見出し画像

休職中でも楽しく読めるお仕事漫画こと「税金で買った本」のこと




休職初期、布団からから出るのにもたくさんのパワーが必要だった頃、貪るようにアプリで漫画を読んでいた。
いろんなアプリを試した中で、特に気に入ったのがマガポケという講談社のアプリ。1つの無料チケットでちゃんと1話分読みきれるところとか、話買いでも購入したのと同じ扱いになるところとか、漫画の種類が豊富なところを重宝していた。

そんなお気に入りのマガポケでたくさん読んだ作品の中の一つが、この度「全国書店員が選ぶおすすめ漫画」に選ばれた。


"図書館お仕事漫画"のキャッチコピーを持つこの作品は、そのまま図書館で働く人たちを描いていて、連載としても面白いんだけどオムニバスとしても楽しめるのでさく読み派の方にもおすすめです。


▶︎あっさりあらすじ
「図書館」というだれもが一度は訪れたことのある場所で、一見図書館とは縁の薄そうなヤンキーくんが「なに?なんで?どうして?」攻撃を繰り出すので、図書館員たちが解決方法を教えたり、解決までの道筋を教えたり、一緒に解決したり、解決しないことに折り合いをつけたりする物語


主人公の石平くんがね、子どものなぜなぜ期かな??というくらいなんで?どうして?を繰り出すんですよ。そんでそれに、図書館員の早瀬丸さんや白井さん達が答えたり、石平くんが自分なりに答えを出したりするんですけど、それがめちゃくちゃ上質な学びだな〜と感心しちゃう。

石平くんのなぜ?は全部解決するわけじゃなくて、答えのない疑問も当然あるわけです。
で、解決しないことに対して難しい〜と思いながら思考は止めない。心の隅に留めておきながら、時間が経ってからまったく関係ないことを考えてる時に「それってあの時のあれにも繋がるな〜」と結びつけてる。めちゃくちゃ能動的。これぞ学び。


お仕事漫画なんだけど、学ぶって何だろうとか、税金をもらって働くことの難しさとか、好きを仕事にする苦悩とか、そういうものにも丁寧に向き合っている作品なので、図書館好きの方やお仕事漫画好きの方、ヒューマンドラマが好きな方におすすめです📖

この漫画の【36冊目】世界一美しい図書館の回についてはいろいろ思うところがあったので、いつか単体でnote書きたいな。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?