マガジンのカバー画像

カナ編

8
娘(カナ) 小学四年生でASD、中学2年生でASDからくる視覚過敏がある事がわかりました。 市立小学校→病弱支援校中学部→県立高校と進み、去年県立高校から転校して現在は病弱支援校…
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

障害の説明を親がする②

障害の説明を親がする①の続きです。
良かったらこちらをご覧になってから、読んで下さい。

困り事の内容と、その手立てもわかったのに、『困ってる』事が伝わらない...

この状況を変える為に最初に私がした事は、学校にアーレンシンドロームを知ってもらう事でした。

視覚過敏がどういうものか?
学習するのにそれがどの様に障害となるのか?

私が行った講演会の資料を渡したり、当時書きの困難のためにお世話に

もっとみる
障害の説明を親がする①

障害の説明を親がする①

カナが小学校5年生の秋に検査してわかった特性の中に
書きに困難があること
不注意が高い
がありました。
連絡帳を書きたがらなかったのも、漢字を書くと点が足りない棒が足りないになるのは、このせいだと思っていました。

ですがカナ中二の春。
それだけではなかった事がわかります。
同僚の娘さんが
『ピンクの眼鏡をかけたら白い車が白に見えた!』
と喜んだ話を聞いて、アーレンシンドロームを知る事になります。

もっとみる

静かな環境の重要性

カナにとって静かな環境とは、音と対人関係の2つの側面があり、そのどちらも可能となったのは、支援学校ならではだったと思います。

カナは人が大好きです。
人見知りが無い分、誰とでもすぐに仲良くなりますし、おしゃべりも上手です。
ただこの頃は、内向きのカメラ(客観視)が全く機能していなくて、思い込みがあったり、空気読みや人との距離感の取り方が下手すぎて、トラブルを起こす事が沢山ありました。

特に小学

もっとみる
特性上の問題?

特性上の問題?

カナは学ぶ事が好きです。
私がそれを感じる様になったのは、カナが中学生になってからでした。

特に小学校高学年時代は、とにかく授業を受けられる状態でなかったというか、席に着く事もままならなかったので、家で勉強の話をする余裕もありませんでしたし、本人も学習を楽しむ余裕は無かったと思います。

特別支援学校に入学して、同級生の居ない環境となり、対人関係のトラブルがほぼ無くなった事で、落ち着いて学習に取

もっとみる
宿題が出ない

宿題が出ない

前回『最初の違和感』で授業の半分が遊びになる事を書いたのですが、ほぼ同時進行で宿題が出ない事にも悩んでいました。

対人関係を正常に築くには、まだ時間が必要なカナの為に、中学は病弱支援学校を選びましたが、高校は周囲の子供達も大人になるし、本人も望んでいたので集団へ帰るつもりで、入学当初から県立高校への進学を希望していました。

その為に学校は1人で安心して学習出来る様に、学校外の活動は出来るだけ大

もっとみる