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「外に学ぶこと」で得られるもの。
ちょうど4年前、人事担当の役員が代わり、部門方針の1つに「外に学ぶ」が入った。
それまで、部門方針など意識もしたことが無かったのだが、実際にその役員が「外に学ぶ」機会を作ってくれたこともあり、この方針が妙に響き、外部のセミナーや社外の人との対話の機会を増やすようにした。
少し自己開示すると、MBTI等のアセスメントでは、かろうじで内向より外交が優位に出るくらいで、それほど外に出ていくことを好むタイプではない。
だけど、何となく「外に学ぶ」ことが視野を広げ、心に余裕をもたらしてくれている気がしていた。
この感覚については言語化できていなかったのだけど、濱口秀司さんのツイートを見ていて「これだ」と思えた。
人は狭い世界で守るものがあると攻撃的になり、広い世界で守るものがあると優しくなる。だから守るものが同じでも、住んでいる世界で態度が真逆になる。もし自分が攻撃的になったら、少し広い世界へいこう。もし攻撃する人に出逢ったら、狭い世界で何か大切なものを守っている人として対応しよう。 pic.twitter.com/P8qRTmgtwL
— Hideshi Hamaguchi (@hideshione) March 29, 2021
自分自身、「外に学ぶ」前後を振り返ると一番大きく変わったのは、組織での評価をあまり気にしなくなったことである。「外に学ぶ」前は所属している組織の同僚と比べて相対的に優位かどうかを気にしていたように思う。一種の出世争いのようなものだったのかもしれない。
ただ、「外に学ぶ」を4年間意識する中で視野が広がり、自分が同僚と比べてどうか?ということがあまり気にならなくなった。もちろん、お互いが切磋琢磨して競争していくことは大事だと思うが、それによりマウントを取ったり取られたりということに興味がなくなった。むしろ、どうすれば関係性を深められるかに関心が向くようになったのである。
外に学ぶことで、視野が広がる。
視野が広がることで、心に余裕ができる。
心に余裕ができれば、優しくなれる。
この事は、「外に学ぶこと」の価値でもあるし、これからも外に学び続けたいと思わせてくれる動機でもある。