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占いの理論はこのように使う①

「陰陽五行説①」と「陰陽五行説②」で、結構堅苦しい話をしました。

さぞかし疲れるような内容だったと思いますが、すべての占いの根底に流れている理論ですから、基礎として理解しておいてください。

さて、みなさんは占いをどのように捉えていらっしゃるというか、占い師をどのようなときに使っていらっしゃいますか?
特に、若い人は「あの人との相性は?」というパターンが多いのではないかと思います。
それはそれで占いの得意とするところなので、多いに利用していただければ良いのですが、実は占いはもっと広範囲に活用することができるのです。

私のところへ御相談に来られる方は、相性よりもむしろ就職・転職、結婚、進路、病気、子育て、いじめ、登校拒否などの方が圧倒的に多く、こうした問題解決に占いを使って対応させていただいています。
会社の経営相談を受けることもあります。

今回は陰陽論を使って、その例を挙げてみたいと思います。


まず基本的な考え方を理解してください。


問題です。
カレーは、身体を温めますか? 冷やしますか?

どうでしょう?

カレーを食べると汗をかくから体を温めていると思っていませんか?
実は・・・カレーは体を冷やすのです。

カレーはインドをはじめ、熱い国の食べ物です。
暑い国で体を温める食べ物なんか食べていたらオーバーヒートしてしまいます。
「暑い=陽」ですから、陰の食事を摂ってバランスをとっているのです。

・・・ということは冷え症の人が、カレーなどの香辛料の多い食事を多く摂ったらどうなると思いますか?
そう、冷え症は悪化するんです。
陰が過多になるので、どんどん冷えてしまうのです。

では蕎麦とうどんは、どちらが身体を冷やしますか?

蕎麦は寒い地域にでき、うどんは比較的暖かい地域にできます。
ですから、蕎麦は身体を温め、うどんは身体を冷やすことになります。
冷え症の人は蕎麦を食べたら緩和されることになります。
それも、おいしい蕎麦に良い天然塩(食卓塩はダメ)をつけてたべるのが一番です。
「蕎麦=陽」+「塩=陽」となるからです。

このように考えられると良いと思います。
自分の住んでいるところよりも、北に出来るものは身体を温め、南に出来るものは身体を冷やします。

ですから、南に出来る黒酢が誰にでも良い、ということにならないのはお分かりだと思います。
入っているアミノ酸による効果はあるかもしれませんが、身体は冷やしますから、その点については別の対策を講じないといけないということになります。


だとすると、地球上で最も身体を温めるものはなんでしょう?
言い方を変えれば、冷え症の人に最も効果的な食べ物はなんでしょう?


それは、鯨です。
鯨は地球で最も寒い海=極陰(ごくいん=陰が極まった状態)に住んでいますから、その肉は極陽(ごくよう)で、身体を強烈に温めてくれます。
鯨はすべて赤身です(ちなみに脂や霜降りは陰性)。
鯨はこれからどんどん高くなりますから、冷え症の人は買いだめをしておいた方がいいかもしれません(笑)


もう少し食べ物の話をしましょう。


葉物野菜と根菜類はどうでしょうか?

葉物野菜はどんどん上に伸びていきますから陰です。
ちなみに茎が上に伸びるので根は横にはって陰陽のバランスがとれています。
根菜は固まって出来るので陽です。
ですから葉物野菜は身体を冷やし、根菜類は温めます。
冷え症の人がサラダを摂り過ぎると、身体はますます冷えてしまいます。


人間は食べ物によって出来ています。
例えば、痩せた人はねぎの青いところを好み、太った人は白いところを好みます。
体質と体型は、食べた結果なんです。


では西洋人と東洋人、特に日本人はどうでしょう。
西洋人は体温も高く、がっしりしていますから陽性体質です。
これに対し日本人は西洋人ほどがっしりした人は少なく、体温もあまり高くありませんから陰性体質です。

西洋食は体質と中和をするために陰性食、和食は基本的に陽性食となります。
ですから日本人が西洋食中心にしますと陰性過多となります。
冷え症ももちろん悪化しますが、アレルギーが増えることになります。
日本人のアレルギー患者のほとんどは食事の面だけでみれば、あきらかに陰性食の摂り過ぎです。

陰性は進み過ぎると病気の原因になります。

私はアレルギーの御相談を受けると、食生活の改善から取り掛かりますが、朝食はパンからごはんに変えてもらいます。
パンは陰性度が高いので、アレルギーを助長するからです。

これだけで治るわけではありませんが、続けていくとあきらかにアレルギーが緩和されてきます。


占いの理論というは、このように使うのです。

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