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「純粋に見る」ことの大切さ

皆さん、こんばんは🌙
直感早大生です💨

先日、「知覚力」についてnoteを書きました。
こちらです👇まだの方はぜひ見てくださいね。


「見えているようで実は見えていなかった」ことに気づき、驚きを感じた方も多いのではないでしょうか。

今回は少し深堀りして、純粋に見ることの大切さを、皆さまにお伝えしていきたいと思います👌

✅純粋に見るって普通に見るのと何が違うの?
✅なんで純粋に見る力が必要なの?
✅どんなことに気を付けたらいいの?

といった疑問に答えていきます。

今回も「知覚力を磨く」(神田房枝・著、ダイヤモンド社)を執筆の参考にさせて頂きます!

✅見えにくくなっている現代人👁‍🗨

いま、人間の眼は知らず知らずのうちに見えにくくなっています。
(P.88 L1)

これは視力の話ではありません。

現代人が「普通に見ている」と認識する行為には、
あるクセがついてしまっていて、実は私たちは「純粋に見る」という行為をしていないということです。

その見方のクセとは、こういったものです。

「マルチタスクに心を奪われてそもそも見ていない」
「何かを探して/期待して見ている」
「なんとなくぼーっと見ている」
(p.89 L7)

振り返ってみると、まさにこの通りだな~と思い当たる節があるのではないでしょうか。

➀例えば、学校の勉強。
ちょうど今受験シーズンに入ろうとしていますが、私も、受験に使わない科目の授業では他の教科の内職をすることがありました。
(地学の先生、ごめんなさい)

だけど、堂々と内職して成績が下がっても困るんです。
だからひょこひょこ顔を上げて黒板を見て、「先生、私聞いてますよ」風に振舞いながら、机の下で英単語を覚えてたりして。

でも、これって「マルチタスクに心を奪われてそもそも見ていない」の最たる例です。
黒板を見ている風で、全く見ていなかったんですね。

(内職は、隠れてやってる科目の方も効率が下がるから、私はおすすめしません🙅‍♂️)

②他にも、「何かを探して/期待して見ている」に関して言えば、インターネットの検索機能が私たちの「見る」習慣に大きな影響を与えているといえると思います。

人間の脳ではすべてを処理しきれないほど多量な情報の中で、
自分に必要な情報をあらかじめ絞って表示することができる検索機能は、情報社会と言われる現代において、欠かせない機能です。

その結果、あらゆるものに対して検索をかけ、受容する情報を絞る行為が習慣化してしまいました。

あなたがスマホを見るときも、「目的のものを探す、あるいは期待して見ている」時間がほとんどではないでしょうか。


このクセから脱却することが、「純粋に見る」習慣を身に付ける第一歩だと思います。



✅「純粋に見る力」の破壊力

しかしそもそもなぜ「純粋に見る力」はそんなに大事なのか?

先ほど紹介した「見るクセ」は、ある意味私たち人間の、情報化社会に対する適応の結果という側面もあるでしょう。

しかしながら本書では、こういった見方だけでは私たちの「創造力」が十分に発揮されないと指摘しています。

イノベーティブな発想の多くは「純粋に見る」ところから始まっているというのです。

例として、ペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミングを考えます。
本書にはこんなエピソードが載っていました。

・・・実験室でぶどう球菌を研究していた彼は、・・・菌を培養しているペトリ皿に異変を見つけました。・・・青色のカビが生えていたのです。しかし不思議なことに、そこに隣接する部分には、菌が増殖していないことに彼は気づきます。ここからフレミングは、このカビがつくり出す抗生物質(ペニシリン)を発見するに至りました。
(p.96~97 L10~12, L1~2)

前提として、これが20世紀前半であることを考えてください。
実験室の環境は整備されておらず、試験体に何かしら異常が確認されたとしても、異物の混入など、他の原因である可能性が大いに考えられます。

「検索する目」でこの出来事に直面したら、真っ先に失敗だと考えられ、ペニシリンはゴミ箱に捨てられていたはずです。

それを踏まえて彼のエピソードからわかることは、
「発見」という目的にとらわれず、純粋に見る姿勢を保つことができたこと。これが彼の偉大な発見のプロセスの中で特筆すべきことだと考えられます。

「イノベーションは、目的にとらわれない、純粋な目で見ることで起こる。」

まさにこれが「純粋に見る」ことが重要である大きな理由です。

✅「目的なく見ること」を心がける

では、「純粋に見ること」を実践するにはどうしたらよいのか。

一つの方法は、「目的なく見ること」を心がけることです。

「純粋に見る」とはつまり「見ること」自体に目的が内在化している行為だといえると思います。

本書ではこのように書かれています。

何かを純粋に見ようとするとき、そこには見る対象や、それを理解しようとするモチベーションはありますが、明確な目的は必要ありません。
(P.93 L7~8)

え、本当に「目的」がなくていいのしょうか?

もちろん、世の中の多くのことは目的をもって行うのが最適です。
しかしそれは、計画的に成し遂げることができるものに限ります。
「発見」だったり、「イノベーション」といったものは突発的に起こり、自分で操作することはできません。

むしろ「目的」をもつことは逆効果だとも言えます。

「発見」や「創造」にとって最大の敵は先入観です。
純粋に見ることを阻害します。

だから、先入観を取っ払い、実際のダイナミックな情報を生で消化するよう心がけることが大切です。

本書でもこのように述べられています。

無関係な情報を排除しながら必要なものだけを拾い上げるのではなく、全体と細部に含まれている要素をありのままに受容した方が、新たな発見や発想へと導かれやすくなるのです。
(P.95 L4~6)

最後にまとめ!

何の先入観もなしに、ただ目の前のものに真正面から向き合う。
そしてありのままに感じること。

これが、「純粋に見る」ためのカギ🔑だと思いますので、ぜひ皆さまも実践していただければ嬉しいです。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事をきっかけに「純粋に見る力」に興味を持っていただけたら嬉しいですo(^▽^)o

皆さんの感性を磨く、最高の武器になるはずです!

この記事を気に入っていただけたら、ぜひスキ💗お願いします (^^♪

また、この直感早大生では、「直感」や「創造」に関することを毎日投稿していますので、ぜひまた読んでいただけると嬉しいです!

ではまたお会いしましょう!🌟


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