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子どもの扁平足の病態理解 -医学的視点から-
今回参考にした論文はこちら↓
雑誌名:Journal of Orthopaedic Science
Impact Factor:1.805
※内容には個人の見解や解釈が含まれます。ご理解の上ご覧ください。
なお、本記事はやや専門性が高い内容となっていますので、小児分野における治療者・支援者向きです。
扁平足の病態
扁平足は、一般的に小児期に発症し、成人期まで続くこともある足部の徴候である。
これは、体重がかかると足部が平らになり、体重を除くと足部のアーチが元に戻るような反応を示す。
一般的に、柔軟性のある扁平足においては、”距骨下関節の可動性が高い”ことにより、アーチが過度に低下することが原因であると考えられている。
ウィンドラス機構について
足底筋膜のウィンドラス機構は、扁平足を軽減するメカニズムとしてよく知られている。
足底筋膜は、踵骨から中足骨頭を包み込むように指節骨まで走る形状となっている。
その為、足趾が伸展している間、足部の縦アーチは高くなる。
一部の整形外科医からは、”筋力低下が扁平足の悪化に関与している”と指摘しており、アーチを改善するための筋力強化運動が推奨されている。
扁平足による変形は自然に改善するか?
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