「ご都合主義」というのは、「読者を納得させてない」ってことなのかなぁ……
趣味の物書きのつぶやき
「ご都合主義!」
――という言葉は、作者をずどーん……と、落ち込ませる呪詛なのではないかと思います。
いえ、面と向かって言われたことはありません。
(私の周りは、優しいですから)
ただ、自分で、「これは……ご都合主義になっているんじゃないかなぁ……」と、ビクビクしているだけです(小心者)。
ですが、フィクションの物語は、どうしたところで、作者の「こんな物語を書きたい!」という欲望……いえ、熱意によってできているわけで。
すなわち。
現実でない以上、「小説は【作者の都合】で、できている」! ――と、言えなくもないのかなぁ、と。
たとえば「魔法」。
現実の世界には存在しません。
けれど、「この物語の世界には、当たり前の存在として魔法がある」と、読者が納得すれば、それはたぶん、ご都合主義ではないと思います。
たとえば「主人公が怒りを鎮めるシーン」。
それまでの間に主人公が目一杯、怒りを爆発していても、相手と話し合い、相手にも一理あると認めれば、読者もまた納得ができる→ご都合主義ではない。と言えるのではないかと思います。
――実のところ、作者が話を先に進めたいからだったとしても…………。
小説とは、作者が、読者を自分の世界に引きずり込んで納得させるもの、なのかもしれません……?