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資料ノート(創作ノート/ネタ帳)の作り方
あくまで自分の場合の例で、他の方がどうやって作っているのかは分からないのですが…
小説執筆のための資料ノートを「どうやって作っているのか」具体的な詳細をまとめていこうと思います。
今回例として使うのは和風ファンタジー小説「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の時の資料ノートなのですが…
以前の記事にも書いた通り、まず自分は「文献を読み漁り、そこから小説に使えそうな知識をピックアップしていく」ことから始めました。
<関連記事:「世界観設定」をゼロから作る(資料の使い方がポイント)>
なので、古代日本に関する文献から、知識を拾っていったのですが…
まず、ノート作成には「ルーズリーフ」と「バインダー」を使いました。
綴じられた大学ノートより、途中ページを足したり・引いたりがしやすいからです。
また「ノート」だけでなく「透明ポケット」も一緒にファイリングすることで、文献のコピーなども一緒にまとめることができます。
バインダーの背にはラベルシールなどで「何の小説の資料ノートなのか」を書き込んでおくと、後で整理がしやすいです。
(家族にバレないように小説を書いている・身内に見つかりたくないという方は、自分だけに分かる略称や隠語などで書いておくと良いです。)
個人の好みがあるかと思いますが、文字はボールペンで書いています(フリクションでもない100均のペンで書いているので、間違えた字はグチャグチャに塗りつぶして消しています。他人に見せないものなので、それでいいやという感じで…)。
シャーペンだと、文字がこすれてかすれたり、汚れたりするのが嫌なので…。
次に、中身(内容)についてですが…
ただ単に「知識を文字で書き写す」だけでなく、気になったモノを絵(ラクガキ)で描き写したりもしています↓。
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(ちなみに文献ごとにページ(のまとまり)を分け、1番最初のページの上部には、その文献のタイトル・著者名(できれば出版社名も)を書くようにしています。)
「後で見た時に、自分が分かればいいや」という(他人に見せることを前提としていない)資料ノートですので、同じ柄は簡略化してしまったり、絵自体も適当だったりします…。
(ちなみに上のノートからは「五鈴鏡」を小説に使っています。←巫女の腰に吊るされている、というのも含めて。)
<関連記事:古代な和風ファンタジーなのに、キー・アイテムが勾玉じゃない>
また、文献の内容(文章)を、自分の頭の中で“図”にして、ノートに描き起こしたりもしていますが…それも「自分だけが分かればいいや」という感じで適当な図です↓。
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文献から集めた知識だけでなく、舞台が日本列島のパラレル世界的な異世界なため、小説に出そうとしている都市の「モデル」について調べたり…↓
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文献から得た知識を元に組み立てた「世界観」を、箇条書きで書き出してみたりしています↓。
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「仮」とある通り、上のノートはあくまで「仮」の世界観で、そこから更に取捨選択&ブラッシュアップして、本設定を作っていきます。
この他にも、「起」「承」「転」「結」ごとにストーリー・アイディアを箇条書きした「プロット」もあったりするのですが、それはさすがにネタバレになってしまうので、ここには載せられません…。
ちなみに、これはかなり「ちゃんと作った」資料ノートで、作品によっては資料ノート自体、あまりちゃんと作っていない(というか、全く存在しない)ものもあります(特に、短編など)。