僕の昭和スケッチ/50枚描いてみてPart2
「もりおゆうの選ぶ自選10作品」
さて、昨日の続きで、自選の5からです。
いつも見て頂いているあなたの好みと僕の好みが、合うでしょうか?
Best5「デボラの甘い肉体」
甘い肉体は甘くなかった。
ティーンエイジャーの頃の甘く切ない思い出…
Best4「屋根の上の不思議な世界」
江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」ならぬ屋根の上の散策者…
Best3「夏の終わりの怪談/神社に潜む狐」
集団ヒステリーとなった子ども達の胸の奥深くにある時期棲んでいたもの…
Best2「柳ケ瀬裏通り」
ネオンがぼんやりと灯り始めた時間帯の柳ケ瀬裏通りの記憶…
すえた匂い、割れたビール瓶、散乱するタバコの吸い殻…
光り輝く繁華街の裏に迷路のように続く薄汚れた路地裏…
けれど、僕はこの街が好きだった…
Best1「揖斐川にはカッパがおるぞ」
僕の昭和スケッチ1回目の記事の絵です。
当たり前の事ですが、沢山のnoteの記事の中に埋もれてしまった第1回目の作品です。けれど、僕はこの絵が大好きです。Best1に擧げました。
あなたに見て頂ければ…と切に願っています。
以上の10枚でこの企画を〆ようと思っていましたが、どうも10枚では入りきれず、最後に+2として後二作品だけ上げさせて下さい。
一つは「遠い日の思い出」
昭和スケッチを始めるより10年以上前にたまたま描いたライフワークの作品です。絵のテイストは違いますが、モチーフとしてはこれが「僕の昭和スケッチ」の最初の一枚だったような気がします。お袋の在所の黒野村でザリガニ採りをした帰り道の記憶です。
もう一つは、記事として思い入れの強いものです。
「恩師山川利夫画伯に捧ぐ/届かぬ想い」
岐阜が生んだ油彩画家というと熊谷守一ばかりが有名です。それは正にそうですし、僕も若い日に熊谷守一が好きでした。
けれど、今、僕は恩師山川画伯の名を強く擧げたいと思います。
<山川利夫/第一回日展で入選.第八回で日展特撰.示現会委員.終世を岐阜で過ごした油彩画家>
さて、以上自選10点+2、如何でしたか?
ご覧頂き有り難うございました。
次回の昭和スケッチからは通常通り新しい作品を記事に致します。
引き続き、どうぞご声援を!
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