「えびふりゃぁ~カレー」の恩返し完食
職場の同期と言っても、もう50代も後半も後半、結構な年なわけですが、機会があって、ランチの会を開催しました。
3人で集まったわけですが、そのうち1人が、高齢の母親を亡くし、傷心の中で、集まろうと、もう1人が呼びかけて、しばらくぶりに集まったわけです。
亡くなった高齢の母親は、近々、弱っていたとのことでしたが、この正月に、突然、亡くなってしまったとのことでした。
重篤な介護状態というわけではなかったようで、本人が少しでも楽な形で亡くなったのならば、年齢的には大往生の部類でもあり、不幸中の幸いということなんでしょう。
私は、父を59歳、母を62歳で亡くしていますから、周囲の親御さんが亡くなる年齢を見ていると、少々不謹慎ながら、大往生だなとつい感じてしまいます。
とはいえ、親御さんをなくすのは、子どもにとっては、痛い思いでしょうから、そんなこんなで、ランチの会となったわけです。
今回は、もう1人が、親を亡くした彼と私に対して、「大船ならぬ、小舟に乗った気分で」ごちそうしてくれるというので、理由を聞いてみると、もう1人の彼が、遠隔地に転勤する際に、私と今回傷心の彼が、はなむけとして、ランチの会を企画してあげ、ごちそうしたのを記憶していたからだそうです。
そういえば、そういうこともあったなぁと思い出しました。
遠隔地に転勤する彼に、そのランチの会で、社会保険労務士・CFP資格を持つ私と、税理士・宅建士・CFP資格を持つ母親を亡くした彼が、「時間的に余裕ができるかもしれないから、資格取得もいいぞよ。」と勧めたら、転勤の地で、実際に宅建士などいくつかの資格を、勉強の上、取得したんだそうです。
私は、業務上、業務に関連する資格を取得することは、業務を遂行する上で、大いなるアドバンテージになることを認識しており、いろいろな人に勧めていますが、本当に実行する人は、残念ながら、多くはないんです。
そういうことは、いいことだとは認識しつつも、いざ実行となると、腰の重い人が大半なんですから、彼の行動力は大変素晴らしいと思いました。
「いいこと聞いたら、すぐ実行。ほんとにすぐだぜ。」(日本一の金持ち・斎藤一人さんの言葉です。)
遠隔地に転勤に行く際に、ランチの会を企画した、言わば“恩返し”の形として、今回、傷心の彼を慰めるランチの会に、私も、ご相伴に預かったわけです。
傷心の彼は、かつて、「ぴあ」という雑誌に、「カレー博士」との称号で、掲載されたこともあるカレー通の人ですが、近年は、前ほどはカレーを食べていないようでした。
とはいえ、せっかくの機会ですから、職場近くのホテルのレストランに、カレーを食べに行くことにしました。
傷心の彼は、名古屋出身の人でありますから、そこの名物のひとつといえば、「えびふりゃぁ~」(名古屋弁)でもあり、私はそれが乗った「えびふりゃぁ~カレー」(メニュー的には、普通に“えびフライカレー”です。)を、注文しました。それも、ごはん大盛で(大船に乗った気分で、遠慮なく(笑)。)。
社会人になってから、同じ職場で、30数年経ちますが、きっかけは楽しい話ではないものの、このように集まれるというのは、何だか文字どおり、「有り難い」話だなぁ~と感じました。
元トレンディー俳優の別所哲也さんが、担当するラジオ番組の中で、いつもクチにしている言葉があります。
「いろいろあるけどさ。ご機嫌は自分で作るもの。“Make a day.Make a way.”」
私は、有り難く、「えびふりゃぁ~カレー」を完食しましたよ。余は満足じゃ(^^)。