レポート/東向島〜曳舟「すみだのかたち さんぽとミニライブ」
こんにちは!「さんぽチーム」のゆりえるです。このnoteでは、2022年9月24日に実施された「すみだのかたち さんぽとミニライブ」の様子を写真と動画を中心にお届けします。
「すみだのかたち さんぽとミニライブ」とは?
本イベントは、マリンバ奏者の野木青依、音楽家のMC.sirafu、コーディネーターの宮﨑有里による「さんぽチーム」が主催するイベントです。
錦糸町、東向島、八広など、墨田区のさまざまな地域をさんぽチームと参加者で散歩し、そこで見つけたこと、感じたことを共有・記録します。散歩の最後には、みなさんと歩いた軌跡や記憶を元に演奏家の2人が即興演奏を披露しました。
台風が、、、!
ここからは9月24日に実施された「すみだのかたち さんぽとミニライブ」初日の様子をレポートします。
この日は台風の予報で、前日さんぽチーム3人で雨の場合の対応などを話し合っていました。しかし当日になるとすっかり晴天!!なんと幸運なのでしょうか。
この日の集合場所は「東向島駅」。徐々に人が集まり「はじめまして〜」とご挨拶。この日はベビーカーに乗ったお子さんや中学生も含めて10名が参加してくださいました。
今日一日の流れや注意事項を確認し、ゴール地点「電気湯」を目指して、お散歩スタート!
くねくね道を気のままにお散歩
東向島のエリアは、路地に入るとくねくねと蛇行している道や、行き止まり(ドンツキとも言いますね)、非常に狭い路地など、道が複雑でおもしろいのです。
老舗銭湯「電気湯」💡💡💡へ到着
1時間程度歩いて、ゴール地点「電気湯」に到着。墨田区京島にある「電気湯」は創業100年以上続く、老舗銭湯です。名前の由来は、昔電気でお湯を沸かしていたからだそう。この日は定休日で、お湯をいれていない浴室や脱衣所を会場に使わせていただきました。
また、野木さん、MC.sirafuさんは銭湯で働いた経験があったり、私ゆりえるは墨田区の銭湯によく入りに行くなど、さんぽチームはみんな銭湯好きなのです!
お散歩をしながら参加者には、気になった景色やものを写真に撮ってもらいました。
ここからは、ひとり1枚お気に入りの写真を選び、スクリーンに映し出して、その写真のお気に入りポイントや気になったところを話してもらいました。その写真を"演奏のもと"に、野木さんとMC.sirafuさんが即興演奏を披露。全部ご紹介したいところなのですが、、一部をご紹介します!
即興演奏①3つの椅子
こちらは、商店街で撮られた写真。閉じられたシャッターの前に、種類の違う3つの椅子が並んでいます。一体だれがなぜここに椅子を置いたのか気になりますね。
この写真を撮った方のお気に入りポイントは「今日は雨予報で商店街にあまり人通りはありませんでしたが、きっと天気が良ければ、おじいちゃんやおばあちゃんが、商店街で買い物をして、ちょっと疲れたらここに腰掛けておしゃべりをしているのかなとイメージしました」とのこと。
この写真を"演奏のもと"にこんな演奏が生まれました。
野木さんは3つの椅子に3人が腰掛けておしゃべりしている様子をイメージし、MC.sirarfuさんは実際に座りながら、3人のうちのひとりをイメージして演奏されたそう。野木さんとMC.sirafuさんの同じフレーズを繰り返したり、変化する掛け合いが、まさに会話をしているような演奏でした。
最後に今日1日を"演奏のもと"に、お二人が即興演奏を披露。写真からうまれたフレーズや音が散りばめられたスペシャルな演奏です。
また参加者のみなさんには、「電気湯」のなかを自由に歩き、楽器に近づいたり離れたり、すきな場所で演奏を聴いていただきました。
散歩の様子も含まれた動画をぜひご覧ください!
東向島のエリアは、お散歩をしながら「これはなんだろう?」と気になるものが多く、そこで暮らす人々の生活が路上に滲み出ているような街でした。参加者のみなさんも気になるものをたくさん写真に収めてくれました。
参加者のみなさん、ありがとうございました!!!☺️💚
次回イベントのお知らせ
続編イベント「すみだのかたち」を開催します!みなさまのご来場お待ちしています。
写真:奥村直樹、長谷川真里絵
執筆:宮﨑有里
関連レポートはこちら
記事を読んでくださりありがとうございます!頂いたサポートは、美術館代や映画鑑賞など、自分のインプットと文化芸術のために活用させていただきます。