いつものゆで卵がぐんと格上げ！簡単で美味しいイタリアンレシピ

またまたイタリアの家庭料理の超簡単でおいしい卵レシピをご紹介します。

このレシピは、キリスト教徒にとって一番大事な宗教行事イースターの朝に食べるお料理です。

いつもは甘いパンとカプチーノで簡単に朝ごはんをすませるイタリア人ですが、イースターの前日は真夜中過ぎまでミサがありますから、イースターの朝は遅めのブランチ。ボリュームたっぷりの朝ごはんメニューの一つです。

と、前置きが長くなりましたので、さっそくレシピをご紹介します。

【材料】4人分
ゆで卵　4個
ツナ缶　小1個
マヨネーズ　大さじ2～3
塩　少々

【作り方】
１．ゆで卵を横半分に切って、黄身をきれいに取り出してボウルに入れる。

２．ボウルの中に油を切ったツナ、マヨネーズを加え、黄味とフォークでよく混ぜ合わせる。ハンドミキサーのようなものがあれば、使うと滑らかになる。

３．ツナと黄身クリームを白身の上にのせる。

できあがり！ボナペティート！

どうですか？超簡単。

卵とツナ？と一瞬思うかもしれませんが、これが絶妙の組み合わせ。白身もないので、コクのある濃厚なクリーミーさが美味しいんですよ。

本当のことを言うとマヨネーズも手作りで、と言いたいところですが、まあ少量ですから、市販のものでも大丈夫。そうそう、この場合は目玉焼きと違って、そこまで新鮮な卵でなくてもいいんです。しっかり過熱しますから、冷蔵庫に残っていた卵でもOKです。

レシピに4人分で卵4個と書きましたが、イースターの朝ごはん、我が家では4人分で8個の卵を使います。ほかにもサラミだのチーズだのいろいろあるのに、残ったことは一度もなし。

食べやすいんですよね。白身のつるっとした口触りがライトな感覚ですが、そのあと、どっと濃厚クリームが口の中にあふれてくる！ついつい、手が伸びちゃいます。

日本風の卵サンドも大好きですが、似ているようで全然違います。卵サンドの具から、白身を除いてツナを加えたバージョンは、ぐんと風味が増して主役級の存在です。

そうそう、卵のクリームを絞り出し袋に入れて出すと、さらにご馳走の雰囲気になります。上にオリーブを飾ったりしたら、立派なパーティ料理にも！

前日に作り置きもできるので、おもてなし料理に最適ですね。ただ、家族の誰かにつまみ食いされないように注意が必要ですけれど。

もちろん、普段の日だって料理をしたくない日や節約したい時にもおすすめです。卵は良質なたんぱく質がたっぷりですから、ちゃんとした添加物なしのメインメニューです。コンビニ弁当やインスタントなものを食べるよりずっとヘルシーで美味しいこと間違いなし。

お料理が苦手だな～と思っている方もそうでない方も、ぜひ、一度だまされたと思ってお試しください。