よく考えると、神様へのお酒だからこそ、こだわらなくては。【147目】
先日、会食にて
「久遠(くおん)」は
とても素晴らしいお酒だ。
という話で
盛り上がりました。
久遠は先輩が営む
酒造所の最高級品。
そんな話を頭の片隅に
残して朝を迎えた。
今日は旧暦の2月15日。
旧暦の1日と15日は
神棚のお酒と水、米、塩を
新しくします。
(線香をあげる場合も)
自宅も会社もです。
沖縄では日常的な文化。
今日はお酒が無かったため
スーパーへ。
先日の会食を思い出し、
「久遠」を選びました。
これまで、お酒なら
何でも良かったのです。
私の妹夫婦が居酒屋を
経営しているだけに
店から提供してもらったり、
実家で余ったお酒を
いただいたり、、、
そんな感じでした。
何も考えずにただ、
旧暦の1日と15日は
儀式があるというだけ。
忘れて翌日に慌ててやる
ことも数回はあります。。
私自身は、飲食店に行くと
美味しいお酒を選ぶのに、
神様には何でも良い・・・
何だか急に、
これではいかんだろ!
と、気持ちを改めました。
高級酒とはいえ、
泡盛ですので値段は
許容範囲。
月に2度、
2つの小さなグラス
(高さ5cmほど)を
入れ替える。
ざっくりですが、
1瓶は半年ほどで
無くなるかなと思います。
ですので久遠を
選びました。
帰り道、
ところで久遠の意味は
何だろか?
と思い、検索。
「ある事柄がいつまでも続くこと。永遠。」
なんと!
こんな意味合い
ぴったりな!
ていうか、これしか無い!
テンション上がり気味で、
神棚を整え手を合わす。
いつか書いたカンポウヤク。
これからはまた違った
気持ちで向き合えます。
そう、心に誓い、
ふと思えば今日は
大好きだった父方の
祖母の命日。
2007年に他界し、
私はそこからの再スタート
だったように思います。
遅過ぎですが、
30歳でようやく
時間は有限であると、
気付いたのです。
近くにいた存在が
いなくなる事を、
リアルに体感した
タイミングでもありました。
そこから音楽を卒業、
そして島へ戻る。
結婚に子供の誕生、起業
・・・
細かな事も含めて、
何かの出来事の度に
祖母に手を合わせて
感謝と報告と約束。
今日もまた同じく。
たまたまのタイミングに、
様々な思いを重ね合わせている
だけかも知れません。
ですが、
やっぱり、
文化や先祖ありきの
私であり、
それは我が子や以降も
続きます。
なので、
いつもとは違った意味で
時間とタイミングを
大切にしていきます。
感謝はいつでも忘れずに。
ありがとうございました。