「和解シーン」、読者に納得してもらえるか?
趣味の物書きのつぶやき
主人公と、敵対した仲間との「和解シーン」。
主人公が和解を望んでいるのなら、おそらく読者も、和解を望んでいると思います。
それどころか、「どう考えたって、和解するに決まっている」と信じているかもしれません。
こんなとき、作者は、(もう一回、どんでん返しを用意しているなら別ですが)、ここは読者の希望に逆らうよりも、うまく和解できる展開にするほうが良いのではないかと思います。
やはり、物語は「夢」を見せるような部分があると思うので、うまくいくほうが素直ではないかと。
しかし、です。
和解の成功が、暗黙のうちに約束されている(?)のであれば、なおのこと、和解成立するまでのやり取りは「リアル」でなければいけないと思うのです。
そうでないと、読者は、「茶番」「作者の都合」と感じて、一気に白けてしまう……。
では、「リアル」とは?
うーん……。
心の葛藤を、しっかりと書き込んで、人間らしいズルさや、汚さや、嫉妬なんかを書き込むことかなぁ……?