むらさん(村田信之)|ONE KAMAISHI 3万人でひとつのまちに

岩手県釜石市に移住して4年目!長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、大学院公共経営研究科修了。田原総一朗スタッフ、早稲田大学客員准教授として「たくましい知性を鍛える」(大隈塾)を20年間担当。立教大学兼任講師、京都芸術大学客員教授なども勤めた。現在、釜石市議会議員。

むらさん(村田信之)|ONE KAMAISHI 3万人でひとつのまちに

岩手県釜石市に移住して4年目!長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、大学院公共経営研究科修了。田原総一朗スタッフ、早稲田大学客員准教授として「たくましい知性を鍛える」(大隈塾)を20年間担当。立教大学兼任講師、京都芸術大学客員教授なども勤めた。現在、釜石市議会議員。

最近の記事

うにしゃぶとジャズ

娘が釜石に遊びに来た。 4年前にも一度来てる。 そのときは、離婚して移住したばかりで、 ちゃんとやってるのか、心配してくれてたらしい。 コロナのころで、娘に釜石らしいものを食べさせたいけど、 街なかでは「東京からの人は……」的な雰囲気があり、 気を使って友人のはまちゃんが自宅に招いてくれて、 鍋をふるまってもらった。 今回は、彼氏を連れてきた。 釜石を知ってもらうには、「いのちをつなぐ未来館」が一番。 釜石線から三陸鉄道に乗り換えて、鵜住居駅。 「祈りのパーク」でお祈

    • 無駄なことはあっても無意味なことはひとつもなかった

      東京から釜石へ、大隈塾の2人が来てくれた。 釜石高校で「Kamaishiコンパス」の「きっかけさん」として。 NTTデータの片岡慎さんは、 「情報は常にバイアスがかかっている。自分で考え、判断しよう」 仕事の特性から「きっかけ」を。 三井農林の林田健さんは、 「いまは過去の選択の積み重ね。自分の選択は自分にしかできない」 自分の大学進学、就職活動から「きっかけ」を、 高校1年生たちにプレゼンテーションしていた。 フリーアナウンサーで、釜石を応援する「ちあ釜」のリーダー葛

      • 盛岡にて「旧姓カネザキ」さん

        「お! 2019 KAMAISHI」 映画館から出て、スマホをいじっていたら、 背中から声をかけられた。 2019年ワールドカップのときのグッズをカバンにぶら下げている。 「やるほう?」 ファンキーな格好をしたおばあさんだった。 「見るほうです」 最近あんまり見てもいない。 シーウェイブスの試合は見るけど、 サンゴリアスもジャパンも早稲田も、 テレビなくなったこともあり、そんなに見なくなった。 (明日は早慶戦か) ははは、と笑っておばあさんは歩いて去っていく。 「釜石

        • 異才、ではなく「異彩」。いろんな人が活躍できる彩りのある社会に

          「鳥肌が立つ、確定申告がある」 ヘラルボニーが2023年にうった広告。 ヘラルボニーは知的障害のあるアーティストと契約して、 彼ら彼女らの作品を活用したアートライフスタイルブランド 「HERALBONY」 を展開している。 福祉を起点に新たな文化を創造することを目指し、 商品コラボレーションや空間プロデュースなど 多岐にわたる事業を行っています。 「異彩を、放て。」 をアイデンティティにしている。 ヘラルボニーには150名を超える契約作家が在籍していて、 福祉的な支

          外出しやすい街と、外出したくなる街

          こすもすいったらおばちゃんたちがお茶っこしてたので、 いっしょにしゃべってみた。 あっちこっち飛び回るいろんな話題から「やりたいこと」を抜き出してみると、 ・みんなで集まってごはん作って食べる パートナーが亡くなって一人暮らしなので、 自分一人のごはんを作るのはめんどくさい、 って人は何人もいる。 だったら、みんなで集まって、みんなで作って、みんなで食べる。 (ぜひぜひ、こすもす使ってください、と提案) ・自分が食べるぶんの野菜を作りたい 野菜とかいっぱいもらうんだけど、

          そんなものをわざわざ養殖してどうする?

          釜石で養殖したムール貝を食べた。 わたしがライターをやっていたころ、 東京羽田沖で潜水仕事をする人たちに取材をしたことがあった。 そのときにムール貝の話になって、 昔は東京湾でもたくさんムール貝が獲れてた。 あんまりたくさん獲れるから、売り物にならなかった。 今やムール貝は外国から輸入して食べるようになったけど、 時代が変わってこんなことになるなんて、と、 その潜水士のおじさんがいっていたのを思い出す。 ムール貝は地元では「しゅうり」と呼ばれ、 ホタテや牡蠣にくっついてい

          そんなものをわざわざ養殖してどうする?

          これが「ラグビーのまち」なんだな、と。

          小学生たちのタグラグビー大会だった。 釜石市の6つの小学校から4校15チームとラグビースクール1チーム。 うのスタ(釜石鵜住居復興スタジアム)のグラウンドを4つに分けて、予選リーグと決勝トーナメント。 タックルはなくて、腰につけたタグ(短いハチマキみたいなヒモ)を取れば、プレーをいったんストップして、その場でリスタートする。 だから、身体の小さい子や、女子が活躍するのが目立つ。 しなやかな身体の動きで、タグを触らせない。 あるいは、逆に上手に相手のタグを取る。 スポーツ

          これが「ラグビーのまち」なんだな、と。

          家族との時間

          AIにたしなめられた。 英語のレッスンを毎日、アプリのAI相手にやってる。 先日、「ところで、誕生日はどうやって祝うの?」 とたずねられたので(わたしの実際の誕生日は5月)、 「なんてことない、家族と過ごすだけ」 と答えたら、 「家族との時間はスペシャルだ!」 と叱られた。 しかも、レッスンが終わってからも、 「家族との時間は大事だよ。じゃあね」 だって。 ホントは誕生日をいっしょに過ごす家族はいなくなったんだけど、 いなくなって「楽しかったなあ」と思いだしたりするけ

          マインドフルネス瞑想してみた

          マインドフルネス瞑想を体験してみた。 お寺での坐禅と同じように、 きちんと足を組む必要はないし、 なんならイスに座ってやってもOK。 違いはインストラクターが途中途中でリードしてくれたり、 音楽や鳥の囀りなどのBGMをかけながら、というところ。 とにかく、楽に座って、 「イマココ」に100%心を向ける。 そして、感覚を味わう。 BGMや風が吹いてるとか寒いとか、足が痛いとか。 ただし、足が痛いのは修行が足りない」とか、 「まだまだの証拠」とかジャッジしない。 「足が痛い

          海の宝石箱「#シャケノベイビー」

          ビートルズの「Twist and Shout」という曲の歌いだしで、 ジョン・レノンが 「Shake it up, baby!」 とシャウトする。 「もっと振ってよ、おじょうちゃん」と。 それを日本のロックンローラー内田裕也が 「シェケナベイベー!」 とことあるごとにしゃべって、 ロックと言えばシェケナベイベー、 みんななんかかんかでシェケナベイベー、 みたいに一世を風靡したのが昭和から平成。 令和のいまは「#シャケノベイビー」だ。 釜石のお土産といえば「海宝漬」。 め

          電話をかけるボクは古い人間なのか?

          朝9時ごろ、田原総一朗さんから電話がかかってきた。 (朝早くなったなあ)と思いながら、電話に出た。 わたしが彼のスタッフとしてバリバリ働いていたころ(15年ぐらい前)の田原さんは、 晩ごはんも誰かに取材しながら食べて、 そこから家へ帰って夜遅くまで原稿を書いていたので、 朝は10時過ぎに起きていた。 そして11時ごろに朝ごはんを食べながら、 「ど〜ですか〜」 って、毎日のように電話がかかってきていた。 いま、9時に電話をするということは、 もう夜中まで原稿を書くことはなく

          図書館が美術館になっていた

          昨日アートがらみのことを少し書いたら、 図書館で「としょかんde美術館」をやっていた。 これは図書館スタッフのアイディアで、 普段は閉架書庫にある貴重な画集や記念本とかを並べて見れて、 手にとって読めるようになっている。 貸出できる本もある。 図書館には自分で手にとって見れる「開架」の本棚と、 係員しか入れない書庫にある「閉架」の本棚があり、 今回はその「閉架」にある書物も展示してある、 のがありがたいところ。 (図書館によっては、手続きしたら入れる閉架書庫もある) 『

          子どもが描いた絵に額縁をつけてみた

          探究学舎という学校がある。 驚きと感動の種をまく。 模擬授業があったので、参加してみた。 40人ぐらいのメンバーで、 その中には小学生が5人ぐらい、中学生と高校生もいた。 大人は高校の先生もちらほら。 探究の授業を担当しているんだろう。 テーマは、「アートってなに?」。 グループに分かれてのワークで、 正解がない、というより、正解ばかりだから、 何を言ってもいいのでみなさんいろんなことをしゃべって、 とりあえず「心を動かすもの」、となった。 (結論出せ、っていわれてなか

          学校にいかない選択をした子どもの可能性を広げるために

          新聞の投書欄から、 「『不登校』希望ある別の呼び方を」 という投書が目に飛び込んできた。(朝日新聞2024年11月10日付朝刊) 北海道の44歳の女性。 娘さんはコロナ休校を機に学校に行かなくなった。 中学校の担任の先生が、成績表を持ってきてくれた。 欠席日数は97日。備考欄には「体調不良」と書いてある。 先生から「体調不良、ってことでいいですか?」と尋ねられた。 娘は体調不良ではない。 ピアノのレッスンには行けてるし、読書もする、家の手伝いもする。 ほかの家では

          学校にいかない選択をした子どもの可能性を広げるために

          「良いリーダー」とはどんなリーダーか

          良いリーダーとは、どんなリーダーか。 昨日はキャプテンシップ・チャレンジ(大隈塾)だった。 講師は駒井正義さん。 三井物産の副社長を務めた方で、 世間的には知られてないけど、三井物産ではレジェンド的存在。 体験をベースに仕事論やリーダーシップを語って、 大隈塾では超絶人気の講師。 受講生は毎年入れ替わり、本人は歳をとっていく。 ということは、年々受講生たちの仕事環境と駒井さんの体験はかけ離れていくはずだが、 駒井さんは毎年毎回講話の内容をアップデートしているのと、 事務局

          認めるけど、許せないことはある

          アメリカの大統領選挙が終わり、 ドナルド・トランプが次の大統領になることになった。 選挙に負けたカマラ・ハリスは、 「結果を受け入れることが民主主義だ」 みたいなことをいった。 それはそうなんだけど、 事実として選挙結果は受け入れるんだけど、 許しがたいことはそのまんま残る。 ドナルド・トランプの暴言、差別発言はたくさんあった。 「女性は男性より劣っている」 「ヒスパニック系はIQが低い」 「環境問題は経済の妨げだ」 「アジア系はウィルスを持ち込んだ」 「LGBTQ+の権