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夢の国での決済

先日ディズニーに行った。

実に二年ぶりであったが、
気の合う人ばかりで行った為、
一日中楽しく過ごすことができた。


私自身はディズニーに行くほうではない。

どちらかといえばUSJ派である。

しかし、ディズニーには毎度圧倒される。

作り込まれた世界観。

来るものを魅了するコンテンツ。

そしてそれを貫き通す姿勢。


ヘビーユーザーが多数いるのも頷ける。

まさに夢の国であった。


そんな中、私はあることに気づいた。

何と決済方法に電子マネーがあったのだ。

調べて見ると、去年の11月ごろから
導入されていたそうだ。

どうりで知らなかったはずだ。


使える電子マネーの種類は
ID・QUICPay・交通系電子マネーだ。

非常に便利だ。

普段IDを使っている私にとって、
この導入は朗報である。


しかし、私はこの電子マネー決済導入に
少し懐疑的な部分もある。

それは、没入感を阻害しないかどうかだ。


ディズニーは夢の国であり、
非日常的な空間になっている。

その為世界観を作り込み、
ディズニーに行くための電車にも
ミッキーマークを施したりと
数々の策を打っている。

つまり、なるべくディズニー内では
現実と乖離していなければならないはずだ。


しかし、食べ物屋お土産などの
物を買うときはどうしても金銭の
やりとりが発生する。

現実世界と同じ行為だ。

だが、買うものが特別であるため
現実感が薄れているのだ。

例えば、チュロスやぬいぐるみを買う時
必ず心が浮ついているはずなのだ。

そうしたワクワク感によって、
夢の世界に浸れるのであろう。


だが、電子マネーの欠点が
それを阻害しかねない。

それは決済時の音だ。

各種電子マネーは決済時、
決済完了の音がなる。

これは必要な機能であり、
音が決済が終わったとわかる
良い機能だとは思う。

良い機能であるが、
ことディズニーにおいては
マイナス要素になってしまう。

決済時の音をトリガーとして、
現実世界が垣間見えないだろうか?

私自身IDで決済をしていたが、
若干素に戻った気がした。

それは何遍も決済をし、
その音を聴き続けた結果でもある。


電子マネーはディズニーでも
非常に便利であった。

だが、便利すぎても如何なものか。

特にディズニーという特別な空間においては。

あえて不便であっても許されそうなものである。

これが穿った見方で大多数がこう思わないのであれば、ただの杞憂にすぎないのだが。


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