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初めまして!始めました!
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色んな「言葉」に救われました
初めまして。
シンガーソングライターの「むたゆうじ」と申します。
ボクは、学生の頃からの習慣で
その時々の想いを「言葉」にしてノートに書きとめています。
これまで介護の仕事も34年間体験させて頂き
その触れ合いの中での「言葉」も沢山あります。
まるで心に咲いた花のような「言葉」たちです。
今では友人の勧めもあって墨字で書くようになりました。
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そして、その「言葉」たちを紡ぐように「歌」を書いています。
ボクが子どもの頃は
音楽好きの父の楽器がおもちゃ代わりでした。
質屋から買ってきたという三味線、オルガン、木琴
いろんな楽器が転がっていました。
子ども用のバイオリンを買ってきてくれたこともありました。
中学へ上がると母がヘソクリをはたいて、ギターを買ってくれました。
それは幼少の頃
入退院を繰り返していたボクへの声援だったと思います。
程なく、そのギターを使って
日記を書くように歌を書き始めました。
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高校を卒業すると、福岡市内のビール会社に就職し
夜は興味のあったデザイン学校へ通う選択をしました。
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まだその頃は明確な「夢」はありませんでした。
それでも歌は書き続けていて
休日になると、地元のラジオに出演したり
ライブハウスのオーディションを受けたりして
ボクの心は自然と
シンガーソングライターへの道を歩き始めていました。
ある日「お前に会わせたい人がいる」と
故郷の熊本県水俣市に住む先輩から電話がありました。
早速、帰郷。その人は施設に居ました。
体に重度のハンディを持つ男性でした。
「生の音楽が聴きたくても、その会場へ自力では行けないんだ」
彼のその言葉でボクは
「ボクの音楽」への道を決めたのです。
『会場へ行けない人たちへ、生の音楽を運ぶシンガーになる』
ボクは福岡での暮らしにピリオドを打ち
故郷へ戻りその準備を始めました。
間もなく『出前コンサート』と名づけて
施設、学校、幼稚園、保育園等へのコンサートを開始しました。
その頃はまだプロ活動ではなかったので
さまざまな仕事を転々としながらの活動でした。
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そんな中、興味が沸いていた保育士の免許を独学で取得。
そして熊本市内の院内保育所へ就職することが出来ました。
子どもたちとの触れ合いや、垣間見る親たちの深い想い
こうして生まれた言葉たちは、やがて
出前コンサートの「新曲」になっていきました。
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その後、その保育所と同系列の法人が
特別養護老人ホームを開設することになり、そこに転職。
それから14年間、沢山の方との出会いと別れを体験させて頂き
その体験を基盤に
認知症の方への「グループホーム」を同県内の八代市に開設しました。
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入居者5人という、日本で一番小さなホーム。
ボクの介護の理想形
『昔ながらの普通の暮らし』への挑戦でした。
20年間続けさせて頂きました。
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思い起こせば、こうした「温かい摩擦」から生まれた言葉たち
ありふれた言葉だけど「体温のある言葉」に
ボクはずいぶん助けられてきました。
そんなある日
この「言葉」たちが
他の誰かも笑顔にしてくれるかもしれない、と思い立ち
いくつかの言葉を選んで
一冊の「本」にしました。
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またそのある日(笑)
本に載せなかった言葉たちも含めて
一つずつアップしていこうと考えました!
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アップしていく「言葉」から
「あなた」との出逢いが生まれ
互いの心に「体温のある言葉」が咲くことを信じて
「note」を始めます。
シンガーソングライター むたゆうじ
1956年生まれ/熊本県水俣市生まれ
資格/介護支援専門員 保育士