「石鹸の歴史」僕らの生まれる前の昭和の暮らし
「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ193枚目
この「僕の昭スケッチ」は第二次世界大戦後の昭和をモチーフにしている。
僕が一番よく知っている時代は僕の生きた時代だからだ。
けれど、言うまでもなく昭和元年は1926年、昭和天皇の御即位から始まっている。調べると、カレーが10銭だった時代だ。僕らの生まれるずっと前の時代だ。
今日はその僕らの生まれる前の昭和の暮らしについて少し調べてみた。
暮らしの必需品、「石鹸」のことを。
上は、昭和7年の花王の新聞広告を描いたもの(原広告は写真)。
この広告を見ると、昭和7年当時の人は殆ど髪を洗わなかったことが判る。月に2回は洗って下さいと推奨しているのだから、洗ってもせいぜい月に一度くらいだったのだろうか??? (o^^o)💦
(広告のモデルは女性だから女性の洗髪についてなのだと思う)
ちなみに、これは固形石鹸。
シャンプーという言葉が使われ始めたのはこの花王の広告が始まりと言われている。昭和感があって、いい感じですよね〜、この花王の広告!
さて、実はこれで一つ思い出した事がある。
子供の頃に母親と銭湯に行くと番台のおばさんが「髪を洗いんさるかね?」と必ず母親に尋ねていた。つまり、髪を洗う時は洗髪代を支払っていた訳だ。上の昭和7年の広告から随分時代が下がった僕の子供時代(昭和30年代前半)であっても女性はお風呂に入っても必ずしも髪を洗うわけではなかった、と言うことだ。
令和の今、入浴して髪を洗わない女性はまずいないのでは・・??
それにしても、やはり髪が匂ったり、頭が痒かったりしたのではないだろうか・・・・
う〜〜〜ん・・、男子ながら戦後生まれでよかった・・・(o^^o)💦
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