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「健康が何より大事」は常識か?

誤解がないように言っておきたいのですが、私は日本人の考え方や丁寧な仕事の仕方は好きです。他国にない良さがあると思っています。
でも国民が損をする慣習は改善させなければいけない、と思います。

通常からドイツ人は病気になったら会社を休みます。自分のためにも、同僚にうつさないためにも。

ドイツで3社ほど違う会社を経験しましたが、どこにおいても、医者の診断書にもとづき1週間欠勤します、というメールが回ってくるのは日常茶飯事で、会社を休むことで嫌がらせを受けたりすることはありません。
もちろん嫌味を言う変な上司もいるかもしれませんが、一般的に日本に比べたら格別に休みやすい雰囲気だと思います。
タダの風邪でもこのような感じですから、ましてや新型コロナウィルスとなったら、自粛モードはすごいです。

日本ですこしづつ働き方革命が起きていたとしても、現時点では私の個人的な推測では、日本人はドイツ人の1.5~2倍くらい労働していると思います。
ドイツでは残業は平均的に少なく、育休を取る男性も多くいるし、休暇が年に25日くらいで未消化はほとんどありえないあることを考えると、拘束時間は日本より大幅に少ない。

でも日本とドイツのGDPを比べると、一人当たりの所得は1.15倍ちょっと。
日本人本当に割に合わないなあ。

頑張って働いて、感染覚悟で満員電車に乗って、もっと家族との時間を大切にしている国と稼いでいるお金は変わらない、じゃあ悲しすぎる。

ドイツはどうやって短時間でよい仕事を生み出しているのか?まあ何が良い仕事かという定義はありますが、ここでは稼いでいる、と言うことですね。


私の今までの感想では、ドイツ人は集中力がすごいです。

優先事項を決めたらぶれない、だらだら仕事しない。
はっきりものをいう、頭の中で考えすぎず、生産的に意見交換を行う。
役職に関係なく意見を言える、上司にも間違っていると言える。
それは無理な期限ですと言える。
といったところでしょうか。

アメリカでの経験でも似たようなことが言えますが、ドイツは特にぶれない、はっきりものをいう、のところが突出していると思います。

このような体質が、病気になったら治すことに専念するという習慣を可能にしているのだと思いますし、ハッキリものを言えることでのストレスの軽減は病気予防の第一歩だと思います。

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