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詩  作詩  ポエム

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これまで綴った言葉たち 新しく綴った言葉たち 誰かの元へ、そして自分のための言葉たち #詩 #作詩 #ポエム #作品 #日本作詩家協会の元会員の頃の一部作品
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#あなた

そのままで…

そのままで…

香る金木犀
人混みにかき消されていく
あのビルの片隅
僕の心は迷子だった

着てみたい洋服
必ず似合うとは
言えないけど
それでもあなたは
包んでくれた

愛とかよりも
先に急いだものは
守りたい気持ちで…
声や言葉じゃなくて
ただそこにいる
あなたを愛してる 

変わる信号機
人混みに踏み込んでみる
あのビルの狭間に
僕の勇気を置いてみた

決して一つでない
傷口はなかなか
癒えないけど
それで

もっとみる

いつも日常の中で
当たり前に聞いていた汽笛が
今、静かに…静かに…
消えようとしている
あの時も、あの日も、どんな時も
その音と共に
あなたがいて
あなたがいて
私がいた
汽笛が消えた時は
きっと
あなたの笑い声しか聞こえない
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