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好きに生きる。ただ今日を生きる。 〜「麦本三歩の好きなもの」を読みました〜


好きな本を読む。
好きなラジオを聴く。
好きなコーヒーを飲みながら。
好きなソファに腰掛けながら。

この本が好きだ。
別に何か大きな事件が起こるわけじゃない。
この本に描かれているのは「日常」だ。
そして私たちが生きている人生も、「日常」の積み重ねでしかない。

幸せに生きるにはどうすれば良いか。
祭りで騒ぐ。ロックフェスに行く。焼肉を食べに行く。海でバーベキューをする。
刹那的なイベントに幸せを求めるのも素晴らしい。
と同時に、普通に生活する中での普通な幸せに気づいていく大切さを、この物語は教えてくれる。

好きなお菓子を食べる。
好きな漫画を読む。
たまに昼からお酒なんて楽しんじゃう。
幸せだ。これが幸せなんだ。

背伸びしなくていいんだと思わせてくれる。
万人に共通する幸せなんてない。
インスタで流れてくる友人たちの幸せと、意地張ってタイマンを張る必要なんてない。
怠慢に生きてていい。そこに幸せを感じて、「人生こんなもんでいいや。最高。」と思えていればいい。

ゆるりと生きよう。
大丈夫。焦るな。もがくな。
あなたはあなたのままでいい。

全ての人が人生を緩やかに楽しめますように。
この本は楽に生き、日常を幸せで彩るための参考書なのかもしれないね。

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