臼田菜南(ゲイジュツの空き地)

舞台芸術の広報支援や制作業務を仕事としています。「ゲイジュツの空き地」という個の集まり…

臼田菜南(ゲイジュツの空き地)

舞台芸術の広報支援や制作業務を仕事としています。「ゲイジュツの空き地」という個の集まりをつくり始めました。▶ (サイト更新中…)https://nanaminanohana.jp/

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    舞台チラシのリサーチを実施しています。 https://note.com/nanaminanohana/n/n45748ec5c7b0 印刷/デザイン業界のリサーチ結果をまとめています。

  • 舞台芸術業界のこと|舞台チラシリサーチ

    舞台チラシのリサーチを実施しています。 https://note.com/nanaminanohana/n/n45748ec5c7b0 舞台芸術業界まわりのリサーチ結果をまとめています。

記事一覧

舞台を観るかたの、視点①|舞台チラシリサーチ~23年10月1日~24年8月15日の記録~

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残り…

デザインと映像制作の加藤・加藤和博さんの視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残り…

「劇団演奏舞台」の視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が主流となる現在でも、出会った人にその場でご案内ができる紙の「チラシ」は、データと並行して大切な存在として残りつづけていくと…

デザイナー・小田善久さんの視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残り…

日常の暗みを彩るワニの優しさ|くちびるの会 第八弾『猛獣のくちづけ』稽古場レポート

くちびるの会 第八弾『猛獣のくちづけ』 。 2月22日(木)より、下北沢のOFF・OFFシアターにて開幕する舞台です。「くちびるの会」とは、劇作家・演出家・脚本家の山本タカさ…

劇団「コトリ会議」の視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残り…

演劇ユニット「Hauptbahnhof」が考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残り…

印刷会社・サンコーさんの視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残り…

「演劇ユニット ストスパ」が考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が主流となる現在でも、出会った人にその場でご案内ができる紙の「チラシ」は、データと並行して大切な存在として残りつづけていくと…

グラフィックデザイナー・大石知足さんが考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が主流となる現在でも、出会った人にその場でご案内ができる紙の「チラシ」は、データと並行して大切な存在として残りつづけていくと…

中原中也に触れ、知り、偲ぶ|酔ひどれ船 「愛するものが死んだ時には、」稽古場レポート

チラシの裏面を拡大した写真。 詩人・中原中也の生涯を描く舞台のチラシです。 そこには、お話のあらすじが書かれているのですが、文字は色が淡く、とてもはかないのです…

《舞台チラシのリサーチを始めます!》全国の舞台業界/印刷・デザイン業界/舞台を観る皆様へ

舞台公演を宣伝するときに、欠かせない「チラシ」について、リサーチを始めます。 なぜチラシのリサーチ? 私は、臼田菜南といいます! 舞台芸術に広告代理店として携わ…

創作過程を全身で追体験。|特別展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」レポート&スタッフインタビュー

こちら、イラストレーターでグラフィックデザイナーの宇野亞喜良さんによる作品「桃源郷」なのですがーー イラストの下に敷かれているのは、新聞紙?? いいえ、イラスト…

時を経て集まる光が、舞台を一層輝かせる|タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』ステージング稽古レポート

この公演が開幕の日を迎えられること、心から嬉しく思います。 タカハ劇団 第18回公演 『ヒトラーを画家にする話』  タイトルにある通りこの物語には、史上の人物、アド…

人間の実体を描きたい|【稽古場レポート】ピンク・リバティ『点滅する女』

さみしそうで、美しい。 そんなチラシから、何を想像しますかーー 演劇ユニット・ピンク・リバティ新作公演 『点滅する女』 6月14日(水)より、東京芸術劇場シアターイ…

お祭りの正体は…… !?|【稽古場レポート】演劇ユニットWillow's 「夏の夜の夢」

ここから、寝息が聞こえてきませんかーー 外側には、ジグザグとした”ひびき”が2つ。 まるで、呼吸音のよう。 これは、演劇のチラシです。 演劇ユニットWillow's 5th P…

舞台を観るかたの、視点①|舞台チラシリサーチ~23年10月1日~24年8月15日の記録~

舞台を観るかたの、視点①|舞台チラシリサーチ~23年10月1日~24年8月15日の記録~

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。

これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろう――
私(臼田)は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブに関するリサーチを実施して

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デザインと映像制作の加藤・加藤和博さんの視点|舞台チラシリサーチ

デザインと映像制作の加藤・加藤和博さんの視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。
これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関するリサーチを実施しています

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「劇団演奏舞台」の視点|舞台チラシリサーチ

「劇団演奏舞台」の視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が主流となる現在でも、出会った人にその場でご案内ができる紙の「チラシ」は、データと並行して大切な存在として残りつづけていくと思っています。宣伝にとどまらず、記録としても貴重な存在であるチラシを、演劇団体の皆さんはどのようにつくり、配布し、アーカイブしているのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関

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デザイナー・小田善久さんの視点|舞台チラシリサーチ

デザイナー・小田善久さんの視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。
これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関するリサーチを実施しています

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日常の暗みを彩るワニの優しさ|くちびるの会 第八弾『猛獣のくちづけ』稽古場レポート

日常の暗みを彩るワニの優しさ|くちびるの会 第八弾『猛獣のくちづけ』稽古場レポート

くちびるの会 第八弾『猛獣のくちづけ』 。
2月22日(木)より、下北沢のOFF・OFFシアターにて開幕する舞台です。「くちびるの会」とは、劇作家・演出家・脚本家の山本タカさんが立ち上げた創作拠点で、2014年より活動されています。

猛獣ーーチラシを見るに、ワニのことを指しているのでしょう。チラシには、ワニが瞳を閉じてチュッとくちづけをしている、可愛らしいイラストが描かれています。緑色のワニに、

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劇団「コトリ会議」の視点|舞台チラシリサーチ

劇団「コトリ会議」の視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。
これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関するリサーチを実施しています

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演劇ユニット「Hauptbahnhof」が考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

演劇ユニット「Hauptbahnhof」が考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。
これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関するリサーチを実施しています

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印刷会社・サンコーさんの視点|舞台チラシリサーチ

印刷会社・サンコーさんの視点|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が簡単な現代ではありますが、目の前の人にすぐご案内ができる紙の「チラシ」は、データでの宣伝と並行しつつ、大切な存在として残りつづけていくと思っています。
これから先、チラシは、舞台芸術の広報活動において、どのように活かしていけるのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関するリサーチを実施しています

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「演劇ユニット ストスパ」が考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

「演劇ユニット ストスパ」が考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が主流となる現在でも、出会った人にその場でご案内ができる紙の「チラシ」は、データと並行して大切な存在として残りつづけていくと思っています。宣伝にとどまらず、記録としても貴重な存在であるチラシを、演劇団体の皆さんはどのようにつくり、配布し、アーカイブしているのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関

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グラフィックデザイナー・大石知足さんが考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

グラフィックデザイナー・大石知足さんが考える、舞台のチラシ|舞台チラシリサーチ

舞台公演のチラシ。データでの情報発信が主流となる現在でも、出会った人にその場でご案内ができる紙の「チラシ」は、データと並行して大切な存在として残りつづけていくと思っています。宣伝にとどまらず、記録としても貴重な存在であるチラシを、演劇団体の皆さんはどのようにつくり、配布し、アーカイブしているのだろうーー

私は、舞台芸術業界の創客を目的として、舞台公演のチラシについて、製作/配布/アーカイブ化に関

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中原中也に触れ、知り、偲ぶ|酔ひどれ船 「愛するものが死んだ時には、」稽古場レポート

中原中也に触れ、知り、偲ぶ|酔ひどれ船 「愛するものが死んだ時には、」稽古場レポート

チラシの裏面を拡大した写真。
詩人・中原中也の生涯を描く舞台のチラシです。

そこには、お話のあらすじが書かれているのですが、文字は色が淡く、とてもはかないのです。しかし、かっちりとした書体からは、芯のつよさを感じます。
さて、中原中也はどんな人物だったのでしょうーー

酔ひどれ船 企み事其之参
偉人志語り 「愛するものが死んだ時には、」
〜中原中也 86回忌に中也を偲ぶ〜

10月21日(土)

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《舞台チラシのリサーチを始めます!》全国の舞台業界/印刷・デザイン業界/舞台を観る皆様へ

《舞台チラシのリサーチを始めます!》全国の舞台業界/印刷・デザイン業界/舞台を観る皆様へ

舞台公演を宣伝するときに、欠かせない「チラシ」について、リサーチを始めます。

なぜチラシのリサーチ?

私は、臼田菜南といいます!
舞台芸術に広告代理店として携わる中間支援団体で勤務したあと、フリーランスのアートマネージャーとして、舞台芸術の広報支援や制作業務を仕事としています。

《追記》
24年7月からは、「ゲイジュツの空き地」という団体名にて活動を始めました。
広報支援や制作業務を中心に、

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創作過程を全身で追体験。|特別展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」レポート&スタッフインタビュー

創作過程を全身で追体験。|特別展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」レポート&スタッフインタビュー

こちら、イラストレーターでグラフィックデザイナーの宇野亞喜良さんによる作品「桃源郷」なのですがーー

イラストの下に敷かれているのは、新聞紙??
いいえ、イラストが新聞紙に"印刷"されているのです……!

特別展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」この作品が展示されているのは、現在、市谷の杜 本と活字館で開催中の特別展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」。今年の1月にギンザ・グラフィック・ギャラリーにて開催さ

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時を経て集まる光が、舞台を一層輝かせる|タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』ステージング稽古レポート

時を経て集まる光が、舞台を一層輝かせる|タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』ステージング稽古レポート

この公演が開幕の日を迎えられること、心から嬉しく思います。

タカハ劇団 第18回公演
『ヒトラーを画家にする話』 

タイトルにある通りこの物語には、史上の人物、アドルフ・ヒトラーが登場するのですが、舞台となるのは、1908年のウィーン。ヒトラーは19歳で、画家を志しウィーン美術アカデミーの受験を控えていた頃。後に独裁者といわれる政治家への道を進むより前のお話です。そんなヒトラーと一緒に登場する

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人間の実体を描きたい|【稽古場レポート】ピンク・リバティ『点滅する女』

人間の実体を描きたい|【稽古場レポート】ピンク・リバティ『点滅する女』

さみしそうで、美しい。
そんなチラシから、何を想像しますかーー

演劇ユニット・ピンク・リバティ新作公演
『点滅する女』

6月14日(水)より、東京芸術劇場シアターイーストにて開幕する演劇公演です。
娘の喪失(死)に苦しむある家族に訪れた幻想的な夏の一幕を、ブラック・ユーモアを交えて軽妙に描き出す、さみしくも美しい家族劇。

脚本・演出は、ピンク・リバティ代表の、山西竜矢さん。山西さんは、脚本や

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お祭りの正体は…… !?|【稽古場レポート】演劇ユニットWillow's 「夏の夜の夢」

お祭りの正体は…… !?|【稽古場レポート】演劇ユニットWillow's 「夏の夜の夢」

ここから、寝息が聞こえてきませんかーー

外側には、ジグザグとした”ひびき”が2つ。
まるで、呼吸音のよう。

これは、演劇のチラシです。

演劇ユニットWillow's 5th Performance 「 夏の夜の夢 」

『夏の夜の夢』は、ウィリアム・シェイクスピアの有名な喜劇。松岡和子さんの訳をもとに、Willow's主宰である木川流さんが、脚色・演出をして上演します。

チラシの中心にデザ

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