海から上ってくる朝陽がスーッと身体に入ってくるような
今朝は水平線から登りはじめて太陽が、
海の上で赤い光の線を引いて、
わたしの身体に直接入ってきた。
宝来館に応援宿泊。
釜石市民には「釜石割り」というのがあって、
岩手県民には「岩手割り」というのがあって、
それだけでもかなり安く泊まれるんだけど、
さらに「いわて応援クーポン」が2000円ついてくる。
ファミリー向けの焼肉チェーン店で焼き肉食べるぐらいの出費で、
宝来館レベルの旅館に泊まることができる。
チェックインの15時に到着して、
そこから2時間仕事。
広いお風呂に入って、自販機で買った缶ビールをキューッとやって、
オンラインミーティングをひとつこなしたあとに、
夕食。
若鶏塩麹焼き〜焼林檎敷
牡蠣の石垣豆腐
じゅん菜梅風味
ほか8種類の前菜、
お造りには鮪、鱈、勘八、牡丹海老、
酢の物はほや胡瓜三杯酢、
煮物は雪駄鰈煮付け
とか。
熱燗と焼酎のお湯割りでのどを潤しながら、ゆっくり食べた。
昨日、「養生」について書いた。
養生とは、心と身体を整えることで、
心地よい、気持ちいい、という感覚になること。
そのためには、3つのことを「ちょっとだけ良くする」。
<睡眠><食事><自然に親しむ>
夕飯を食べながら、ああいい養生になってる、と思った。
部屋に戻ると布団が敷いてあって、
西川の「muatsu」の敷布団と枕、
「理想的な寝姿勢を保ちます」
とパンフレットには書いてある。
掛け布団は同じく西川の羽毛掛け布団。
睡眠も、いい感じ。
いつも通り3時に起きて、
radikoでTBSの「セッション」を聴きながら歯を磨き顔を洗い、
足首回したりの身体のコンディショニング。
スマホのアプリで英語のトレーニングのあと、
ちょこっとお勉強。
4時を過ぎて外が明るくなってきたので、
障子を開けたら、松林の間から朝陽が。
あああああ、と思って、スマホを持って部屋を出て、
階段を降りて玄関ホールから外に出た。
宝来館は海に面している。
玄関から道をはさんで松林、砂浜、海。
海の先にある半島と半島のちょうど真ん中、水平線から太陽が上る。
海の上に赤い線を引いて、
その線の先にわたしが立っている。
しばらく、じっと太陽のあたたかい光を浴びていた。
養生の3つ目、<自然に親しむ>の「太陽の光を浴びる」の真っ最中。
3分ぐらい、太陽を身体の中に取り込んで宝来館に戻ったら、
宿直担当のスタッフが、「お風呂、開けておきました」と。
通常5時から入浴可なんだけど、30分早くお風呂を開けてくれて、
部屋戻ってタオルを持って、お風呂場へ。
宝来館のお風呂には、小さめだけど丸い、ヒノキでつくった香りのいい露天風呂がある。
その露天風呂のお湯に浸かりながら再度、日の出を味わう。
と、エンジン音がしてきて、一艘のボートが海の上を滑っていく。
漁師のマエカワさんだ。
湾内に養殖しているわかめかホタテか、
ウニは火曜日と金曜日が漁の日と聞いているので、
今日はなにを獲りに行っているのか。
地網にはどんな魚がかかっているのか。
いま、6:09。これを書いてる。
このあと、「たまっている本や論文を黙読する」clubhouseに参加して、
50分黙読して、10分の内容シェア。
そのあと、朝ごはん。
宝来館の応援宿泊は3日前に思いついて予約し、
そのあと、「たまっている本や論文を黙読する」で養生を知り、
ワークウェルネス(ワーケーション)しながら、食事、睡眠、陽の光で養生。
偶然が重なって、いい心地になった。