マガジンのカバー画像

無差別音楽コラム

20
運営しているクリエイター

記事一覧

<オリンピックとサマフェスの意義とは?>

<オリンピックとサマフェスの意義とは?>

音楽はエンタテインメントか?もちろんそうですって方がほとんどだろう。

とはいえプロミュージシャン始め音楽に関わる方々は、辛い練習や競争を繰り返し、切磋琢磨して、多くの人の前で楽しみを与える演奏や楽曲を生み出すために日々努力を続けている。

ではスポーツはエンタテインメントか?
うーむ・・って考える方もいるだろう。
しかし音楽と同じく、辛い練習や競争を繰り返し、切磋琢磨して多くの人の前で勝敗を決め

もっとみる
日本を慈しむという事

日本を慈しむという事

桜の季節を堪能し終わった時期に、個人的な経験と思いを中心に、改めて日本を見直してみたい。

実は25年くらい前は、いずれ本気で海外に移住しようと思っていた。
周りもそう考える人が多く、オーストラリアだ、ニュージーランドが良い、いやカナダ最高、やっぱハワイでしょ、などと話していた時期。

当時は日本の音楽マーケットにもビジネスにも嫌気がさしていたし、メディアはあの手この手で政府批判を繰り返し、自虐史

もっとみる
<今から20年後位の爺と孫の妄想会話>

<今から20年後位の爺と孫の妄想会話>

「昔、ロックっていうジャンルの音楽があったんだよ」
「へーどんなの?」
「うん、当時は政府や権力に反発する精神を強く持ってるミュージシャンがいて・・」
「え?ミュージシャンって、もしかしてアーの事?じいちゃん、言い方が古いよー笑」
「アーって何だ?」
「ん?アーティスト?の略だったと思う・・」
「あー、まあそういう人達がバンドを作って・・」
「え?バンドって何人かで集まって音楽するって事?へーみん

もっとみる
アフターコロナの音楽コンテンツの行方

アフターコロナの音楽コンテンツの行方

アフターコロナに向けて、音楽に携わる方々は今後「業界」や「マーケット」がどう変わっていくのか?がとても興味深いところかと思います。
それどころか「生き残り」に向けて、何をしていけばいいのか?どこに注力していけばいいのか?を毎日模索している方々も多いのでしょう。

そのような時期に、例によって個人的な考えを文章にしてみました。
そんな事はもう判ってるよ、って内容かも知れませんが、ミュージシャンや業界

もっとみる
<音楽の聴き方>

<音楽の聴き方>

2015年4月Facebook記事の再掲です。
これもほぼ自分用です。改めて読むと思い込みが気恥ずかしいですな笑。

例によってプロミュージシャン、音楽関係者の方はご存じの事ばかりですから、特に読む必要はありません。あくまで個人的な見解ですし、途中で読むのが嫌になるほど長文ですので笑。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
音楽を演りたい方への提案として、今まで

もっとみる
竹内まりや『Miss M』LAレコーディングこぼれ話。

竹内まりや『Miss M』LAレコーディングこぼれ話。



 2018年11月、竹内まりやデヴュー40周年記念として、RCA時代のアルバム5作品が随時リマスター+ボーナストラック付きでのCDリイシューがスタートしました。以前からその時期のリマスター盤はファンの間で要望が多かったのですが、今回ようやく実現したわけです。

中でも4thアルバム『Miss M』は当時絶頂期のTOTO/エアプレイメンバーでのLA録音曲が5曲収められており、リマスター盤を望む声

もっとみる
温故知新シリーズ【ウエストコーストロックの名曲たち】Vol.1(#1~#10)

温故知新シリーズ【ウエストコーストロックの名曲たち】Vol.1(#1~#10)

お店などで「ウエストコーストロックが好き」という話をすると、それ何?って顔をする方たちが増えてきた気がします。
若い子たちは仕方ないにしても40代あたりにも広がっている感じ。
ここらで「ウエストコーストロック(サウンド)」とは何かって事を、彼らの代表楽曲や名曲をお聴かせして、その素晴らしさを伝えるのもありか、と思ってきました。

この記事は筆者のFBで、ここ最近随時アップした投稿文を、加筆修正して

もっとみる
<WastedTime下北沢>開店へのLong and Winding Road.

<WastedTime下北沢>開店へのLong and Winding Road.

下北沢への思いは今までも何度か書いてきましたが、改めてシモキタが自分自身の「原点」である理由と、今回はそれに加えて現在のお店を見つけるまでの顛末を・・。
個人的な内容に終始しますし、無駄に長文・駄文ですので、それでもご興味のある方はお暇なときに。

「下北沢の発見」1976年3月、僕は大学二年次に東京に戻り下北沢に移り住みました。
シモキタを選んだそもそもの理由は些細な事でした。
最初は家賃も安い

もっとみる
勝手な音楽年代記1950~2010

勝手な音楽年代記1950~2010

<1950年代> 
 米国の音楽産業はLPレコードとシングル盤という最新武器を市場に投入した。大戦後、大衆の新たな娯楽として映画と共に音楽産業の快進撃が開始された。音楽は保有される物となった。
そして新たな地平となるラジオ放送の娯楽化が各地で始まり、世界のレコード市場は「大いなる助走」を始めた。
白人の「ポップス」黒人の「リズム&ブルース」が主な牽引力となった。
さらに人種の壁を克服する「ロックン

もっとみる
アメリカン「ハードポップロック」ヒット楽曲の系譜。

アメリカン「ハードポップロック」ヒット楽曲の系譜。

例によって非常に個人的で主観的な定義による記事です。
「ハードポップロック」なるジャンルは実は存在していません笑。
ただ僕が勝手に思い込みでカテゴライズした、ほぼ「楽曲単位」の選択です。

また英国にも「ハードポップロック」と見なされるバンドやヒット曲は多々ありますが、今回は個人的な嗜好でアメリカに限定して選びました。

メロディやサウンドに「ポップ感」が多少なりともにじみ出てると感じた米国ハード

もっとみる
WastedTime下北沢のオーディオシステム等に関する雑文。

WastedTime下北沢のオーディオシステム等に関する雑文。



去年の6月にオープンしましたBar WastedTime下北沢。
おかげ様で様々なお客様がご来店頂いております。いつも本当にありがとうございます!
さて、このお店はロゴにも「with Good Music」とあるように、お客様に音楽も楽しんで聴いて頂ければ、店主喜び庭駆け回るバーなんです。

今回はWastedTime下北沢のオーディオシステムや音楽環境の側面を、店主の「自己満足的価値観」満載

もっとみる
<フットボールとアメリカ文化の一考察~アメフトの魅力と人気とは~>

<フットボールとアメリカ文化の一考察~アメフトの魅力と人気とは~>

私たちは常日頃から、様々なアメリカの文化に親しんでいますよね。

まずはアメリカ音楽。
ブルースやジャズから発展し、ロックンロールやアメリカンポップスなどの音楽は、数多くのヒット曲と共に、当然の如く日本のミュージックシーンに多大な影響を与えています。

さらにハリウッド映画産業による娯楽超大作の数々。
話題のスターウォーズ最新作はもとより、最近ではマーベル・DCスタジオからの目を丸くするエンタメ大

もっとみる
「勝手に背番号・・」

「勝手に背番号・・」

ライブイベントの企画に携わり、ライブハウスとの清算の際、マイナンバーの提示が求められる時代になって来た。

特に今年からはお店側も税理士などの指導に沿う形で、当たり前のようにマイナンバーの確認作業をスタートしているので、もはややむを得ないのだろうか・・。

統治者にとって管理型社会の完全化は望ましい状態だろうが、当然民衆は行政府による「懐」に手を入れるような管理を煙たがる。というか面倒くさがる。ま

もっとみる
<デジタル音源移行時代の話>

<デジタル音源移行時代の話>

80年代以降、日本においてアーティスト感覚を持つ、若手の最優秀のほとんどの才能=知的創造性は、70年代のトレンドであった音楽から離れ、漫画、アニメ(これらは古くからあるが)、さらにゲーム、映像になだれこんだ。

蛇足ではあるが個人的な感覚を述べておきたい。

アーティスト=才能を持つ芸術家(エンタテイメントを含む)。狭義では画家。

(最近ではアイドル歌手や素人シンガーソングライターやタレントもど

もっとみる