自作の超長編の初めのほうを読み返すと、嘘《ミス》が見つかる……
趣味の物書きのつぶやき
数年に渡って、超長編を書いております。
これは、たぶん、そんな物書き「あるある」だと思います……。
あるとき、自作の初めのほうを読み返す機会がありました。
その中に、敵が、こんなことを言っているシーンがありました。
「私に毒は効きませんよ。体を毒に慣らしてありますからね」
……あれ?
この敵、数十万字先で、「毒刃を受けて、大慌てで解毒しようとしていた」はず……。
しまったぁ! 矛盾を書き込んでいた!!!
どうしよう? 改稿すべきか!?
――と、私は焦りました。
しかし、です。
これ、「敵の台詞」なんです。地の文じゃない!
よし! 初めのほうのシーンは「敵が、嘘をついていた」ってことにしよう!
そんなわけで、改稿せず、そのまま放置しました。
……すみません。