死後世界(バルド)での「解放」への導き書!次回のチャンスこそがんばろ~ぞ! 本「チベットの死者の書」★4
「死ぬことを学べ。そして汝は生きることを学ぶであろう。死後49日間の死者の体験に学ぶ生命の秘密。さまよう魂を導く、大乗仏教の智慧の精髄!」(74年刊の改訂版。)
BARDO THODOL
「この生と次の生の間の、中間的状態(バルド)において、聴く(ト)ことによって解放(ドル)をもたらす」
詳細なところまでは理解できないけど、たぶん、死後の世界=バルド(中有、次の生までの間)に、いろいろ惑わす幻影?が現れるけど、恐れず、受け入れられれば、「解放」へと導かれる、みたいな?
「解放」は、輪廻からの解放かな。解脱的な? 再誕生せずに済むみたい。いいなー、そうしたいよなー。でも基本、再誕生するように仕向けられるみたいだから……なんてこった……難しそうだー。
今現在ここにいるという事は、何度も何度も生まれ変わってきてるということ?ずっと失敗してきたのか。次回こそは、解放への道を!がんばろう!惑わされず、恐れず、受け入れよう。(……ダメそーだな笑)
でも、これが本当かどうかわからんけど、ちょいと死後もまた楽しみだなー。死ぬ瞬間までの苦しみは嫌だけど。その後よ、どんな世界が待ち受けてるのか。どんなヴィジョンが。もしくは無か。
目覚める
本書には、もちろんたくさんの馴染みのない仏教用語が出てきて、読みにくく難解なような。解説も豊富にあるけど、それでもなかなか、気がそがれるというか、めんどくさくなる笑 流しちゃうよな~。
最後のとこで、チベット仏教の主要な言葉の解説が少しだけどあって、そこが案外良かった、勉強になった。特には「救済」のとこや、「ブリージング(全的呼吸法)」というものなんかが、めっちゃ興味深い。
この呼吸法は「浅く早い呼吸で10分~30分激しく繰り返してると、死に際の人のようになり、死後硬直のような状態になると共に、魂が離脱したような感覚になり、様々な「ヴィジョン(幻影)」の想起が起こる」らしい。
やっぱこういうのもあるんだなー、何かで見たような気がするけど。ドラッグを使わずに、ヴィジョンを観るってやつ。呼吸法で。本当にできるんかしら。ちょっと怖いような、でもそそられるような……。
それから、「救済」のとこに書かれてたもの。↓
まあ、よくわかりませんが笑
それから、これも書いておきたい。チェンラジー(観世音菩薩)。これはチベット国家の守護尊。で、このマントラが大事そう。「オーム・マ・ニ・パド・メ・フーム(発音はオーム・マ・ニ・ペー・メー・フゥン)」。
「このマントラの復唱は、人間界とバルド界の双方において、再誕生のサイクルを終わらせニルヴァーナへの入り口を与える性質をもつとされる」「あらゆる幸福・繁栄・知識・そして解放の偉大な手段の精髄」。
これ覚えとったら、いざ!ニルヴァーナへ!? これ見ると仏界への転生もあるのか?それはそれで興味深いな。阿修羅界も。人間界以下は嫌や~。でもすぐ死にそーだから回転早いかな。
にしても、いろいろあるなー。こんなんも実在するのか、ただの創作物なのか、果たして一体、真実はいかに。あー転生したくない、解放されたい、この輪廻から。オーム・マ・ニ・ペー・メー・フゥン!
なんか、長くなっちった……END.