たかちてんてい

とある幼稚園の園長先生。今まで綴ってきた日々の幼稚園の生活をエッセイ風に記していきます。

たかちてんてい

とある幼稚園の園長先生。今まで綴ってきた日々の幼稚園の生活をエッセイ風に記していきます。

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【開設】2024.0226

幼稚園の最年少、満3歳のお友達に「たかちてんてー」と呼ばれてる、剣道7段のコワオモテの園長が書き溜めていた幼稚園生活の記録。砂場に埋もれてしまって忘れられたスコップのように、今まで書き溜めてきた幼稚園生活の記憶が、このまま埋もれたままじゃかわいそう。 noteを読んで、 🔸皆さまの子ども時代を思い出してもらえたら… 🔸お子さんが幼稚園を卒園した皆さまは、在園時の幼稚園生活を思い出してもらえたら… 🔸幼稚園の時の担任の先生を思い出してくれたら… 🔸幼稚園時代のお友達を思い出し

    • 【虫取り網】

      【2006.0830】 今幼稚園ではトンボ捕りが大流行です。秋も深まれば、お庭の空を埋め尽くすように赤とんぼやシオカラトンボが乱舞するのだけれど、まだこの時期トンボは少ししか飛んでいません。その数少ないトンボを虫取り編みを担いで追いかけているお友達です。 でも、幼稚園には虫取り編みが数えるくらいしかありません。そう言えば夏休み前に沢山買ってきていたのだけれどどこへ行ってしまったのだ?まぁそれは良いとして、トンボを捕まえる前にお友達の間では「虫取り編み」の争奪も行われておりま

      • 【でました】

        【2006.07.06】 子どもとは時として、大人にはとうてい考えも着かない行動や言動を発するものです。幼稚園にいると、そのような事が沢山ありすぎて笑いじわが増える一方、悪い方面では予想だにしないところで「怪我」なんかされちゃったりするので、たかちてんていの髪の毛は薄くなる一方です。(・ε・;)たかちてんていの頭の話はどうでもよろしい。 さて、梅雨のこの時期幼稚園には「夏の虫」が出始めました。最近ではコガネムシが飛来したり、この前はお友達がコクワガタをゲットしました。目の前

        • 【ハックの隠れ家】

          【2006.06.28】 トムソーヤの冒険に登場するトムの大親友「ハック」が住んでいるツリーハウスをイメージして作った、幼稚園の新しいシンボルでが出来上がりました。 そのハックの隠れ家が、昨日なんとかできあがって後は塗装を待つだけ。工事担当者にも「明日なら工事をしないから入れるよ」と了解を得たので工事用のフェンスをずらしての仮オープンです。 このハックの隠れ家は、冒険の森に突き出しています。高さは約4m。約3畳の小屋の南側には天窓がついていて室内は明るく、ベランダが冒険の

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        【開設】2024.0226

          【びんた】

          【2006.06.12】 先日の話。その日はお庭も晴れていて絶好の外遊びの日。お友達は一斉にお庭に出て、朝のお集まりの前の自由時間を満喫しております。この時間のお友達はとても良い表情!目はランランと輝き、幼稚園の教育方針「見えないところ」が著しく成長している時間です。そんなお庭で年少さんの大きな泣き声がしました。「ん?」ってそちらを見るとスコップをもったお友達と、手を押さえてワンワン泣いているお友達がおります。なんだなんだ?とお友達の方に向かっていくと、なんだかスコップを持っ

          【ゲット】

          【2006.06.01】 今日は6月1日。季節も春から「初夏」になりました。そして初夏らしく今日は清々しく晴れた1日でしたね。さらに今日は日記の題材が沢山あります。なにを書こうか迷ってしまうくらいです。 園を見学しに来られた未入園児の保護者の方から「ここの日記読んでみたら?って現役の保護者の方に言われたんですよぅ〜。面白いみたいですね」なんて嬉しい言われたり、衣替えらしく麦わら帽子で登園してきたお友達の表情もなかなかいい題材です。年長組の男の子がちょっと上目遣いで「サッカー

          【小学校の運動会】

          【2006.0520】 今朝起きてみると雨。「あ〜今日は小学校の運動会無理だなぁ…」って思っていたのですが、運動会開催を知らせる花火がドッカンドッカンあがったのです。なぬぅ〜ん、この雨の中やるのかぁ?って空を見上げながら出勤すると、なんとピタっと雨が上がったではありませんか! ということで、毎年恒例。小学校の運動会巡りです。市内5つの小学校にたかちてんていのでかい顔を出してきました。 たかちてんていが、各小学校の受付に顔を出すと「あら、たかちてんてい…」と元保護者で現役小

          【小学校の運動会】

          ボール

          【2006.05.15】年長組の男の子の間では既にサッカーが流行始めました。1年生になった昨年の年長さんと一緒に真混じっていた年中さんが、心おきなくサッカーに没頭できる環境になったのです。だって、やっぱり年が一つ上のお兄さん達にはかなわなかったもの。 そんな年長さん、自由に使って良いことになっているボールが見あたらないと「ボールかしてくださーい!」って事務所にやってきます。「そこの使っていいよー!」とか「誰かがさっき持っていったよ!」なんて答えていたのですが、ここのところそ

          【治水】

          【2006.0510】 事務所に浮かない顔でやってきた年少さん。たかちてんていは、丁度事務所の前のお庭にいたので、「うんしょうんしょ」って事務所に上がっていくそんな年少さんに声をかけました。「どうしたの?お庭で遊ばないの?」って。 すると年少さんは「はぁ〜」って大きなため息をつき引き続き「いいんだ。ボク疲れたんだ。もう遊べないや。もうダメなんだ」なんて本当に肩を落として事務所に上がっていきました。あまりの元気のなさにちょっと心配にもなったのですが、いつも元気いっぱい笑顔満杯

          【ことしも…】

          【2006.04.26】 あぁ〜今日は1日やる気がありません。こんなに天気が良くて、こんなに桜が綺麗に咲いていてもダメです。全然だめです。 なぜって?それはですねぇ、今年の年少さんにたかちてんていは大いに傷つかせられたのです。大抵の事では、ひるまないのですが、子どもの「率直で、素直で、正直な」言葉は時として大人をこんなにも傷つけるものかと、改めて感じた次第であります。もぅタチナオレナイカモシレナイ・・・ガク。 はいはい、何を言われたのか皆さん想像つきますね。そーです。3

          天下取り

          【2006.04.11】 はいはーい、幼稚園2日目ですよー。お友達、特に新入園児のお友達はどんな2日目だったかな?生憎の雨模様の1日だったけど、楽しい幼稚園だったでしょうか? いやぁ、楽しい幼稚園じゃぁなかったお友達もいたはずですねぇ〜。だって今日は雨だもの。幼稚園ご自慢の広いお庭で遊べませんもの。「雨の日だって、教室で楽しく過ごせば楽しいじゃない!」ってそりゃそうですが、やっぱりお庭に出て遊ぶ新入児がいちゃったりするわけですよ。霧雨が降る園庭に出て、滑り台に君臨しているお

          魔法のおまじない

          【2006.04.10】 さぁ!本格的に幼稚園が始まりました。たかちてんていが正門に仁王立ちをしつつ、「レレレのレー」って事務所の前にほうきを当てていると来ましたきました(^o^)新入児及び進級児のお友達が登園してきましたよ。 進級児はいつも通り元気ににこやかに門をくぐっていきます。たかちてんていにもいつもの通り挨拶をしてね(o^-')bそして新入児のお友達もやってきましたよぅ〜。真新しいカバンにちょっと大きめの制服。緊張したおももちで正門をくぐり、進級児のお兄さんお姉さん

          魔法のおまじない

          カウントダウン

          カウントダウンが始まりました。年長児の卒園式まで残りわずかになり、お友達も「幼稚園に来るのはあと○日しかないんだぁ」なんてうれしそうにわざわざ言いに来たりしてます。この「うれしそうに」というのが、なんとも複雑です。 この3年あるいは2年、手塩にかけて育ててきた年長さん。ハッキリ言って手放したくないです。このまま幼稚園にいて、たかちてんていのお尻にカンチョー決めたり、そんなことをして威嚇ビームを発射されたり…。 「たかちてんてい、サッカーしようよ!」 「たかちてんてい、○君

          カウントダウン

          【サッカー大会】

          待ちに待ったサッカー大会。特に男の子が燃えに燃えるサッカー大会です。年中さんの大会が火曜日に行われましたが、年長さんともなると、闘志が違います。「絶対に勝ってやる!」という意気込み満々で毎年すばらしい試合を見せてくれます。 その意気込みも頷けるほどの実力揃い。お庭には必ずサッカーボールを持ってでてきて、仲間と一緒にサッカーを楽しんでいました。またその意欲に身体もついてくるし、ドリブルも、パスも完璧。 さてさて、年長児男の子のサッカーの試合は期待を裏切りませんでした。均衡す

          【サッカー大会】

          【なわとび】

          縄跳び大会が終わりましたが、幼稚園内は空前の縄跳びブーム。朝登園すると、さっさと着替えを済ませ、お庭や外廊下に縄を持って出てきます。 そして今日は、正門前で門番をしているたかちてんていの所まで縄をもって駆けてくる女の子3人組(一人は年中さん)は自慢げに縄跳びを見せてくれます。1回跳び、2回跳び、片足跳び、綾跳び連続交差。二重跳びにまで挑戦しています。でも綾跳び、連続交差、二重跳びはまだまだ無理無理。そんな挑戦している女の子に「まだまだぁなぁ…」なんて腕組みをして言い放つと「

          【なわとび大会】

          縄跳びって子どもにとってはとても難しいもの。ジャンプをするタイミング、縄を回す技術、リズム良く飛び続けるリズム感。どれが欠けても縄跳びを跳び続けることが出来ません。一生懸命に練習しても、数多く飛べないお友達は、この縄跳び大会をきっかけに縄跳びに打ち込み、ある時ふと縄跳びをするコツをつかんで、3回が10回に…10回が30回に……30回が50回に………と、跳べるようになるんです。 さてこの縄跳び大会に意欲的に取り組んでいる年長さんの女の子。多分学年の中では一番背が低く、笑顔のす

          【なわとび大会】