北海道「道東」の旅 in 釧路【2】
2024年10月11日~13日まで、北海道「道東エリア」の釧路へ視察にいってまいりました。
北海道らしい広大な自然を生かした事業や、道東という地域ならではのビジネス連携を知る旅となりました。
また、あらゆる食べ物が本当に美味しく、素敵な体験となりましたので紹介させていただきます。
今回の記事は中編です。
早朝カヌー体験
2日目の朝はカヌー体験からスタートです。
釧路湿原内を流れる「釧路川」を下っていきます。
釧路湿原の動物は哺乳類39種、鳥類約200種、爬虫類5種、両生類4種、魚類38種、昆虫類約1,100種にものぼり、代表的なものではエゾシカやキタキツネ、希少な種では大型猛禽類のオジロワシ、日本最大の淡水魚であるイトウ、エゾカオジロトンボなどがあげられます。
1時間30分のカヌー体験は本当にあっという間でした。
運良くたくさんの動物たちに遭遇することができ、貴重な体験となりました。
企業交流会 in 釧路
お昼はセコマ飯を食べ(何食べても美味しいです)、いよいよ企業交流会です。
<参加企業>
アドレック株式会社
一般社団法人ドット道東
THE GEEK株式会社
Met Farm株式会社
株式会社myコンサルティング
まずは一般社団法人ドット道東・代表理事 中西 拓郎さんにお話を伺いました。
ドット道東さんは、道東の未来をつくるコミュニティ「DOTO-NET」を運営されていたり、道東のアンオフィシャルガイドブック『.doto』を制作されています。
「DOTO-NET」は、様々な知識やスキルを持った(例えばクリエイター等)を繋ぐネットワークです。
それぞれが自身の拠点で活動をしつつ、プロジェクトごとにネットワーク内でチーム編成しているということです。
一般的な会社では毎日オフィスで顔を合わせながら作業をすることになりますが、「DOTO-NET」では基本的にオンラインで業務をプロジェクトを進めることになるため、連携面での難しさもあるようです。
ガイドブック『.doto』はクラウドファンディングから始まったプロジェクトで、約400人から目標額を大きく上回る340万円の支援を受けて始まり、初版5000部が約1ヶ月で完売し、現在の発行部数は1万部になっています。
また、「日本地域コンテンツ大賞」にて「地方創生部門最優秀賞(内閣府地方創生推進事務局長賞)」を受賞されたそうです。(すご過ぎます!!)
ドット道東さんがされていることは、点と点を結んで輪をつくっていくことなのだと思いました。
道東は街と街の物理的な距離があります。また人と人の距離もある中で「道東」というアイコン・アイデンティティがあることで、みんなが繋がっているのだと思いました。
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続いて、アドレック株式会社のCEO/一級建築士の福島大我さんにお話を伺いました。
福島さんの会社は、東京都とシンガポールにオフィスを構えていますが、道東のプロジェクトにも参加・支援をされているということです。
会社の説明をしていただきましたが、とても興味深く面白かったです。
アドレックさんは「デザインファーム」にカテゴライズされますが、単にクリエイティブするだけではありません。
例えば、ある地域に「建物」を設計・建築するプロジェクトがあるとして、一般的には建物という「ハード」をどうするかという考えになることが多いと思います。例えば、美しい家をつくるという感じです。
これを「一次元的な思考」とします。
最近では、そこに街のビジョンや未来を考え、プロジェクトに落とし込んでいく企業も多いと思います。例えば、SDGsな家をつくるという感じです。
これを「二次元的な思考」とします。
アドレックさんでは、そこに「生活者への想像」「付加価値創出」「新たな需要の創出」「ハード×ソフトの統合的な戦略策定」など、プロジェクト単体の枠組みを超えた統合デザインやナレッジ移管をされています。
「三次元的な思考」であり、考えの広さや深さが圧倒的だと感じました。
さらに、「空間認知やイメージ力といった右脳的思考」と「分析的で論気的な左脳思考」を高速で行き来しているような印象でした。
CEO福島さんのプレゼンを聞いて圧倒されたのですが、文章で表現するのが本当に難しいのでこれくらいにしておきます。
気になる方はぜひ、同社のホームページをご覧になってください。
THE GEEK株式会社・Met Farm株式会社(ハートランチ)については、前編の記事にまとめてあります。
中編の記事は以上となります。
続きも読んでいただけましたら幸いです。