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『孫子の兵法』ポイント解説⑪「九地篇・前編」9つの状況に応じた心構え

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この記事をご覧くださり、誠にありがとうございます!

私の記事では数回に渡り、『孫子の兵法』のポイント解説をしております!

『孫子の兵法』は、現代のビジネスにも生かせる古典として、「ビジネスパーソン必読の書」と言われています。

『孫子の兵法』の存在を知ってはいたけど、実際には読んだことがない。

読んだことがあるけど、ちょっと難しかった。あまり頭に残らなかった。

そんなことにとっても分かりやすいポイント解説を心がけてみたいと思います。

どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。


『孫子の兵法』とは何か?について特集した導入記事(無料)はこちらです。(過去記事のポイント解説①~⑧はマガジン購入がお得です♪)

まだご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考になさってみてくださいね!


第10回目は「九地篇」の前編

『勝利を確実にする心の整理法』を考える章になります。



※今回の記事は、基本は田口佳史著「超訳 孫子の兵法―『最後に勝つ人』の絶対ルール」(三笠書房)を構成のベースにしています。

その上で、やや超訳しているかな、と思う部分は、守屋淳著「最高の戦略教科書―孫子」(日本経済新聞出版社)を参照しながら、基本に忠実に、分かりやすくポイントをまとめようと試みました。



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「孫子の兵法」有料マガジン(現在:600円)を作成しました!

現在、1記事100円(Xで拡散すると0円)の『孫子の兵法』ポイント解説ですが、1章ずつ進んでいるため、全部で15回になる可能性があります!

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それでは、第九回目「九地篇」

『勝利を確実にする心の整理法』を考える章になります。

『孫子の兵法』の世界へ、入っていきましょう!



1.九つの状況に応じた心構え

兵を用うるの法、散地有り、軽地有り、争地有り、交地有り、衢地有り、重地有り、圮地有り、囲地有り、死地有り。

(現代語訳)
状況によって心持ちが違ってくる。
大事なのは、心を揺らさずに整えて、事に当たること。
散地、軽地、争地、交地、衢地(くち)、重地、圮地、囲地、死地の九つの状況に応じた心構えを知っておくことが好ましい。

①「散地」

…敵が自国内に侵入してきて、自国の領内で戦うこと。

自国内には家族たちがいるため、気が散ってしまう。
よって、散地では戦うべきではなく、仕切り直すこと。

ビジネスで言えば、心配事を解決してから、スッキリした気持ちで仕事に取り掛かる。
目標を再設定して、気持ちを新たにやるべきことをやること。


②「軽地」

…敵国内に足を踏み入れているけど、まだ深入りはしていない状態。軽地では立ち止まってはならない。

ビジネスにおいては、この先が不安な時は、信頼できる人を頼って、落ち着いて事に当たること。


③「争地」

…味方が奪えば味方に有利になり、敵に奪われれば敵に有利になる。敵が先に占拠したら攻めてはならない。

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