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62歳パパの子育て。息子と初めての男2人旅!

 子どもにとっても、
 どのようにして教育すべきか
 頭を悩ませている親にとっても、
 「知る」ことは
 「感じる」ことの半分も
 重要ではないと固く信じています。

レイチェル・カーソン(著)『センス・オブ・ワンダー』より

ヘッダー画像は、息子を保育園に送った時、駐車場にいたアゲハ蝶。
「パパ、きれいなチョウチョウだね」と息子。
こういう些細な日常が「思い出」として残るんだろうな。

俺は父親との思い出がほとんどない。父は「24時間働けますか」状態で昭和の高度成長期を走っていたからだ。だから、今、息子と一緒に美しいものを見て「きれいだね」って言い合える関係でいることが嬉しい。

昨日も、
「ふうま君、はやく大人になりたいな」と息子。
「なんで?」
「大人になったら、ふうま君が運転してパパを乗せたいから」
思わず息子を抱きしめてギュッとした。

実は、車の運転があまり好きではない。
のどかな埼玉県越谷市から横浜市山手に引越して来て、人も自転車も車も多い、幅の狭い山坂ばかりの道を運転して気づいた。息子の保育園の送迎も、猛暑が続いたため歩いての登園が減って、ほとんど車で送迎していたが、歩行者、ママチャリ、車すべての動きにイラついている。特に、「そうくるか???」と想像を超えるドライバーの運転に戸惑うこともしばしば。息子は、そんな父の背中を毎日見ていた。

さらに高所恐怖症の俺は、高速道路が嫌いだ。トンネルも連続するランプの光が苦手。そんな俺がもうすぐ5歳になる息子と初めて男2人旅をした。8月5日(月)、6日(火)、保育園を休ませて夏休みをとったのだ。目的地は友人が運営するリトリート施設UMIKAZE

俺の運転嫌いを知っている妻の美香は最後まで「電車でのんびり行けば?」と運転に反対していたが、今回は電車やバスの乗換えが多く、もし乗換えに失敗すると相当なタイムロスとなり、息子も俺も時間を潰すこともできないだろう。結局、勇気を出して、初めてふうまと二人っきりの長距離ドライブを選択した。
海底トンネル「アクアトンネル」、「アクアブリッジ」、「海ほたる」の海底と海上を走る東京湾アクアラインは俺にとって手に汗握る道路だった。横浜山手の自宅から東京湾アクアラインを通って千葉県南房総市の和田浦駅を目指した。親友のシンマさん(新間竹彦)から「子どもと行くにはもってこいの場所だと思う」と誘われたのだから、楽しみで仕方なかった。

まずは、シューヘイ(松井修平)ゆうちゃん(早川友)が歓待してくれて、徒歩5分の海へ。「サーファーの聖地」と呼ばれる南房総の海は、息子、颯馬(ふうま)にとって初めて見る高波。波打ち際で一緒に遊んだ。打ち寄せる波に転げまわって、大笑いしながら砂まみれになって遊ぶ息子を見ているだけで幸せな気持ちになった。やっぱり来て良かった。

海の写真がないのでシューヘイから送ってもらったイメージ写真
右からシンマさん、息子ふうま、シューヘイ、俺

この旅で初めての高波の海から始まって、手作りのブランコや滑り台、焚火、BBQ、2段ベッドで寝る、マシュマロを焼いて食べる・・・颯馬にとって初めての体験がつまっていたが、何よりカッコいい大人たちを見せたかった。

火で炙って溶けたマシュマロうましのポーズ!

集まった人はみんな好きな仕事をして、「好きのオーラ」全開で目がキラキラしていた。偶然にも、集まったメンバーのほとんどが俺がパーソナリティーを務めるvoicyラジオにゲスト出演していた。初めて会ったコス(高橋幸佑)と来月voicyラジオをZOOM収録予定だ。

4歳くらいからADHDの傾向が強くなった息子に、大人たちは理解を示し、優しくて楽しい時間を過ごせた。疲れた心や体を癒すには、対話が一番効く。誘ってくれたシンマさん(新間竹彦)、現地で受け入れをしてくれたオーナーのケント(伊藤研人)、ケントを慕って集まった素敵な仲間たち、シューヘイ(松井修平)ゆうちゃん(早川友)コス(高橋幸佑)みっちゃん(柴田満世)、ありがとう。息子が小学3年生くらいになったら、UMIKAZE企画の旅に参加させたい。

左からシンマさん、ゆうちゃん、シューヘイ、息子ふうまと俺
右からシンマさん、ケント、俺

机の上で勉強することだけが学びではない。身近な自然からも人は多くを感じることができる。
「パパ、ココへ来て良かったね」
その一言もらっただけで、パパも運転頑張って来た甲斐があったってもんだ。

和田浦駅の「道の駅」
安くて新鮮な朝採れ野菜は妻へのお土産

レイチェル・カーソンが、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」を失わないために必要なことは、「よろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる」ことというのに激しく共感した。なぜなら、俺には祖父がいたから。小学生の頃、祖父が海や川や山に連れて行って自然に触れる機会をつくってくれたことが、大人になって大きく影響していると実感している。

ピーナッツで遊ぶふうま
和田浦駅の「道の駅」で息子と2人でランチ

それこそ、親子で一緒に「おいしいねー」って言いながら食べることって大切だと思う。これからも、息子の「食べたい」、「やりたい」、「おもしろい」を大切にして、息子と初めての経験を共有し、新たな発見を一緒に楽しむ時間を増やしていきたい。俺も少年のような好奇心を持って、心のアンテナ張ってアンテナ高くして。

次の「大人の修学旅行」は、もうすぐ5歳になる息子と参加予定だ。来月10月よりも先に半年後の来年4月のキャンピングカーツアーに大分県在住の隊員が申し込んでいる。

【大人の修学旅行で最も大事にしている旅のコンセプト25ヶ条とは?

中村隊長と行く「大人の修学旅行」シリーズ 国内編:キャンピングカーで行く葉山~三浦半島海岸

隊員もリピーターも、初めての人も、家族で参加する人もみんな集まれ!
うちも、もうすぐ5歳になる息子も参加予定 笑。
アットホームな雰囲気の中で旅を語り合いましょう!
「地球探検隊を知る夕べ」をオンラインで無料開催!!!
明日2024年9月20日(金)20:00~21:00
申込フォーム:https://forms.gle/kBGGPrUNgosr6A4D6

note運営部より嬉しい知らせ。
9月10日に投稿した記事「息子の「人生初めて」を共に味わう "今しかできない旅」が、”先週特にスキを集めた #旅 の記事”と紹介された。
ハッシュタグ「旅行」じゃなくて「旅」ってのが嬉しい。

 もしもわたしが、
 すべての子どもの成長を見守る
 善良な妖精に話しかける力を
 もっているとしたら
 世界の子どもに生涯消えることのない
 「センス・オブ・ワンダー」
 =神秘さや不思議さに目を見はる感性を
 授けてほしいとたのむでしょう。 

レイチェル・カーソン(著)『センス・オブ・ワンダー』より

「地球探検隊」公式インスタ 絶賛公開中!

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