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夏の始めの読書日記 『好きよ、トウモロコシ。』ほか

積読が立派にたまり、並行で数冊を読むことにも慣れてきた今日このごろ、読書記録までためこむ前に書いておこうと思います。さすが読みたい本が手の届く場所にあるだけあって、読書が進んだ2ヶ月弱でした。


『好きよ、トウモロコシ。』中前結花

ぐっと心に残り、なんだか深く嫉妬すらするエッセイ。何度も噛み締めたくなります。多方面からおすすめされて読みましたが、私もおすすめしたい本になりました。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆

SNSで大変話題になっていた本書を読んでみました。

仕事に全身全霊をかけたい人を否定はしないけど、それはプライベートとのバランスを保つ人の迫害を許しているわけじゃない。そもそも、趣味や家族の時間を充実させようと思ったら、仕事ばかり四六時中しているわけにはいかない。

『amazonのすごい会議: ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法』佐藤将之

仕事で会議形態に違和感があって、アップデートの提案をするために読んだ一冊。アマゾン、一味も二味も違う!すごい!と思って早速真似しようと思ったのですが、パワーポイント資料に浸かり切った私は、箇条書きなしの文章で端的にわかりやすい説明を書くというあまりの難しさ、ハイレベルさに白目を剥くのでした。

『コーチングよりも大切な カウンセリングの技術』小倉広

仕事で人材開発領域に関わることになり、上司視点からの目線が欲しくて読んだ一冊。上司ガチャなんて言葉があるほど、確かに職場の風土や個人の働き方・成長度合いは上司に左右されることがあるのはきっと誰もが経験があるところ。他責思考はよくないと思うけれど、自分の上司がこんな人だったらいいよね、と思いながらカウンセリングの例を見るなどしました。

『いつか、アジアの街角で』中島京子ほか

アジアって、独特な匂いがするんだよね。そんなことを思い出して、今までに旅した国々に想いを馳せました。この暑い夏を、どこか違う国の空気に包まれながら、一期一会を楽しみたくなる、そんな短編集です。

『ナースの卯月に視えるもの』秋谷りんこ

noteで以前から拝見していたりんこさんのデビュー作。文庫、文庫ってすごい、、と震える手で書店の棚に見出し、この前やっと読めました。人生の最後にある優しさが通勤電話には眩しすぎて、何度か涙がこぼれました。出版後すぐに読めなかった自分にやきもきしていたのですが、大事にあたためて読めてよかった、と思った一冊です。

『機嫌のデザイン』秋田道夫

機嫌のいい人でいられるような、ちょっと余裕のある日々を送れるように、ゆとりのある大人になりたいと思うのでした。



最近は仕事関連の本も多く、想定よりたくさん読めました。読んだ本に関する感想記事もいくつか書けて嬉しい限りです。なぜか増えるばかりの積読を楽しみながら、この夏も本が読めれば嬉しいです。

▼前回のためにためた読書記録


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mayu
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