見出し画像

キャラの「装備品」は、どのくらい読者の記憶に残っているんだろう?

趣味の物書きである私(月ノ瀬 静流)のひとりごとです。
執筆をしながら思ったことを、つらつらと。
とりとめもなく、綴っております。


趣味の物書きのつぶやき

キャラクターの「装備品」。

「そのキャラが持っている」ことを、読者はどのくらい記憶してくれているのでしょうか?

勿論、「母の形見の指輪」を持っていたために、主人公が事件に巻き込まれる――というような展開であれば、誰もが覚えていると思います。

しかし、主人公ではなくて「脇役」が、「いつも身につけている」というだけの装備品だったら……?


私の執筆中の作品の中に、「赤いバンダナ」を額に巻いている「脇役」がおります。
それは、亡くなった恋人が彼に巻いてくれたものなのですが、初登場から、そんな説明は書けません。なにしろ、脇役ですから。


しかし、いずれ「亡くなった恋人」の話がでてきたとき――

○「あー! 彼がいつも巻いているバンダナは、そういういわれがあったのか!」

×「えっと……? バンダナなんて、巻いていたっけ?」


――ですよね? ○のほうであってほしいですよね?


そんなわけで、彼がバンダナを巻いていることを読者に印象づけるために

しきりに手で触れさせてみたり……、
怪我をしたときに包帯代わりに傷に巻かせてみたり……、

――と。
作者としては地味な努力(描写)を重ねてきました。


さて。
その努力は実ったでしょうか?(読者のみぞ知る)


こんな作品を書いています

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』 あらすじ
di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』 冒頭スクリーンショット(PC)
文字が小さいので、クリックして拡大してご覧ください。
小説のページで読む場合は、別のタブでリンクが開くので、大きく表示されます。


縦書きが好きで、こんな記事を書きました


私については、こちらの自己紹介をご覧ください