マツダのデザイン。荒ぶる「魂動」に迫る。
こんばんは。直感早大生です。
日本には世界に誇る自動車メーカー🚗がたくさんありますよね。
早速ですが、あなたはどの日本車メーカーが好きですか?
その中でも独特の雰囲気を放っているのが、マツダではないでしょうか。
実は、2012年以降、マツダ車には「魂動:Soul of Motion」というテーマが導入され、デザインが大きく一新されました。
「最近マツダ車かっこいいな」「デザインが好きだな」と思っている人も多いと思います。
今回は、そんな気になる「魂動」の秘密に迫っていきます。
こんな疑問に答えていきます!😳
✅そういえばマツダ車ってどんなのあったっけ?
✅「魂動」には3本柱がある?
✅「魂動」を創り上げた背景は?
参考にするのはこちらの書籍です👇
マツダ車を見てみよう!
まずは、私が独断と偏見で選んだ、一番かっこいいマツダ車を紹介しようと思います💨
それはこちら!MAZDA6 SEDANです!
私、実はそこまで車に興味はないんです。
でも、このMAZDA6 SEDANを見て、初めて「この車を乗り回したい!」という直感的な感情に駆られました笑
その魅力は、何と言ってもこのフォルムの曲線美、そして艶。
乗っているだけで一流になれそうな雰囲気が、全てから滲み出ています。
シュッと引き締まったセダンのボディも、スタイリッシュで素敵ですよね。
正面から見ても、この圧倒的王者感。
しかし、どこか守ってくれそうなやさしい顔にも見えます。
高級感漂う仕上がりの中に、親しみやすさも感じられるこのデザインには、私たちを突き放すのではなく、むしろ溶け込んで、人生の一部になってくれるような、温かい文化も感じられるような気がします。
実はそれが「魂動」のコンセプトにもつながるのです。
「魂動」の3本柱
冒頭で紹介したように、2012年より、マツダ車のデザインに「魂動:Soul of Motion」のコンセプトが導入されました。
そこには3本の柱があると言われています。
「動」「凛」「艶」です。
それぞれ、「動」からは走り回る楽しさや躍動感💨、「凛」からは緊張感のある美しいただ住まい💫、「艶」からは妖艶な色気💞が想起されます。
これを包括する概念が、「魂動:Soul of Motion」であるということです。
なるほど、確かに先ほどのMAZDA6 SEDANからも色気がプンプン感じられますね。
「魂動」が注目されるわけ
この「魂動」デザインの立役者となったのが、マツダの常務執行役員であり、カーデザイナーの前田育男氏です。
彼は「Car as Art」つまり「アートとしての車」に新しい価値を見出し、「魂動」デザインを発案したそうです。
そして特筆すべきは、「魂動」を通して、車のデザインに日本の伝統的な美意識を取り入れようとした点です。
(先ほどのMAZDA6 SEDANを見て、私がやさしさや親しみを感じたのも、日本人特有の潜在意識がくすぐられたからなのかもしれません)
日本車といえば世界からも高評価を受けている、日本の誇りだ、と誰もが考えていると思います。
しかしながら、これまでその評価はもっぱら品質や技術に対するもので、デザインで世界から認められているのは欧米のメーカーが中心でした。
そこで彼は、マツダの業績回復を兼ねて、デザイン性も重視した車の生産にシフトしました。
しかも、単なる欧米車の模倣ではなく、日本独自の感性を用いて、日本車の新たな強みを確立しようとしたのです。
そしてその柱が「動」「凛」「艶」の3つでした。
その結果、2015年までの4年間で日本カーオブザイヤーを3回受賞。
また、デザインに特化した世界的に有名な賞であるWorld Car Design of the Yearでは、2年続けてトップ3に入り続けました。
そしてマツダの業績も2012年以降、大幅に改善したといいます。
まさに彼の「魂動」の発想が、日本車のデザインに革命を起こしたのです。前田氏、恐るべし😳
まとめ
彼が革命を起こした「魂動」のデザインの裏には、日本人の美意識のエッセンスが詰まっているという事実は、私たちが気づいていない、大きな可能性を秘めていると思います。
若い世代では特に、日本の伝統的な文化に触れる機会が少なくなっており、「日本人の美意識」という無形遺産が将来に渡りしっかりと受け継がれてい行くか、不安が残ります。
私たち一人一人が美意識を見直して、それを日本の素晴らしい文化として残していくよう努力する必要がありそうです。
P.S.
あと、純粋にマツダ車に惚れたので、大人になって最初の車は絶対にマツダにしようと決めた19歳の冬でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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なお、本noteのトップの画像はマツダ株式会社の公式ツイッター、
文中の挿絵はマツダ株式会社の公式HPから拝借しました。
それでは!