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山崎元・森永卓郎・和田秀樹⇒東大卒作家

 今朝、朝の6時半に起床して、洗顔し、朝食を摂ってから、運動・掃除と回して、早めの昼食。そして、隣駅の本屋まで徒歩50分のウォーキング。そして、本を1冊購入して、電車で帰宅してから、即読破しました。

 『山崎元の最終講義 予想と希望を分割せよ』(山崎はじめ著・PHP研究所刊)です。最終講義ってあまり楽しくない表現だけど、なんなんだろうなぁ~と手に取ってみたのですが、読んでみてわかったのですが、氏は、2024年1月1日に食道癌が元で、逝去されていることを知りました。ご冥福をお祈りいたします。

 氏は、東京大学経済学部卒で、十数回の転職をしていますが、経済評論家としても有名で、たくさんの著作を残しています。私も、何冊も読ませていただきました。

 銀行や保険会社、証券会社にも在籍していたことがある方なのに、それらの金融業界に対する批判を結構していたので、「一宿一飯」の恩義はあるんじゃなかろうかなぁ~と、感じていました。

 私も、保険業界に在籍する身ですので、氏の指摘する批判の側面は一定理解できる面はあるのですが、過去に「お給金」をいただいていた業界に対して、自分の過去の稼ぎがその批判していた仕事から挙がってきていたにも関わらず、痛烈な批判を繰り返す姿には、あんまり楽しい思いは抱きませんでした。

 氏は、2022年8月に食道癌と診断され、手術するも、その後、転移が見つかり、残念ながら、薬石及ばず、亡くなられたのでした。

 著作は、亡くなる前の最後の遺作となったとのことでした。

 こういう話は、他の東大卒の作家にも近しいものが見出されます。

 『年収300万円時代を生き抜く経済学』という著作で名を挙げた森永卓郎氏は、東京大学経済学部卒ですが、このところで、ステージ4の膵臓癌であることを公表しています。

 氏も、政財界に対する痛烈な批判を繰り出す経済評論家であり、日本たばこ(JT)を皮切りに、転職を何回か繰り返しています。

 斎藤一人さんという日本一の大金持ちの実業家が、「癌になる人って、“がん”張り屋さんか、“がん”固な人が多いんだよね。」って、語っていましたが、作家お二人の言動を見ていると、“がん”張り屋さんで、“がん”固な人という指摘は、外れていないように見受けられます。

 森永卓郎氏は、決してハンサムとは言えませんが、私と少し風貌が似ており、親近感を覚えていましたからね(^_^;。

 森永氏の著作は、もう何十冊読んだかしれませんが、データに裏付けられた読者には新鮮な指摘は、私の公私ともの経済活動に大きな影響を与えました。

 また、東京大学医学部卒の精神科医で、40年にも及ぶ著作者生活を営むと共に、海外の映画賞のグランプリ受賞者の映画監督でもある和田秀樹氏は、著作『80歳の壁』が大ヒットし、その後、類書である高齢者話の著作が、立て続けに出版され、この人は、一体、どうやってものすごく大量の仕事をこなしているんだろうなぁ~と思わせられます。

 和田氏は、医者ですが、かなりのグルメで、かつ、ワイン好きのようで、相当な不摂生を自認されており、そのためか、レベルの高い高血圧で、糖尿病で、心肥大で、そして、発達障害であることを公言されています。

 和田氏も、政府や医療機関などに対して、様々な提言-というか、痛烈な批判-を、繰り返しており、その批判がブーメランのように、自らの体に戻って来ているようです。

 お三方とも、自らの強い主張(という名の批判)が正しいと信じられていることは、充分理解できますが、その批判が自らの体にも大きな代償を及ぼしていることは、想像に難くありません。

 批判は、ほどほどにするように。天の神様はそう言っているような気がしてなりません。

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