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テレワーク終了後のランニングの続け方

生活のリズムの変化を経験している人が最近多いようです。例えば在宅勤務から通常勤務へ。在宅勤務やテレワークをきっかけに朝・夕に走り始めた方も多いのではないでしょうか。時間の確保が難しくなる中で、どのようにランニングを意識し継続していくかについて書いてみます。

私自身も在宅勤務期間中はほぼ毎朝走っていました。通勤に使っていた片道1時間をそのままランニングに充て、走った後に家での仕事に入る生活を数ヶ月していました。(過去に記事でも書きました)

この数ヶ月、朝走るランナーの数は週を追うごとに増えてきて行きました。モヤモヤする毎日の中でランニングや運動にみんな助けられているんだなと感じます。

私も在宅勤務期間が終了し通常勤務に戻り、走れる時間が減りました。平穏だった半年前のように週末だけのランナーに戻りました。

私のように以前から走っている人は良いとして、今回の在宅勤務の波の中で走り始めた人は通常勤務に戻った後どのように走っていくか・あるいは走るのはもう止めるか、と考えている方々もいらっしゃると思います。

きっかけは何であれせっかく始めたランニングなので、少しでも続けて習慣にしてほしいです。その時に、参考や助けになる考え方をお伝えします。過去に私がランニング習慣化するときに意識していたことを、思い出して書いています。

週イチ


在宅勤務期間の平日に複数回走っていた人は、これから通常勤務に戻る場合、走れる回数が大きく減ります。その時でも「週末に1度は走る」を意識しましょう。例えば平日に2-3回走っていた人ならば、それを休日の1回に変更する。

週イチが良い理由は3つあります
1:リズムと習慣
2:無理しにくくなる
3:ランナーと言える

1つずつ説明します。

1:リズムと習慣

人間は1日・1週・1ヶ月・1年、といった時間の単位でリズムを作っています。週に1度という意識しやすい頻度にすることで、生活のリズムに組み込みやすくなります。

週末休みなら「土曜の朝には走る」と日時を決めて繰り返していくことで、体と気持ちにも定着しやすくなると思います。

2:無理しにくくなる

走る回数が1/3や1/4に急減してしまうのは不安だと思います。これまでいい感じで続けてこられたのに途絶えてしまうのではないか、と。

習慣に対する一番のリスクは「無理をすること」だと思います。物理的に使える時間が減る中で、回数や距離を維持しようとすれば、どこかに歪みができます。日常生活・家族・仕事、どこかに影響が出てしまうとランニングは続けにくいです。

やや少ないな、と思うくらいから始めていくのが何事も良いです。週イチでも継続できればランニングは定着していきます。

3:ランナーと言える

「自分はランナーです」と言えるようになるまで、私は時間がかかりました。元々ランニング嫌いだったこともあり、ランナーという人種が別世界だと感じていたので(尊敬も込めて)

具体的に「どこまでやったらランナーと言えるのか」は明確な定義が有りません。「走る人」という意味なので、そこに頻度や深度の定義はされてません。

実際的な定義をするとすれば「定期的に走っている人」だと思います。

ランナー同士の会話には、走る行為それだけではなくて、走ることによる生活と意識の変化(時間の使い方・食べるもの・意識する事、グッズ、など)も多く登場します。それは「定期的に生活の一部として走る」ことで自然と見えてくるもので、それがランナー同士の共通の話題であり、興味の対象になり、面白さやモチベーションにもなっていきます。

ランニングは走る行為そのものだけでなく、その周辺(生活や意識)にも良い効果を及ぼしてくれます。

それは単発的なランニングでは得られず、定期的に走ることで徐々に見えてくるものだと思います。

その「定期的」の閾値が週イチだと思います。1週間という生活リズムの中に1度のランニングは組み込まれることで、走る行為以外の関連事(例:時間や予定のやりくり、食べるもの、自分のコンディション、等)に意識が向かいやすくなります。結果的にランニングのことを考える時間も自然に増えて行きます。

逆にいえば週イチ走っていれば、立派なランナーだと思います。他の趣味やスポーツでも週イチやってるものって少ないですよね。ぜひ胸を張って「はしってます。ランナーです。」と言ってください。

一度の距離・時間はやや多め

回数を減らす分、1度の距離or時間は少し長めにすると継続感・達成感も維持できると思います。例えば「これまでは平日2回☓5kmを、土曜日1回☓7km」にするといった具合に。全体の運動量は減りますが一度の分量が増えることで満足感も感じられますし、トレーニングとしてもより効果的だと思います。

ただ、夏はそれ以外の季節とは比べ物にならない位きついです。夏のランニングは別のスポーツ、とも言われています。距離や時間は慎重に決めましょう。夏の間は、回数減&距離維持or減、くらいでちょうど良いかもしれません。大事なのは絶対的な距離・時間よりも自分の体が感じる負荷です。夏の無理は禁物です。

生活の一部としてのランニング

大事なのは、自分の生活リズムの中に、定期的に、無理のない形でランニングを組み込んでいくことです。

回数や距離そのものよりも、まずは1週間の自分の生活の中で「いつどのくらいならランニングが続けやすそうか」というところ(例えば土曜日の朝8:00-9:00)を見つけ、それをルーチンとして習慣化していくことが大事だと思います。

時間が取りにくくなったときランニングをどう続けていくかは、社会の変化、仕事の変化、自分や家族の変化、いろんな時に起きえます。それを考えるときの参考になれば幸いです。


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小池 中人/Nakato Koike
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