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猛暑について思うこと



はじめに

今年の夏は異常に暑いですね。が正しいのか、今年の夏も異常に暑いですね。が正しいのかわかりませんが、とにかく暑いですね。猛暑という言葉ができて、しばらく経ちますが、間髪おかずに酷暑という言葉も出てきました。日本の夏の爽やかなイメージは過去のものになりつつある気がします。毎年、今年は史上最強クラスの猛暑ですと言っていますが、もう聞き飽きたフレーズです。年々暑くなることは内心わかっているはずです。今回は猛暑について書いていきたいと思います。

猛暑はもうしょうがない?

寒いギャグで猛暑が少しマシになったでしょうか?ここ10年で35℃を越える猛暑日が日常化するようになりました。日本の大体の場所でこの時期は35℃を越えることは珍しくありません。10年以上前までは35℃を越す日は少なく場所も限られていました。むしろ、30℃を越えれば暑いという感覚でしたが、もう今や30℃ぐらいでは涼しいという感覚です。ここ10年ほどで感覚が変わってしまいました。
10年ほど前はまだ大学生で、その時に大阪で35℃を越えることがあり、「今日は恐ろしく暑いな」と思うことがありました。しかし、今ほど猛暑日が多いわけではなく、30℃台前半の日も珍しくありませんでした。僕の地元に至っては30℃を越えない日が少なくなく、30℃を越えると暑いという感覚でした。なので、大阪に住んでからは非常に暑いと感じていました。高校まではどれだけ暑くても33℃前後で27-8℃の日も珍しくありませんでした。学校にエアコンのある所はうらやましく、ぜいたく品扱いでしたが、今ではどこの学校でもエアコンはありますし、なければ文字通り死んでしまいます。田舎は涼しかったです。
しかし、今は大阪であろうが地元であろうが、連日35℃越えの日々です。天気予報の真っ赤な太陽がどこも出ています。あの暑苦しいマークを見るだけで、暑さを感じてしまいます。昼間は暑くて外に出るのもはばかられるのはわかりますが、夜まで暑く、日が暮れても30℃を越えていることも珍しくありません。日が暮れて30℃を越えるって一昔前からすれば、あり得ない感覚ですし、夜は涼しいというイメージが覆されてしまっています。もう恐ろしいったらありゃしない。夜に散歩へ行くのですが、外に出ただけで地面からの熱気が恐ろしいです。ここまで暑いと夕立すらもないのかと思ってしまうほどです。夕立がちょっとでもあれば、多少はましになるんですけどね。中途半端に降られて蒸し暑くなるもの困りますが、、、

これから変わる夏のイメージ

今まで夏は爽やかな季節で外で遊びにもってこいの季節でした。夏のレジャーと言えば、海水浴や川遊びなどの水遊びです。小さいころによく行っていたのを思い出します。水遊び以外でも、外で遊んでいましたし、日が長いので友達といつもより長く遊べるのが好きでした。
しかし、今は水遊びは健在ですが、それ以外の外での遊びは控えるように言われています。この暑さで外で遊ぶのは非常に危険で命の危険すらもあります。昔から熱中症はありましたが、今の方がより深刻になっているのは事実です。これだけ暑いと外で楽しむなんて、難しいですし、何より日差しが痛いです。暑さを通り越して痛いという感覚になっています。一昔前は晴れた日に外で遊ばないなんてと思っていましたが、今はこんな晴れた夏の日に外で遊ぶなんて、なんて危険なことなのかと思ってしまいます。昼間に外に出ると暑いという言葉で言い表せないほど暑いです。今の夕方ぐらいの暑さが昔の真昼間の暑さのような感じがします。
今の子どもたちの夏のイメージと我々の夏のイメージには大きな乖離があると思いますし、彼らにとって夏は水遊び以外は基本、部屋の中というイメージになっているかもしれません。川や海も天気の変化が激しく、ゲリラ豪雨で急な増水などのリスクも上がっているかもしれません。そのうち、夏は外に出るのではなく、家にいる季節に変わるのかもしれません。昔の夏と今の夏は大きく違うと思いますし、あり得ないほど暑いです。
爽やかな夏のイメージはどこへ行ってしまうのでしょうか?そのうち夏休みも外へ出かけずにずっと家にいるようなことが起こるかもしれません。そんな夏は寂しいですし、ひと夏の思い出というように、夏はたくさんの思い出ができる季節だと思いますが、この暑さがそれを邪魔しているように思います。涼しい夜風に吹かれて花火を見たりしたりするのは過去のものになるのかもしれません。今は生ぬるい夜風が不快感を増幅させ、花火を見たりしてりしている間はいいものの、終わった後にまた、あの不快感がよみがえってきます。ひと夏の思い出という言葉は爽やかなものではなくなり、そのうち死語になるのかもしれないですね。

最後に

猛暑でいいことが何かあるのか考えたところ、1つだけありました。それは洗濯物や布団がすぐ乾くことです。これだけ暑いと1-2時間で乾き、1日に何回も回すことができます。しかし、それ以外で恩恵を受けることはなく、エアコンはつけっぱなしで電気代がかかって仕方ありません。打ち水で涼しくなるとはいうものの、この暑さではまさに焼け石に水です。本当に猛暑でいいことは洗濯物がすぐ乾く以外ありません。この暑さで体は弱りますし、外なんて出たら、たまったもんじゃないですし。真夏と言えば、暑いですが、どこか爽やかな部分がありましたが、今や真夏なんて言葉を聞くことはあまりなく、猛暑がメインになりつつあります。真夏は6月や9月を指す言葉になり、7-8月を指す言葉ではなくなるかもしれません。それぐらい異常な暑さですよね。こんな暑い中で、猛暑について書いていたら、なんか暑くなってきました。

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