「吐くのが怖い」の正体
※今回は嘔吐恐怖症関連の記事となっております。
「嘔吐」という文字や生々しい表現が多々ありますので
苦手な方はブラウザバックをしていただきますようお願いいたします。
(筆者もしんどくて休みながら書いてます。。)
2月24日、土曜日の朝。
久しぶりの嘔吐恐怖に襲われた。
実は1月下旬くらいから、何とか病まずに保てていたものの
慢性的に身体の調子が悪かったり、人と会ったり何をしてても何となく上の空だったり、発達の症状が強めに出たり(フォグったり)していた。
この日の朝は、外泊からの朝帰り。
他人の家という事もあり、ほぼ睡眠はとれていない状態だった。
空腹だった僕は、帰宅したのち毎朝食べている青汁とバナナを摂取。
けど何となく物足りず、さらに冷蔵庫にあったシュウマイを3つ食べる。
これがまずかった。
食事を終え、暖房の前で読書をしていると
肉の重たい臭いのこもったガスが込み上げる。
その不快感を感じた瞬間、一気に吐き気(≒死の恐怖)も込み上げてきた。
ぶちまけそうな恐怖を紛らわすために家中をひたすら徘徊。
その場にいて、僕の違和感に気づいた母親と妹に
「食べ過ぎて吐きそう。どうしよう。」と伝える。
「あーあ、大丈夫?」2人とも呆れながら笑っていた。
普通気分の悪い人間が近くにいたら、真剣に心配をするのが正解なんだろうが
僕にとってはこの対応がすごく救いになった。
僕が嘔吐恐怖症になった心当たりの一つに
嘔吐したとき、周りの大人が(幼少期の僕の目線から見ると)この世の終わりかのように慌てふためいていた様子を見て
吐く=緊急事態=とんでもないことをしてしまった!!!
という図式が出来上がったというものがある。
(モラハラクソ畜生教師M山の"躾"も大きな原因の一つであることは言わずもがな)
母と妹の対応により
「あ、怖いは怖いけど別に大したことじゃないんだ」
そう思えてから少しずつ動悸と吐き気は収まっていった。
吐き気が治まってからも暫く、第二波に備えて
30分ほどトイレとお友達をしていたのだが
その時に「嘔吐恐怖の正体」について考えていた。
①「食事そのものが恐怖の対象になってしまうのではないか」という恐怖(=拒食症)
胃腸炎やインフルエンザなどの病気が原因で嘔吐をしてしまうならまだしも(死んでも嫌だけど)
健康な(はずの)状態で嘔吐をしてしまうと
"嘔吐のみでなく、食事までもが恐怖の対象になり
食事自体が出来なくなってしまうのではないか"
という予期不安の亜種みたいな杞憂。
(身体が細いのがコンプレックスで、少食ながらも日々バルクアップに励んでいる僕にとっては死活問題。
あと普通に点滴でしか栄養摂取できない状態にはなりたくないという恐怖。)
②「食の自由度が下がってしまうのではないか」という恐怖
上記の内容と近いが
仮に①のような状態にならなかったとしても
「嘔吐直前に食していたもの(今回で言うシュウマイ)がトリガーとなってしまうのではないか」というもの。
(レバー(ペーストは可)以外は基本的に好き嫌いがないのが自分の長所の一つだと思っており、自分の長所を侵されることへの恐怖。せっかく食べることが好きになれたのに。)
③「"緊急事態"を起こすことで自分も周りもパニックになるのではないか」という恐怖
パニック障害やうつ病を罹患した原因の一つとして
「周りの顔色を窺わずにはいられない」というものが災いしていると思っているが
シンプルに「自分のせいで周りに不快な思い(=迷惑)をさせたくない」という強い思いからくる恐怖。
("普通"の人よりも僕から見た「嘔吐」という行為は死の恐怖に匹敵し得るほどのインパクトを持っているため
「そんな恐怖に周囲の人間を巻き込むわけにはいかない!!!」と思ってしまうのである。)
④「鼻呼吸ができない状態で嘔吐してる間に窒息死するのではないか」という恐怖
今年も早速トレンドの兆しを見せている「花粉」の被害者である僕にとって
鼻呼吸縛りの生活は文字通り"死"を意味する。
点鼻薬が手元にあれば問題ないのだが、この時は点鼻薬を探す余裕もなかったため口呼吸オンリーで過呼吸を起こしていた。
(結局吐く前から苦しい)
ただでさえ嘔吐とは腹筋が千切れるほどの痛みや苦しみが伴う行為であるのに
さらに鼻呼吸NGなんてもう鬼畜の所業でしかない。
(嘔吐恐怖症にとって「嘔吐は死と同じくらい怖い」なんて言葉をよく耳にするが
その同等の恐怖の板挟みにあっている状態である。俺何か悪い事したか?)
恐怖が去ったその後
2月24日。
結局その日は吐かずに済んだ。
だがしばらく食欲は湧かず、いつもの2/3程度のカロリーしか取れず
それ以上食べようとするとリミッターがかかるように。
(痩せたくて困ってる人にこの貧弱な胃を譲りたい)
2月25日。
友人とアウトレットのフードコートにて昼食を食べる。
普通に空腹感もあり、不快感もなく食べきった。
夕食もスシローで食事をするも、若干リミッターがかかってる感じがして
11皿程度摂取。
2月26日。
朝はいつも通りバナナ、自家製フルーツヨーグルト、青汁を摂取。
昼食に定食を1人前摂取するも、夕方まで胃の不快感あり。
(午前11時ごろに飲んだブラックコーヒーの影響の可能性あり)
土曜日の不快感のフラッシュバックもあり、不安感も若干伴いながら過ごす。
総括
しばらくシュウマイは食いたくない(結局)
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