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肌に直接触れるモノをつくる場所


休職も間も無く終わりを迎える頃、ふと、やったことのないことをやってみたくなった。
日がな一日ふとんにこもっている時間が惜しくなったのかもしれないし、しっかり休んだおかげで元気が出たからかもしれない。我がことながら理由はわからないけれど、気持ちだけが溢れ出たので、石鹸工場の見学に行くことにした。 

石鹸工場を選んだのは、友達からプレゼントされた石鹸がとても良い匂いで、その石鹸を作った会社がオープンファクトリーを開催していると知ったからだ。布団の中で目的もなく見ていたインスタグラムで得た情報の中の一つだったけど、やる気が溢れた時、最初に頭に浮かんだのがそれだった。


東京都墨田区に工場を持つ、松山油脂さん。

工場見学は事前抽選が必要だけど、オープンファクトリーの日は工場の外にお店が出るのでそこに立ち寄ることもできる。

墨田工場で見られるのは、窯焚きの様子と石鹸の枠練り。
それが一体何なのかは、松山油脂のInstagramで紹介されているのでそちらを見てほしい。


石鹸工場は思っていたよりもコンパクト。
どうやって石鹸が作られるのか、どんな機械を使うのか、人の手が必要な工程は。
そんな説明を受けながら、歩いてめぐる。
石鹸を作る工程だけでなく、どんな衛生管理がされているのかも教えてくれる。


石鹸が完成するまでには、たくさんの工程がある。
機械と人が一つ一つの工程を丁寧に行なって、ようやく売り場に並ぶ石鹸が完成する。
私の肌に触れる石鹸は、その丁寧な仕事の結晶なのだ。

その丁寧さを近くで見ることができたことは、社会に戻る私にとってはとてもありがたい時間で、社会復帰前でナーバスになっていた私の心をほぐしてくれた。


そこからすっかりファンになり、帰りのファクトリーセールで購入したハンドソープやスキンケアは今でも愛用している。
手に取りやすい価格帯で、日常的に使うのに抵抗がないところが良い。
スキンケアを買いに行く元気がなくても、詰め替え用なら送料無料でネットで買えるのもすごく良い。


総じて、松山油脂さんの製品はすごく良いので皆様是非お手に取ってみてほしい。

あなたのそばに、松山油脂を。





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