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2023年1〜3月に読んだ17冊とおすすめ紹介

こんにちは、まゆです。

読書記録をゆるりと続けていますが、気づけば2023年は3分の1がすぎていきそうです。おいおい、早すぎやしないか。

驚きのあまり筆が止まってしまいそうですが、今日は3月までに読んだ本を振り返っていきたいと思います。おすすめの紹介もしていくので、ぜひ楽しんでください。


不器用で生きづらいと感じる人へ

『ナナメの夕暮れ』若林正恭

オードリー若林さんのエッセイです。「なぜ自分だけがこんなに怖いのか。」日常での生きづらさ、わかってもらえなさを感じる方におすすめしたいです。

社会の中での自分を異質に感じても、過敏さに疲れても、それでもどうやら希望を持ってもいいのかも。そんな読後感を味わえます。

大切なものを失った人へ

『ミトンとふびん』吉本ばなな

喪失からすぐに立ち直れるほど、私たちは強くできていないなと最近すごく感じます。ボタンを常にかけちがえているような、噛み合わない日々が続いてしまうのです。

そんなとき、無理に前向きにしようとするのではなく、ただ流れていく時間を感じられる一冊です。

書くのをやめられない人へ

『三行で撃つ』近藤康太郎

仕事だとか趣味だとかを超越して、書くという表現こそ自分の存在そのもの、生きることそのものだと思っている人にはぜひ読んで欲しい一冊。

書くことにもっともっと本気になれるし、自分の文章の甘えを叩く技術を学べます。

好きだと伝える後押しがほしい人へ

『20代で得た知見』F

ミーハーかなと思って遠巻きに見ていましたが、読んでみたら良かったです。愛するものをちゃんと愛して、くだらないことを積み重ねて、絶望していても、きっと明日は続いていく、そう思えました。

わくわくと癒しがほしい旅人へ

『北欧こじらせ日記』週末北欧部chika 

大好きなものを追いかけて気づけば海外に。そんな感覚を何度でも呼び起こしてくれるエッセイ漫画です。余計な肩の力がぜんぶ抜けるイラストもおすすめ。私はフィンランドに行きたくてたまらなくなりました。

その他一気にご紹介

ここからは一気にご紹介します!

『口説き文句は決めている』夏生さえり

さえりさんの妄想ツイートを追っていた世代の方もいるのではないでしょうか。
きゅんが欲しい方にぜひおすすめしたいです。短編になっているのでほんの少しずつの「キュン」補給ができますよ。

『白河夜船』吉本ばなな

何かを失ったときにいつもそこにあってくれる。励ますでもなく、悲しむでもなく、そのぬるま湯のようなあたたかさに懐かしさを覚える人もいると思います。人間の不完全さを、優しい言葉で読んでください。

『大人になってやめたこと』一田憲子

私にはまだやめられそうにないこと、やめていいのかもと思うこと。著者がやめたたくさんのことが綴られています。何かをやめるのも、もしかしたら怖いことではなくって楽しみに近付くということなのかもしれません。

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』大前粟生

ぬいぐるみとしゃべる人たちの集まるサークルでの人間関係を描いているお話。強くなきゃいけないと、自分の中に気負いを感じたら読みたい一冊。

『もう一杯、飲む?』角田光代他

お酒を巡る9つのお話。この人の表現が好きかも、に出会えるのも、オムニバス作品の魅力の一つですね。

『それでも俺は、妻としたい』足立紳

タイトルの通りで目玉が飛び出そうになる、ほぼ実話という驚きの一作。最低だ!と思うか、純粋に笑えるのかは読んでみてのお楽しみ。ダメ男っぷりの衝撃だけは保証つき。

『水は海に向かって流れる』田島列島

珍しく漫画です。友人におすすめされて読みました。ものすごくスッキリするわけではないから、裏切りや怒りや寂しさを静かに消化しているところです。

『もしも徳川家康が総理大臣だったら』眞邊明人

コロナ禍で総理大臣が亡くなった日本に、歴史上の偉人をAIで復活させて最強内閣を作るというお話。政治や会社や組織に漫然と不満がある人には特におすすめ。歴史に詳しくなくても読めます。

『東大生が日本を100人の島に例えたら経済がわかった!』ムギタロー

基礎を知りたくて読んだ本です。税収って財源じゃないんだよ、に疑問を感じた方は読むといいかもしれません。入門書です。

『よみがえる変態』星野源

星野源ってこんな壮絶な経験をしていたの!?と衝撃的で、今までより星野源を好きになりました。そして、なぜこんなに変態的でもスマートなのか。不思議さに迫るエッセイです。

『むらさきのスカートの女』今村夏子

何も起こらないのに面白い、という帯の言葉に釣られて読みましたが、本当に平坦な誰かの日常なのです。でも、とにかく落ち着かない読後感にそわそわします。怖かったり気持ち悪かったりするわけではなく、でもすっきりしない、そんな新感覚をどうぞ。

『漢方の暮らし365日』川手鮎子

祖母が一人暮らしの私を案じてプレゼントしてくれた本です。まさに、暮らしの知恵やちょっと不調の時に気をつけたいことなんかが、1日1ページずつ書かれています。体を大事に過ごしましょうね。


今回も素敵な本との出会いがたくさんありました。読んでみるからこそ、自分の好みもわかるし、新しい発見にもつながるんだよなあと毎回思います。

4月以降も、公私ともに少し忙しい日々が続いていますが、なんとか言葉には触れていたいと思っています。

皆さんにも素敵な本との出会いがありますように!

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mayu
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