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感想 楽毅(全巻)  宮城谷 昌光すごく面白い。やはり中国の武将はスケールが違います。


久しぶりの中国の歴史もの
いや、面白かったです

楽穀は、小国の大臣の息子で若い頃に孫子の兵法を学んでいて
小国である故に、大国に滅ぼされてしまう
そんな彼の再就職先も小国の燕というのが面白い

中国の歴史物はスケールが違います
とにかく面白い
とくに戦いのシーン

本書の特徴は名言が多いこと
少し紹介すると

国家も人も、滅ぶときは内から滅ぶ。


せっかく大国の斉を二城まで追い込んだのに
国王が死んで、バカたれの息子が国王になり
楽穀を大将から外し、その上、生命まで狙う
このことにより、70の城を失った燕

国家が内側から傾く良い例だと思いました。

つねに自分の心身を鍛えていない者は、環境の激変にぶつかると、かえって思考が停止するか、暴走するものである。



ピンチになった時、その人の本質が見えてくるということでしょう。


満足した者に行動は不要である。

(自己満足すると努力しなくなり、成長が止まり、やがて滅びてしまう)

この作品は、おすすめのシリーズです。
かなり面白い。


2023 1 15
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読破No8



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