【サッカー大会】
待ちに待ったサッカー大会。特に男の子が燃えに燃えるサッカー大会です。年中さんの大会が火曜日に行われましたが、年長さんともなると、闘志が違います。「絶対に勝ってやる!」という意気込み満々で毎年すばらしい試合を見せてくれます。
その意気込みも頷けるほどの実力揃い。お庭には必ずサッカーボールを持ってでてきて、仲間と一緒にサッカーを楽しんでいました。またその意欲に身体もついてくるし、ドリブルも、パスも完璧。
さてさて、年長児男の子のサッカーの試合は期待を裏切りませんでした。均衡する予選、5分の試合時間では勝負つかず、延長5分の計10分でも0対0で5人でのPK戦もありました。またこのPKも見事なものです。確実に枠を捉えた勢いのあるシュートにはただただビックリするだけです。そんな試合もあれば、点数を取り合う試合もあったりして、担任の声のトーンも急上昇。
そして下馬評通りのクラスが決勝に顔を出しました。対するクラスのお友達。決勝の始まる前の3位決定戦の時に、作戦を練っていました。何が何でも勝ちたいのです。自由時間のサッカーの練習でも、なかなか勝てなかったクラス。
決勝のホイッスルが鳴ると、さすが最初から勢いのあるシュートを放ちます。しかしそのシュートは。枠を大きく外すばかり。そうです、作戦が効果を表しているのです。ディフェンスは、誰が教えたのか縦1列。ドリブルや巧みなボールさばきで抜いてもすぐに相手がいます。勢いのあるシュートを放ち、一人目の足の間を抜けても次のお友達がいます
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◎(ボールキープ)
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●(キーパー)
(ゴール)|------------|
こんな連携が随所に見られました。こんな鉄壁の布陣に無理矢理シュートを打たされるクラス。勢いこそ一級品ですが、なかなかゴールを割ることが出来ません。シュートは枠を外れるか、大きく浮きゴールキックへ。もしくは、相手に当たって転々と転がるだけ。そしてそんな転がったボールを奪うと勢いこそ無いけれど確実にゴールを襲うのです。ホントに数少ないチャンスに2点を取ったクラスが、誰もが優勝を確信していたクラスを破って、優勝トロフィーを奪取していきました。
試合終了後、悔しくて涙を浮かべるお友達も…。一方優勝したクラスのお友達の喜びようと言ったら大変なものです。こうして、大波乱のサッカー大会は終了したのでした。
今回、優勝候補だったメンバー。幼稚園では何でも出来、先生方も一目おく良いグループです。今回のサッカーの試合も「勝って当然」みたいな自信が彼らにはありましたし、その実力もありました。でも本番で初めて負けた経験は、勝つ続ける事とは違った大きな成長の糧となることでしょう。体育フェスティバルのリレーを始め、何でも1番だったクラスでしたが、たかちてんていはそのクラスが「年長生活が全て1番のまま」卒園しなくて本当によかったと思います。その悔しい思いを幼稚園時代に経験させられて本当によかった。そして彼らに負けじと本気で挑んだクラスが実を結んだのも、いままで強いクラスが君臨していたからだと思います。勝ったチームは、本当にうれしかったことでしょう。
【2006.0223】
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