便利な人間になり過ぎると破滅する
苦労を厭わず真面目で責任感が強く、協調性があり、優しい人を欲する企業や人が社会には多く
あたかも、それが人としての正しさだと認識されがちですが、そのよう人格が良しとされている理由としては
言葉を選ばず言うと
ただただ便利だから、そのような人を求め、社会は作ろうとしているだと感じます。
良い人=都合の良い人(便利な人)という
自分の時間とエネルギーを出し惜しみすることなく捧げてくれ、ルールや常識から外れず、言われたことを言われた通り嫌な顔せず
失敗は上の責任と思わず、自身の責任と受け止める献身的な気持ちを持って動き続ける人。
確かに人は一人では生きて行けませんから、便利さという部分で誰かに必要とされ生きていくのは間違っていない側面もありますが
昨今は便利さが行き過ぎているよう思います。
会社にとって便利、消費者にとって便利、奥さん、旦那さんにとって便利と、誰かに都合の良い存在になることに重きを置き過ぎて
自分の都合なんて二の次三の次、誰かの利得になることで人間の価値を測られてしまうような
そこから外れたら不良品の如く弾かれる。
しかし、有能さと便利さは別物です。
便利な人は大量生産された安い靴下の如く、何十足もまとめ買いされ、かかとがすり減ってきたらタンスの奥に追いやられるか、捨てられる。
有能な人は致命的な害がない限り、多少のことは目をつむってもらえる副作用のある特効薬のようなもので
害がそこそこあってもいざという時ないと困るので大事にされるか一応常備して置く。
軽犯罪、淫猥で公序良俗に反することをしても何事もなかったように戻って来るスポーツ選手や有名人を見ても分かる通り
欠落した所や尖がった所があり、調和を乱したり、多少ルールから外れたことをしても能力さえ高ければ、ある程度のことは目をつむるのが社会であり
しかし、そんなことは分かっていても突出して有能になれないから、便利な人で居ることを選ぶ人もいることは重々承知ですが
過ぎたるは猶及ばざるが如しで、便利さを追求し過ぎると自己犠牲で如何に尽くせるか?身の削り合いになります。
何が言いたいか?というと、みんながワガママを言わずお利口さんでやるのを追求して行って、それを基準にしてしまうと
安い値段で大量に真面目に働いてくれる人が増え、賃金が上がらず、更に安くて少しでも良いもの、サービスを求める消費者が増え、更に人件費を減らし
社会は物質的、精神的に貧しくなる
自分の積み上げたものを惜しみなく出す人が増えると、お金、知識、経験など無償で渡すことを拒む人間が
あたかも強欲で自己中心的な扱いを受ける。
どう考えても時間の無駄な作業を思考停止し、やり続ける人がそのまま年長者になって行くと
自分の過去を肯定する為に効率を良くすることを手間を惜しんでいると歪んだ認識をし、苦労こそ美徳だと無駄なことをする悪習を受け継ぎ、生産性が落ち
各自の自由な時間を犠牲にして尽くすのが当たり前の組織と化す。
ざっと挙げても便利な人というのは、増えれば増えるほど互いの首を絞めることになります
だからといって明日から急に便利な人を辞めれば良いという訳ではありません。
便利な人、物というのは社会に溢れ返っており、飽和状態なので
便利さを追求して削り合いに巻き込まれないよう、自分の特化した能力や魅力を持つことが肝要だと想います。
ちなみに魅力というのは、失敗したりサボってもなんか許されるキャラ、相手を良い気分にしながら頼める。誰かに頼るのが上手な人も魅力の1つですし
能力はコアラのように、他の動物だと中毒症状を起こしてしまう上に栄養がカスなユーカリを主食とするように、人が適応出来ないモノに適応することが出来るのも立派な生きる能力の1つです。
例えば私ならば、昔、目の前墓で真下の部屋で首○り自○と、左隣に遺体発見とインターネットで事故物件扱いされていたマンションを借りていたのですが
建物が古く、ベランダの配管と段差に欠陥があるせいで、大雨が降ると部屋が浸水してしまうなど
ちょいちょい問題が合算され、5万ぐらいその部屋の家賃が安くなっていました
あとは10代の頃コンビニでバイトをしていた時期があり。賞味期限切れの弁当を冷凍保存して三食食べていたり (現在は廃棄貰えないかも…)
業務用の小麦を家に常備し、パスタやパンっぽい塊を作って塩やマヨネーズをつけて食べていました。
コアラのユーカリのように、他者が選ばないものを選び適応する能力というのも、ある意味生存戦略の1つで
その能力があると他人にとって便利な存在にならなくとも、とりあえずは生きていると、無理してまで過剰に便利さを追求しなくなります。
人間、自分に合わないことを断続的にし続けると、不調和で他人に厳しくなったり、一喜一憂、メンタル安定しなくなり
最悪の場合病んでしまう。
精神的に病むとストレスを感じやすくなるので、脳は疲弊しやすくなり、胃腸の調子も悪くなり、自律神経が狂い、不眠、食欲不振、又は過食、肥満、薄毛など
様々な健康への悪影響を及ぼします。
だからこそ便利な人を辞めることで、心身の健康さえ確保すれば何か能力を底上げする努力や新しい事への挑戦することも無理なく出来て
コアラのようにユーカリを食べ20時間ぐらい寝るように、健康であれば省エネルギーで幸せに生きていくことも可能です (⁉)
便利さというのは万能なようでいて集団、個人で長期的に見ると実は破滅に向かう道です。
なので適度に便利で不便な人間になるか、特化型ぶっ壊れ人間でワガママにいきましょう。
という所終わりにしたいと想います。ここまで読んで頂きありがとうございました。
そんな優しい真面目な皆さんがより豊かになりますように☆またね ('ω')ノ
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