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やろうと思えば、ね!

いろいろ考えてて。現状を嘆きたいわけでも叫びたいわけでも無く。ただ漠然と、「ここで終わらせない」って常に思っている最近。不満があるわけじゃないからこそ、行動に移すのにも、課題を認知するのにも時間がかかってしまう。でも根本的なたいせつにしたい部分が変わっていないから、何周も同じところを動いてまた戻ってくる感じ。
年末ということもあってか、いろいろ整頓して目標や今後のビジョンと向き合ってみた。やっぱりわたしのやりたいことって現状とは少し違う気がする。そんなことがわかった。これから少しずつ動いていくこととする。だから今、またnoteを開いて書き始めている。1年も開いていなかった。昔の記事を覗くとゾワゾワした。ただゾワゾワしたってことはこの1年間で良いのか悪いのか「変わった」ってことがわかった。だから振り返ってみることにした。

去年9月ごろ人生で初めてメンタルクリニックへ行った。きっかけは「たいせつな友達や仲間を失いたくない」という想いだった。やさしい声かけにも苛立ち、「あなたにわかるものか」と言わんばかりの表情をしてしまう自分に辟易としたのだった。外に出かけるにも動けない、人に会いたくない、話したくない、消えたい、何もしたくない。そんな状況だった。今までも割とこの状態が普通だったけれど、「変わりたい」と強く願った。
当時、心の支えにしていたのがポッドキャストの「となりの雑談」だった。自分の欲望を知ることから全てが始まるのだと、教えてもらった。そしてわたしの望みは「変わりたい」のだと知った。


そんなわたしは手始めに「アドラー心理学 嫌われる勇気」をふと立ち寄った本屋で見かけてなんとなく購入してみた。これが運命的だった、以前友人からの勧めもあり惹かれていたのだとは思うが、出会うべくして出会った、そんな感じ。今までいろんな事情でトラウマを抱えていると自認していたが、「トラウマはない」と提唱しており衝撃を受けた。トラウマがあるから何かと理由をつけて逃げてきたわたしにはとても不都合だった。でも半信半疑だったのもよく覚えている。「無いというのであれば、今のこのわたしの落ち込みはどう説明するのだ」と青年と同一人物のごとく読み進めた。諸々、納得。わかった、それではわたしも変わってみようじゃ無いの。そんな思いを抱き、メンタルクリニックを予約して終えたお盆休みだった。


初めて行くメンタルクリニックは女医がいらっしゃるところを選んだ。ノイズが入って素直な気持ちが話せないのはいやだと思ったから。その日は半休を使った。平日の15:30からの予約だったのだが、ファミレスでランチを済まし「本当に30分からか?」とすごく不安に思い確認の連絡を入れたことも鮮明に覚えている。それくらい生きることに不安だったし、誰も信じていなかった、自分自身でさえも。診察は穏やかに終わった。終わった後は、達成感だった。今まで興味があったけれど踏み出せなかった、でも行けた。自分の意思で決めて行けた、そんな些細なことでもうれしかったのだ。
ただ先生とのお話の中で「抗うつ薬としておくすり出しておくね〜っ」と言われて「あ、わたしやっぱりうつだったんだ」と気付いた。いや気付いていたけど、目を背けていた。でも、なぜか安心した。これから真正面から向き合ってみよう、そんな気持ちになっていた。

そこからあっという間に1年が経過していた。おくすりを徐々に増やし、安定してきてから、減らしていった。減らしていく段階で「そうだ、生きるってこんな感じだ、しんどい」みたいな時期もあったがなんとか乗り越えている。変われるのだ、人って。もちろん元々の性質は変わらない、むしろ我が強くなった気がする。でもこれでいいのだとも思えるようになっている。わたしは治療しながら、いろいろ小さなチャレンジをしていった。その中で小さな「できた」を認めて、少しずつなんだかたのしくいれるようになった。今はとてもたのしい、ここまでくるのに時間がかかった。だけどここからだから、わたし。待ってろよって思ってる。だからこれから書き残していく。

最近の「できた」リスト
・すきなひとのライブへ行く
・ひとりでランチ
・断捨離
・新しい服を買う時は何かを手放す
・お部屋の模様替え
・お笑いライブで大笑い
・ひととの距離をはかる
・ねことあそぶ
・芸人さんのグッズを購入
・1年越しのダウン購入
些細すぎてわざわざ言うことでも無いから書かせてもらう。たまに無駄に言っちゃうけどね!わたしは特にだけど、「すきなもの/こと」に囲まれることでしあわせを感じれることがわかってきた。だから苦手なものやいやなものとは適切な距離をとって、シャットアウトして過ごす。すきなものにはとことん注力してみるそんなことの繰り返しで人生が少しずつたのしくなってきた。”わたしの”人生だと、実感できるようになってきた。それがうれしい。

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