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プロトアウトスタジオの記事

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プロトタイピング専門スクール「プロトアウトスタジオ」のスクール生やスタッフが書いている記事です。 https://protoout.studio
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2020年8月の記事一覧

デザイン思考とアート思考によるサービス分析

 新しいプロダクトやサービスを発想する時、顧客のニーズを起点にしますか?それとも、自分の思いや好きを起点にしますか?  私は、本来後者です。自分がいいと思うものを、欲しいものをつくりたい、という気持ちが強いです。  ただ「それじゃダメ。顧客の課題から考えるべき。」と複数の方から言われ続けたため、ここ数年は、マーケティング、UX、デザイン思考などを学んできました。  そんな中、「アート思考」という言葉が出てきて、「どうやら自分起点を大事にするらしい」と。正直、「どっちだよ

楽器演奏者の趣味と仕事の境界線を曖昧にしたい。

背景プロトアウトスタジオの卒業制作で私が考えているプロダクトの基本的なコンセプトが本記事のタイトルにあたります。 私自身、中学生の頃からエレクトリックベースを弾いており学生時代はバンド活動も多く経験してきました。 年月を経て30代も半ばになってきました。 現在はバンドもやっておりません。 もともとプロミュージシャンとして生計を立てていこうと思ったこともなく、実際に今はエンジニアとして働いております。 多くの方は結婚、就職など人生の節目で楽器をやめてしまうことがあると思

デザイン思考、アート思考双方から作りたいプロダクトを考察する

自作のプロダクトをクラウドファンディングで資金調達してリリースすることを目的に ProtoOut Studioで修行中の50歳の普通のサラリーマンの たつや です。 今回は、自分が作りたいプロダクトをデザイン思考の手法を使って、考察してみます。 作りたいもの約1ヶ月前に考えたのが、 いろんなことができる「スマート手袋」 いろいろな要素を詰め込んでしまって、結局、顧客が全く見えないアイデアになってしまいました。 顧客を想定する今度は、自分の経験や知人を思い浮かべて考えま

ストリートピアノを考える①

アート思考とデザイン思考先日よりプロトアウトスタジオというプロトタイピングスクールに通っております。 企画・プロトタイピング・発信まで一気通貫で学ぶスクールとなっておりまして、色々勉強させてもらっています。 先週の授業で「アート思考」「デザイン思考」というフレームワークで物事を考えたりアイデアを評価することを学びました。 今回は、先日記事にしたストリートピアノプロジェクトについて、このフレームワークをもとに色々考えごとをしてみたいと思います。 アート思考・デザイン思考

ZOOMで会議をする時、相手からどう見えてるか、どう聞こえているかをわかったら安心、という話

先日、ハッカソンに初めて出ました。 その記事がこちら で、そのハッカソンの中で考えたアイデアが「これ欲しいな」といまも思えるものがあるので、そのアイデアを簡単にまとめてみます。 アイデアの背景  最近は、オンライン会議が多いと思いますが、自分が何か説明している時など、「いまこれってちゃんと見えてるのかな?」「動画共有したけど、音声ちゃんと聞こえているかな?音が小さくないかな?」などなど、相手側からどう見えているか、どう聞こえているかわからなくて、不安になることないですか

「リアルとバーチャルの交差点」 〜ニューノーマルに向けたプロトタイプの第一歩

自作のプロダクトをクラウドファンディングで資金調達してリリースすることを目的に ProtoOut Studioで修行中の50歳の普通のサラリーマンの たつや です。 前回のnoteでは、ハッカソンの気付きについて述べました。 そのハッカソンで作ったプロダクトを投資家の前でピッチすると仮定し、企画に落としてみました。 背景 新型コロナの感染拡大の影響で世界経済が戦後最悪な状況に沈んでいます。 しかし、一方で伸びている企業は着実に伸びています。 アップル、アマゾンは相変

IoT版ビーダマンが作りたい

締め打ちしませんでした?あなたはコロコロコミック派でしたか?それともコミックボンボン派でしたか? 私はコロコロ派で、特にビーダマンを扱った「爆球連発!!スーパービーダマン」が大好きでした。主人公は戸坂玉悟(とさか たまご)君でしたね。 私にとってのトサカ君は三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣君よりもビーダマンの戸坂君です。(LDHだと白濱亜嵐さんが好きです) 締め打ちはビーダマンのビー玉をホールドしているパーツを指で固定し

好きな人のためなら頑張れる。

はじめにあなたには好きな人はいますか? 好きな人がいると、なんだか不思議と力が湧いてきて、自分は無敵なんじゃないかなと思えたりしますよね。 もちろん、私にも大好きな人がいます。 彼の名はジェイソン・ステイサム。イギリス出身のアクション俳優です。 彼を想うと、胸の奥がキューっと締め付けられて切ない気持ちになると同時に、私も彼に負けないくらいカッコいい人間にならなきゃ!と身が締まる思いにもなります。 本記事では、プログラミングを学び始めたばかりの私が、ステイサムを想うが

ちょっと真面目な悪ふざけ

ちょっと悪ふざけしたハッカソン先日投稿した「人生初ハッカソンを考える」という記事で、人生初めてのハッカソンを通して考えたことを書かせていただきました。 このハッカソンを通して出来上がった作品がこちら。 この「ミツかるよんく」のコンセプトがこちら。 ハッカソン中に10分くらいで書き上げたので、かなり粗削りな文章ではありますが、コンセプトとしてはキレイに固まった印象です。 この文章を改めて眺めたときに、「ちょっと真面目な悪ふざけ」というワードが心に残りました。 今回は「

プログラミングを始めて1ヶ月で、ハッカソンに出てみた結果、こども心を思い出した

先週土曜に、初めてハッカソン@オンラインに参加しました。 それがこちら  いま、通っているプロトタイピング専門スクールprotooutのカリキュラムの1つに、ハッカソン参加が必須だったので、とりあえず参加することになったわけですが、正直、「いやいや、まだ早いでしょ。」「オレ何も役立ちませんよ。」と、参加する前は、そんな気持ちでした。  そんな状態で、とりあえずスタートしたわけですが、1日を終えて、「ハッカソン楽しいじゃん!!」となったので、簡単にどう楽しかったのか、そし

人生初のハッカソンで考えた個人とチームについて

はじめに現在私は日本初のプロトタイピングスクールであるプロトアウトスタジオ に4期生として参加しております。 本記事では授業の一環として参加したハッカソンについての当日の様子と私が感じたこと、それを踏まえての今後の展望や反省点について書きたいと思います。 イベント概要私はハッカソンがどういうものなのか当日までよく知らず、人工甘味料のサッカリンと音が似てるなーくらいの感想しか持っていなかったので概要を載せておきます。 ハッカソン 「ハッカソン」(hackathon)と

人生初ハッカソンを考える

人生初ハッカソン参戦昨日人生初めてのハッカソンに参加してきました。 今回は前半でざくっとハッカソンの話、後半で感じたこと考えたことを書いていきますね。 今回参加したのはこちらのハッカソン。 2人ペアでチームを組み、一日の中で企画・プロトタイプ・発表を行う企画でした。 obnizは手のひらぐらいのミニコンピュータで、センサーやスピーカなどをつけることで色んな事ができる便利グッズです。 全体のスケジュール感としては、ざくっと午前中チーム結成、午後プロトタイプ&発表という

ハッカソンに9回参加したことがある私が開発時間わずか5時間のオンラインハッカソンで心がけたこととその結果

自作のプロダクトをクラウドファンディングで資金調達してリリースすることを目的に ProtoOut Studioで修行中の50歳の普通のサラリーマンの たつや です。 前回のnoteでは、今私が思いついている企画案を晒しました。 今回のnoteでは、先日参加したハッカソンについて書きます。 ハッカソンは、短時間でゼロからプロダクトを製作し発表するという、ゼロイチを体験できるイベントです。 とても良い訓練になります。 私のハッカソン歴は、参加者として6回(うち優勝1回)、地

グループディスカッションの評価を自動化する

 コロナの影響で、研修のオンライン化が一気に進みましたね。  私の仕事は主に研修講師なのですが、今年の4月以降、多くの研修がオンラインに変わりました。オンラインで研修を実施した感想としては、「意外とできるじゃん。」です。なので、もし今後コロナが収束しても、オンライン研修は増えるだろうなと思っています。  で、いま考えていることは、「せっかくオンライン化されたのであれば、もっとテクノロジーを使いこなせば、もっと効果的に、効率的に研修が行えるのではないか」ということです。