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仲嶺真
2024年8月21日 21:44
(2020.06.07に書いたブログ記事を転記したものです)先日,久しぶりに『科学哲学の冒険』を読みました。哲学の面白さを教えてくれた,思い出深い本で,実在論,反実在論の関係について学び直したくて改めて読みました。この本を読みながらふと「そういえば相対主義って具体的にはどういう主義なんだろう」と疑問がわきました。ですので,早速,調べてみました。「相対主義に関するよくある質問」サイト人間
2024年8月20日 10:06
(2020.06.05に書いたブログ記事を転記したものです)先日,「反実在論のパターン」という記事を書きました。『科学哲学の冒険』(戸田山和久)によると,反実在論とは世界は認識活動と独立に存在しているけれども,観察不可能なものについて科学によって知ることはできないと考える立場です。反実在論は「反」と付いていますが,世界は認識活動と独立に存在していることをみとめる点で科学的実在論と同じであり
2024年8月9日 10:43
(2020.06.04に書いたブログ記事を転記したものです)先日,「反実在論は広義の実在論」という記事を書きました。そこでは科学哲学における科学的実在論,反実在論,観念論との関係を『科学哲学の冒険』(戸田山和久)から引用して説明しました。簡単なおさらいを以下でします。科学哲学では大きく,科学的実在論,反実在論,観念論という区別が存在します。科学的実在論:人間の認識活動とは独立に世界は存
2024年8月8日 11:45
(2020.06.03に書いたブログ記事を転記したものです)心理学を始めた頃は素朴でした。なぜという理由もとくになく「“心”は実在する」と考えていました。ですが,ある日「性格(“心”の一種)なんて実在しない」という話を耳に(目に?)します。素朴だった私には衝撃でした。「え?性格は実在しない?でも,私に性格あるし,あの人も性格あるよ!」「というか,実在するとか,実在しないとか,どういうこと?