒の中でひとり立ち尽くした。6月はずっと、スキップで歩いていました。
▼思い出
今月じゃないけれど。写真が手元にきて、しばらく眺めていた1枚。
どんなに美しい景色や、想像を絶する光景に出会っても、わたしにとってはここが、世界でいちばん好きな場所。
***
夜風に夏の匂いが混ざりはじめた、この頃。
年を重ねるごとに、少しずつ、この季節のことを、好きになってきているのが不思議。
鬱陶しいのに、なんだか憎めない。今年もそんな、夏がくる。
今年はどんな風景が待っているのだろうなあと、今からこっそり、わくわくしています。
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