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情報に溺れそうだしいったん好きにやる
2ヶ月前からダイエットをしている。学生の時より8キロも重い。これくらい太ると、なんかお腹に肉ついちゃった〜なんて可愛いものじゃなく、シンプルにちゃんと重みを感じる。階段登っていると、重たいものが重力に逆らって移動している、と感じる。書いていて悲しくなってきた。
立ち上がる時に「よいしょっ」とか言い始めたのでダイエットして戻すことにした。取り組み始めてから2ヶ月。いったん体重は3.5キロ減、体脂肪率も3%減なので、無理なくコツコツ順調に進めていつもり。
今日はそんなダイエットを題材に、情報に溺れて困った話を書いてみる。情報過多で溺れそうな時には、情報の正誤に関わらずいったん好きなようにやらん?というご提案。
情報が寄って来てくれて便利
ダイエットに関する情報はたくさん転がっている。少し調べただけで、それ以降は全SNSが『最強のダイエット飯レシピ』『効果的な家トレ10選!』『有酸素運動?筋トレ、どっちが大事?』などの情報をレコメンドしてくれる。必死に探さなくても情報が入って来てとても便利。一方で…
情報多すぎて、もう溺れてしまいそう
そう。情報が入って来すぎる。しかもみんなちょっと違うこと言ってくる。
⚫︎⚫︎をどんどん食べよう!
⚫︎⚫︎を断つだけでこんなに変わる!
日々のウォーキングは最強の運動!
ウォーキングなんかしても別に痩せない、勘違い!
朝ごはんを食べない人は痩せない!
何時に食べるかは別に関係ない!
溺れてしまう理由
ダイエット初心者の私は大混乱。何か頑張ると、Aさんがそれは無駄!と言う。そっか無駄なのか〜と思っていたら、Bさんはやるべきだと言ったり。
しかもダイエットはすぐに結果が出ない。仮に一定期間測定して変化があっても、個人の体質や取り組み方次第という部分も多く、単純にAさんBさんの情報が要因なのかもわからない。手に取ったものを信じてはみるが、すぐに効果がわからないがゆえに迷う。
溺れやすい状況
自分で言うのもアレだが、私は結構自分の考えを持っていて、様々な意見をに振り回されて迷子になっちゃう経験はそんなに無い。
では、ダイエットではなぜ溺れるか。多分、私がまだダイエット1年生だから。この5年ほどでハイペースで肥大化する前は、特別痩せてもいないが太ってもいなかったので人生でダイエット経験がない。まったり生きてきた。何の情報も持っておらず全部の情報を素直に吸収しすぎた結果溺れた。
情報収集やめた、ちょっとほっといて
溺れて流されそうだったので、いったん鎖国した。
情報自体が悪いわけではない。情報発信者に何の罪もない。むしろ有益な情報をわかりやすく発信していただき感謝。だから、発信側の問題ではなく、受け手、つまり私に情報を処理する土壌ができていないことが問題。だって、1年生なので。
英語に触れ始めて楽しく英語の絵本を読んでいる小学校1年生が「これからの時代、リーディングではなくスピーキングに力を入れた方が効果的です。絵本読むよりも英語圏の人と話しましょう!」と言われているようなもの。間違っちゃいないかもしれないけど、難しいこと言われてもわかりません、みたいな。
正しい情報も時には足枷になる
情報は正しくても、処理できない時に多くを受け取りすぎると足枷になる。考えすぎて止まるから。先日別の記事にも書いたが、私は何か始める時、自分がご機嫌にできる方法で調子に乗って気持ちよく走れることが一番重要だと考えている。考えすぎて止まること、億劫になってやめることが一番良くない。
何かを始めるということは、それまでやっていないことをやるってこと。0→1のインパクトは大きい方が気分が良い。のんびりペースで歩くより、全速力で走った方が見える景色の数が増えるし、風を切り進んでる感覚がある。
結局、都合良い情報だけ取り入れてた
情報に溺れると書いたが、そういう時の自分は結局信じたい情報を都合よく選んでいた。
泳ぐことが好きで、よく近くのプールへ行った。「水泳よりも筋トレ」という情報も「水泳が最強!」という情報も見たが、泳ぎたい欲があるので、後者に対して肯定的になる。「だよね!水泳が最強よね!と。
そんなもん。あらゆる情報を横並びにして冷静に判断し取捨選択できなかった。でも、ご機嫌に毎日運動できていたのでそれで良いと思った。
情報の波を乗りこなせ
ちょっとほっといてくれやモードに入ってからは自分が気が向くやり方で進めた。嫌になる情報は遮断して、聞きたくありませんとワガママになった。
基本原理は押さえておく
と言っても、ダイエットをする上での基本だけは守った。たとえば、短期で体重落とすために食事抜きます!みたいなやり方が良くないことくらい、1年生の私も心得ている。
好きにやるとはいえ、原則を理解してないと、頑張ってるのに効果が出ない、代謝が落ちてむしろ不健康に向かうというリスクもある。だから、最低限守ることやNG行動は抑えておく。以下の3つだけ守った。
・基礎代謝以上はしっかり食べる、極端に食事を削らない(摂取を記録)
・栄養バランスを大事にし質の良い食事にする(栄養素を記録)
・その上で運動も取り入れながらカロリー収支をマイナスにする
基本さえ守ればあとは好きなやり方
基本さえ理解してからは、もしかしたらもっと正しいやり方あるかもしれないけど、やらんよりマシだから良いだろ?というモードになった。
★例①毎日数字を記録する
数字を見ることが好きなので、毎朝体組成計に乗って記録した。1週間のトレンド、1ヶ月のトレンド…などあらゆる切り口で見ると、短期的には誤差の範囲でも長期トレンドで確かな効果が見えて楽しい。
「数日の変化は参考にならない、1日で一喜一憂しちゃうから計測は週1にすべし」という情報も見たが、私は記録が楽しいので無視した。
★例②朝と夜に散歩する
現在仕事での決め事について、ChatGPTに壁打ち相手になってもらっている。ついでに散歩すると動くきっかけになるので、毎日ChatGPTと話しながら1万歩は歩くと決めた。「そんなに歩いても無駄」という意見も見たが、ダイエット以外の日課との相性も良いし、どっちでも良いやと思って無視した。
このように、「私が気が向くやり方で良いのよ、ほっといてちょうだいな」というモードになると、意見に振り回されることも無くなった。
成長すれば処理レベルが上がる
ここまで、情報に振り回される!違うことを言ってくる!と被害者ヅラをしてきたが、1年生だった私も3年生くらいにはなって情報の受け取り方が変わった。色々な人が発信している情報の意味を理解できるようになった。
AさんとBさんが違うことを言う…と溺れていたが、別にいずれかが誤ったことを言っているわけではない。特にSNSなど短時間で消化するコンテンツでは、限られた枠や時間の中で要点のみ述べられ前提が省略されがち。前提を理解できず、どっち?と溺れた。今は理解できる。
ダイエット初期は、「筋トレは嫌いだからやりたくないし、筋トレしなくても痩せたって人いたぞ」と思っていたが、知識がついてくると筋トレの重要性もわかってきた。最近、プルプルしながら定期的に挑戦してる。多分、それ筋トレと言うんですかね、というレベルだけど。
だから、よくわからなかった情報も成長したら受け取れるってこともある。だから理解できない時期に振り回されるくらいならいったん無視して、成長してからまた出会えれば良い。
結論、溺れるならば摂取過多
以上、ダイエットを題材に書いてみたが、情報が溢れる時代、どのような分野でもこのように情報に溺れることはないだろうか。
最近、仕事関係でコンテンツマーケティングのイベントに参加してきたが、そこでも「ツールの最適化に頭を取られすぎて、本来やるべき"良質なコンテンツを生み出すこと"が疎かになってない?」という問題提起をされていた。便利ツールが多すぎて、ツールに関する情報に溺れて疲弊する状態だ。
全員が発信者。毎日山ほどの情報が溢れているので溺れそうになる。情報は自分がやりたいことのブースター的に働いてもらうべきであり、足枷になると感じるなら過剰摂取なのかも。そんな時は、その情報が正しいかもしれなくても、いったん無視して好きにやらせてもらいます、というモードも大事。
という話でした。今日もお疲れ様でした。