muonnote

ドイツで建築事務所立ち上げ中。設計現場の情報、言語と文化の狭間で起きる日常的な体験もシェアします。

muonnote

ドイツで建築事務所立ち上げ中。設計現場の情報、言語と文化の狭間で起きる日常的な体験もシェアします。

最近の記事

ドイツの設計会社の些細なこと~3

日本と海外の図面のスタンダードにはいろいろ違いがあります。 以前、某日本建築家のパリ事務所に所属していました。その時に学んだことですが、各国ハッチの表現が違います。例えばコンクリートの躯体表記は国によってこのように違います。 日本とドイツが違うのは分かるのですが、お隣の国のドイツとスイスでも表記が違うというのはちょっと驚きました。日本のJIS、JASに当たるのがDINという工業規格になりますが、それに同等なものがスイスではSIAと呼ばれています。日用品の規格から、建築の法

    • Building Physics - Bauphysik

      Image: Baunetzwissen より ドイツでは中規模以上のプロジェクトであれば、設備設計者(Haustechnik)の他にBauphysiker(バウフィジカー)と言う専門家が基本設計の段階から携わることがほとんどです。英語だとBuilding Physicsですが、アメリカでの経験から言うと、ヨーロッパほど設計のコアメンバーでとらえられている職種ではない気がします。建築の規模が大きくなるほど、気候が厳しい地域で計画するほど、重要な領域です。 彼らが何をするかと

      • 【海外子育て】自分の心に響かない育児法を(子供のために)遂行するには

        自分が育てられたやり方以外の方法を受け入れるのは難しい。 食に関して、怒り方、勉強のさせ方、等数えればきりがない。 自分の育てられ方が悪かったと思うわけじゃないけど、これは繰り返したくないということもある。結局自分の知っているやり方しかできないループから抜けだすにはどうしたらよいのか。をよく考えています。 例えば。ドイツ人を含め、欧米の子供は小さい時から自分のベットで一人で寝るトレーニングをされていることが多いと言われます。 (もちろん例外もたくさんあります。仲良くして

        • 【海外子育て】初めて聞く言葉は7回経験して初めて認識される

          赤ちゃんの脳がいくら吸収力がいいからと言って、初めから何もかもインプットするのではなく、7回違う背景でそれを経験して初めて認識するという研究結果がアメリカの児童発達の情報紙に書いてありました。 特に抽象的な言葉の場合は一つの状況だけでは把握しきれないのは当たり前といえば当たり前。 3歳になった息子は一回聞いただけですぐに覚えてしまうときもありますが、後になって、「えーとあれなんだっけ」と聞いてくる時もあるので、やっぱり記憶に定着するには数回の訓練が必要なんだと思います。

          ドイツの設計会社の些細なこと~2

          想像つくとは思いますが、日本の設計事務所で図面を足で踏んだら怒られます。怒られなくても、建築の神様に無礼なことをしている気になります。まあそもそも床にあまり置かないでしょう。 ドイツで図面を避けて踏まないように歩いたら笑われました。 ものに魂が宿っているみたいな考え方は基本ありません。 同様に、子供が道の葉っぱをちぎった時に、日本人のママ友は必ず「葉っぱさんがイタイイタイだよ」とか言いますが、ドイツ人のお母さんでそういうことを言っている人は聞いた事がありません。 自分

          ドイツの設計会社の些細なこと~2

          ドイツの設計会社の些細なこと~1

          Kollege はドイツ語で同僚という意味です。 通常、上司のことも部下のことも、これが私のKollege です。と紹介します。これには好感が持てます。 日本で言えば、「担当の者」が好きです。 役職名として形式化すると途端に隔たりができますよね。威張る権利も出てくる。それに甘んじる輩がいるので、やはり仕事をする者はみんな同僚という考えはいいなあ。上司、部下は嫌だなあ。誰が会社と言う設定の中でこの言葉を使い始めたんだろう。 先輩、後輩も嫌いです。 海外帰国子女だった私

          ドイツの設計会社の些細なこと~1

          「健康が何より大事」は常識か?

          誤解がないように言っておきたいのですが、私は日本人の考え方や丁寧な仕事の仕方は好きです。他国にない良さがあると思っています。 でも国民が損をする慣習は改善させなければいけない、と思います。 通常からドイツ人は病気になったら会社を休みます。自分のためにも、同僚にうつさないためにも。 ドイツで3社ほど違う会社を経験しましたが、どこにおいても、医者の診断書にもとづき1週間欠勤します、というメールが回ってくるのは日常茶飯事で、会社を休むことで嫌がらせを受けたりすることはありません

          「健康が何より大事」は常識か?

          【海外子育て】3歳、4ヶ国語のインプット。

          息子は基本的に、 *パパ→スペイン語 *ママ→日本語 *保育園→ドイツ語 *パパとママの共通言語→英語 と、4か国語にさらされながら過ごしています。 3歳の現在、日本語が主流ですが、スペイン語でも問題なく意思表示するようになりました。 昨今は国際結婚も珍しくなく、このような状況の子供は少なからず世界中におられることと思います。 ご多分に漏れず、うちも必然的に心配になります。 母国語は今後どうなるのだろう。 そこで頭に浮かぶのが、Polyglot Polyglotと

          【海外子育て】3歳、4ヶ国語のインプット。

          【海外子育て】Polygot教育について

          こどもちゃれんじプチやってます。 日本のじいじとばあばが送ってくれます。 やっぱり、影響力大です。 いないいないばあやお母さんといっしょも好きですが、やっぱりしまじろうのビデオは月齢ごとになっているのが良いのでしょう。 置いていかれることなく内容についていけるみたいです。 初めて具体的な効果に気づいたのが、 スペイン人のお友達が、1歳の息子に向かって「コンニチワー」とギャグで日本語で話しかけた時。 言われて、数秒考えて、ぺことお辞儀したんですね。 おしえてない! し

          【海外子育て】Polygot教育について

          脱「起業ノウハウ」

          起業をしてみたいと思ってはいるものの、どこから始めればいいのか分からない。 他の起業家の人のノウハウを読んでなるほどと思うものの、多分そのまままねしてもダメで、自分で考えたやり方じゃないと結局は三日坊主になってしまうのだろう。説得力が有る方法論を読めば読むほど自分が出来ていない気がする。 すごいなと思う人は多分その人の文章力も関係しているのだろう。どんな内容でも書き方によっては賢く響く。 例えば、 「私が実践したのはひとつだけ、毎日同じ時間に起きて、目標としている自分を

          脱「起業ノウハウ」

          自立までの道のりイメージ

          自立までの道のりイメージ

          Spontan

          毎日何かを書いてみよう